
※2025年9月12日のデータを参照しています
こんにちは、億トレサラリーマンです。
昨今、DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉をよく目にするかと思います。
株式投資をしている人なら知っていて当然な言葉ですが、簡単にいうとデジタル技術を活用して業務や組織を変革することを指します。
ここ数年でDXがこれだけトレンドに上がってきている背景には以下のような理由があります。
- 「2025年の崖」問題
経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」問題。
多くの日本企業が抱える老朽化・複雑化した既存のシステムが、業務の効率を妨げ、維持管理コストを増大させているという問題です。このことが要因となって、国際競争に遅れを取る、また、ビジネスの停滞やシステム障害のリスクが高まると懸念されていて、DXによる抜本的な変革が必要とされています。 - 新型コロナウイルスのパンデミック
2020年頃に起きた新型コロナウイルスによるパンデミックにより、多くの企業がテレワークやオンラインでの業務対応をしなくてはならなくなりました。このとき、デジタル化への対応が遅れていた企業のなかには、事業継続の危機にまで瀕した企業もありました。この経験から、デジタル技術を活用した事業モデルへの変革が必要だという認識が一気に広まることになりました。 - 少子高齢化に伴う労働力不足
日本における少子高齢化問題はかなり深刻な人手不足を引き起こしています。DXを推進することで、AIやロボティクスによる業務の自動化・効率化をはかり、少ない人員でも生産性を維持または向上させることが必要とされています。 - 顧客ニーズの変化と多様化
昨今の消費者の行動はスマートフォンやインターネットの普及による大きく変化しています。企業は、データ分析を通じて顧客ニーズを深く理解し、よりパーソナライズされた製品やサービスを提供することが求められている時代に突入しています。DXは、こうした変化に対応し、新しい顧客体験やビジネスモデルを創出するための鍵とも言われています。
このような要因から、企業は単にIT導入をするだけではなく、企業文化やビジネスモデルそのものを変革するためのDXが企業にとっての最重要課題であると認識されるようになってきています。
こうなると当然のことながら、DXやICTシステムの設計・開発、導入支援や運用などを行う企業には追い風となる環境になっていることが分かります。
今回の記事では、こうした背景から【注目テーマ株】DXの波に乗る好業績&高値更新の厳選株価上昇期待銘柄をご紹介します。時代の追い風をしっかりと受けて業績を着実に伸ばしていて、今後の株価上昇に期待ができる銘柄を厳選しましたので、投資先選定の参考にしていただければと思います。
【注目テーマ株】DXの波に乗る好業績&高値更新の厳選株価上昇期待銘柄
◆シーイーシー(9692)

東証プライム|PER15.2倍|PBR1.91倍|利回り2.67%|時価総額877億円
※2025年9月12日のデータを参照しています
◆シーイーシー(9692)の企業概要・主力事業や強み
シーイーシー(9692)は、1968年設立の独立系ICTシステムサービス企業です。
主力は製造業や流通業向けのシステムインテグレーションで、デジタルインダストリー分野やクラウド・セキュリティなど幅広い領域に対応しています。特にスマートファクトリーやAI外観検査といった独自プロダクトが大きな強みです。
老舗独立系SIとしての新規開拓力と既存顧客との長年の信頼関係を築いており、トヨタグループをはじめ大手製造業を顧客に持つ安定基盤が大きな魅力です。さらにDX、クラウド化、セキュリティ対応といった最新ニーズに応える提案力で、独立系SIの中でも高く評価されています。
◆直近の業績推移と要因
シーイーシー(9692)は、9月11日取引終了後に26年1月期の連結業績予想について上方修正を発表しています。
直近の業績については以下のとおりです。
決算期 | 売上高(億円) 前期比 |
営業利益(億円) 前期比 |
経常利益(億円) 前期比 |
---|---|---|---|
2022.01 | 452.2 | 42.1 | 42.8 |
2023.01 | 482.1 | 43.7 | 44.1 |
2024.01 | 531.2 | 63.6 | 64.1 |
2025.01 | 562.1 | 67.0 | 68.1 |
2026.01(予想) | 620.0 +10.3% |
69.0 +3.0% |
69.6 +2.2% |
業績予想の修正の主な要因としては、自動車産業向けや官公庁・自治体を中心としたDX推進に伴うICT投資の増加や、大型案件の受注増加だとのこと。
時代の潮流にしっかりと乗り、業績を上向きのトレンドに乗せている例と言えるでしょう。
◆株価推移
9月12日、大幅続伸して19年7月以来約6年ぶりに高値をつけています。
足元の株価は、2400円台をしっかりと固めつつあり、中長期的に上値を狙える展開に入ってきたように見えます。業績面ではDXやICT投資といった成長テーマを背景に、安定的な収益基盤を築いており、今後も拡大余地が十分にある分野といえるでしょう。
下値は2200円近辺がサポートとして意識されやすく、リスクは限定的。上値はまず2600円台が視野に入り、その先は投資資金の流入次第で3000円を狙う大相場に発展する可能性もあります。
すでに株価は右肩上がりのトレンドを維持しており、調整局面を挟みながらも上昇基調が続いている点は強みです。中長期でじっくり仕込み、成長テーマと業績拡大を追い風にもう一段の上昇を期待できる銘柄だと思います。
まとめ
企業にとって、DXやICT投資はもはや不可欠な経営戦略となっています。
レガシーシステムからの脱却や、AI・データ活用による新たなビジネスモデル創出は、企業の競争力を決定づける要因となることでしょう。こうした変革の流れから、DXやICTシステムの設計・開発、導入支援や運用などを行う企業は将来的な成長期待が高まり、株式市場でも中長期的な投資テーマとして注目を集める可能性が高いと思います。
他にもいろいろな関連銘柄があるとは思いますが、その企業の将来性や成長性を見極めながら、資産形成のために積極的に取り組んでいきましょう!
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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