バイオ関連銘柄 相場雑感と注目銘柄

CPIは9カ月連続で鈍化!市場予想を下回る!日経平均株価は上を目指す展開か!注目銘柄DNAチップ研究所(2397)

昨晩は投資家注目の米CPI(消費者物価指数)が発表となりましたね。

3月の米CPI(消費者物価指数)は上昇率が5.0%と2月6.0%でしたので、伸びは前月実績から減速と9カ月連続で鈍化し市場予想5.1%を下回りました。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は5.6%上昇と前月から小幅に加速となりました。

FRBによる積極的な利上げに対する懸念が後退する内容でしたので、米国市場スタートして朝方は買い優勢で推移となっていましたが、次第に上げ幅を縮小、一時マイナス圏に突入、その後3月のFOMC議事要旨もハト派内容でしたので一旦反発を見せましたが、14日に主力銀行の決算を始め決算シーズンに突入しますので、方向感のない展開、引けにかけては売りが入りNYダウは前日比-38.29ドル、終値33,646.50ドルと5営業日ぶりの反落、ナスダック総合指数は半導体株が軟調、引けにかけて売りが入り前日比-102.54ポイント、終値11,929.34ポイントと3日続落となりました。

米国市場の動きを筆者はこう見る!

CPIの結果は問題ない内容でしたし、3月のFOMC議事要旨も米銀の経営破綻後の会合だったこともあり、ハト派の内容となってはいました。ですが、今後相場をクラッシュさせた大手銀行株の決算ですからね。経済指標も雇用統計は問題なかったですが、まだ経済的に不安がある状況で決算シーズン突入となりますので決算への懸念は拭えないと言えますね。

ただNYダウも5営業日ぶりの反落ですので、単純に利益確定売りがでたと言える水準と言えます。ナスダック総合指数も半導体株やテスラの下げでというところがありますので、CPIの結果問題なかったのに下げた~と不安を感じている投資家も多いでしょうが、現状はそこまで心配する様な感じではないです。

日本株は米主要3指標が下落でも日経平均株価は28,000円を維持して底堅く推移!グロース株もしっかりの動き!

日本株は米主要3指標が下落を受けて、寄付きは幅広い銘柄が売られてのスタートとなりました。

米国市場でSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が1.8%下落し、指数寄与度の大きい半導体関連株が売られ日経平均株価は寄付き27,952.58円と節目の28,000円を割り込みましたが、売り一巡後はNYダウ先物や主要なハイテク株で構成する米ナスダック100株価指数の先物が上昇したことが安心感となり反発、東証プライムの値上がり942銘柄、値下がり787銘柄、スタンダード市場は、値上がり639銘柄、値下がり588銘柄、東証グロース市場は、値上がり248銘柄、値下がり244銘柄と終わってみれば日経平均株価、TOPIX、スタンダード、グロースと全市場が上昇となりました。

日経平均株価は終値28156.97円、前日比+74.27円と大きな上昇ではありませんが、やはり底堅いですね。

個別銘柄ではトレファク(3093)が中計目標値は大幅に上方修正、廣済堂(7868)が新中計の数値目標などを好材料視されてストップ高となっていましたが、業績良いものが買われていますね。昨日記載したシリコンスタジオ(3907)は上昇して利益確定売りが入って下落となりましたがこれは売り一巡後にまた急騰する気がしています。

後はJHD(2721)がSTOP安となっていましたが、大口投げからのイナゴの投げ売りという動きですが、これも売り一巡したら狙いたいところでうs。

日本株の動きを筆者はこう見る!

日経平均株価も28,000円は下値として意識されているのが確認できましたが、どうしても今の位置は売りが入りやすく上値は重たいです。空売り比率41.9ですので一回押し目がないと…というところはありますが、今の動きで空売り比率が増えていけば今度はこそ29,000円突破もありえそうです。

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注目の銘柄ですが、DNAチップ研究所がそろそろ…急騰の見込みがありそうですので記載します。

億トレサラリーマンの注目銘柄 DNAチップ研究所(2397)

DNAチップ研究所は東証スタンダード上場、1999年に創設、米国アジレント社製DNAチップや次世代シークエンサーを用いた遺伝子解析受託を主力とするバイオベンチャー企業です。

遺伝子解析の顧客は大学、研究機関、製薬・食品企業が多く、診断事業の研究開発にも注力しており、患者の負担が少なくて済む、血液を用いて肺がんの遺伝子変異を検査する「EGFRリキッド」の市場への普及を最優先事項として取り組んでおり、リウマチ、うつ病などのアルツハイマー病の診断メニューも研究中

同社のテーマですが「遺伝子解析サービス」 「バイオ関連」 「メタボリック対策」 「試験・検査・計測」 「遺伝子検査」 「モノクローナル抗体」 「バイオマーカー」 「DNAチップ」 「MEMS」 「再生医療」 「がん最先端治療」に該当します。

保有ブランドは「肺がんコンパクトパネル」となります。

依存先は岩井化学薬品(7.2%) 田辺三菱製薬「三菱ケミG」 (10.6%)となります。

DNAチップ研究所(2397)肺がんコンパクトパネルの承認、三井化学との業務提携により人気化!

DNAチップスは1月24日に三井化学(4183)との資本業務提携から人気化していますが、三井化学に第三者割当で新株を発行、三井化学は発行済み株式数の8.24%を保有との提携と希薄化とはなります。

ですが第三者割当して診断事業における開発アイテムに関する協業ですし、時価総額6000億円を超える三井化学との提携は時価総額60億程度の同社からすると好材料ですね。

国内の肺がんパネル検査での売上で来期の黒字化が濃厚!3月、4月で「追加承認で上乗せ」でさらなる上昇も!

DNAチップスがぶっ飛ぶ要素満載というポイントですが、「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」が保険適用されたと発表したところでしょう!

日本の年間新規肺がん患者数は13万人と言われていますが、同社の「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」のシェアは予測では、2/10に保険適用で承認された検査費用は11,000点と言われていますので、11,000点の半分と考えても1点=10円ならば5万人で55億円の売り上げとなります。

3月、4月で「追加承認で上乗せ」するとも言われていますが、国内の肺がんパネル検査での売上予測は大きくなり、三井化学との提携で世界の市場を狙えるというのも大きなポイントと言えます。三井化学との提携で肺がん以外のがん検査市場も獲得できるようになるとも考えられますので、来期の黒字化が濃厚と言われております。

何よりも代表的ドライバー遺伝子である4遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定を行うことが可能となっており、今回の申請はこれら4遺伝子に加えて3遺伝子の変異検出と薬剤の適応判定の機能を追加するための一部変更申請になります。

DNAチップ研究所(2397)時価総額100億円どころか…200億円、300億円の可能性を秘める!

チャートは売り物もそろそろ出そろったかな?という形になっています、決算を4月27日に控えていますが、3月22日に下方修正を発表していますので、大きな下振れがあるというのは考えにくいです。

「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システムの追加承認で上乗せ」となれば11,000点から20,000点に跳ね上がりますので、シェア3割近くだけでも国内売り上げ100億円に達する可能性があります。

そして国内シェア7~8割とも言われておりますので、もしもそうなれば…時価総額200億円~300億円も短期的に射程圏内に入りますので今後も注目のバイオ株と言えるのではないでしょうか。

※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。

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