
※2025年7月18日のデータを参照しています
こんにちは、億トレサラリーマンです。
2025年7月17日、AI技術を活用した先進的な社会インフラソリューションで市場の注目を集めている銘柄がストップ高まで急騰しました。その銘柄とは、Hmcomm(265A)。今回は、AI関連銘柄として再評価の動きが強まりつつある同社にスポットを当て、話題となっている新たな材料や株価の動向について詳しく解説していきます。
官民連携で「衛星×音響AI」による漏水検知へ!話題の材料とは?
今回注目されたきっかけは、7月17日に発表されたニュースリリースです。
Hmcommは、滋賀県守山市が公募した「官民連携プロジェクトサポート事業」において、自社の「衛星データ×FAST-D漏水検知システム」が採択されたと発表しました。
この取り組みでは、まず衛星データや地理空間情報を用いて漏水の可能性が高いエリアを抽出し、その後、同社の異音検知AI「FAST-D」を現場に導入。地中の漏水音を検知・分析することで、漏水兆候を把握し、優先的な修繕エリアを可視化するというものです。
従来の点検作業よりも圧倒的に効率的で、非破壊かつ高精度に漏水を検出できる点が大きなポイント。この実証実験で得られた知見は、今後全国の自治体への横展開も視野に入れており、官民連携でのインフラ保全モデルとして大きな注目を集めています。
なぜHmcomm(265A)が注目されるのか?
背景には、全国的な下水道管の老朽化問題があります。日本では高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が急速に進み、下水道管の破損による道路陥没事故などが各地で多発。政府もこれを重大なインフラリスクと捉え、早急な点検・修繕体制の強化を推進しています。
従来の点検は人手と時間がかかり、コスト負担も大きいため、AIと衛星データを活用した非破壊・高精度なソリューションは、まさに時代の要請に合致した技術と言えるでしょう。
この技術が本格的に普及すれば、道路陥没などの事故を未然に防ぎ、行政コストの大幅削減にもつながることから、政府・自治体からの需要が拡大する可能性が高いと考えられます。
こうした背景と今回の材料を受け、「下水道関連」「AI関連」銘柄としての再評価が進み、投資資金が一気に流入したとみられています。
Hmcomm(265A)の企業概要と強み
Hmcommは、2012年7月に設立された「音×AI」分野のスペシャリスト企業です。本社は東京都港区芝大門に構え、従業員数は約40名前後と少数精鋭。東京証券取引所グロース市場に上場しており、今後の成長が期待されるスタートアップの一つです。
主力プロダクトと事業領域
Hmcommの中核を成すのが、「音」に特化したAIプロダクトとソリューション事業です。具体的には以下のような製品を展開しています。
- Voice Contact:コールセンター向け音声認識AI
- Terry:自動音声応答AI
- ZMEETING:会議のAI議事録作成支援
- FAST-D:インフラや工場向けの異音検知AI
また、顧客の業務課題に応じたAIカスタマイズ開発やDX(デジタルトランスフォーメーション)支援も手がけており、現場の実情に即した導入支援が強みです。
技術的優位性と差別化ポイント
Hmcommの大きな特徴は、産総研(国立研究開発法人産業技術総合研究所)発のベンチャーであるという点。高度な音響解析や音声認識の研究成果を商用化しており、独自技術と高い精度のAI分析力を持っています。
また、多くのAI企業が汎用パッケージを展開する中で、Hmcommは顧客ごとにカスタマイズ開発を行える点が大きな強みです。例えば、製造現場の異音検知や、コールセンター業務の自動化など、現場課題に寄り添う柔軟性が評価されています。
幅広い業界での導入実績
Hmcommの技術は、通信、製造業、インフラ(水道・鉄道など)といった様々な業界で採用されています。単なる業務効率化にとどまらず、社会インフラの安全性や品質向上にも寄与しており、社会課題の解決にも貢献しています。
成長企業としての魅力
ベンチャー企業ならではの開発スピードとイノベーション志向も魅力の一つ。先端領域への挑戦を楽しむ企業文化を持ち、急速に進化するAI業界の中でも存在感を高めています。音響AIというユニークな技術をベースに、社会インフラという巨大市場に挑戦する日本発の成長株で、今回の滋賀県守山市との実証実験は、その技術が現場でどこまで通用するかを示す大きな一歩であり、成功すれば全国自治体へと広がる可能性も十分。下水道関連のインフラ更新が急務となっている日本において、まさに時代に必要とされる銘柄と言えるでしょう。
AI関連、インフラ関連、自治体連携という複数のテーマ性を持つHmcommは、今後も注目を集める有望な銘柄として、投資家のウォッチリストに入れておきたい存在です。
株価はストップ高!今後の展開と投資視点は?
Hmcomm(265A)

東証グロース|PER43.4倍|PBR2.18倍|利回り-%|時価総額37.3億円
Hmcomm(265A)の株価動向
調整局面を経て、直近では75日線に近づきながら高値を更新し、出来高も急増しており、トレンド転換の初動にある可能性が高いです。
移動平均線が収束から拡散し始め、特に5日線が25日線・75日線を上抜ける動きを見せていることから、短期的な上昇圧力が強まっています。今回の急騰は売り枯れの中での需給転換を示唆しており、材料やテーマ性が加われば中長期での人気化が期待されます。
上値余地としては直近高値の950円を突破すれば1,000円、過去の高値圏である1,100円〜1,200円までの上昇も視野に入ります。下値は800円前後が支持線となりやすく、調整があっても25日線や75日線が下支えとして機能する展開が想定されます。継続的な出来高増とともに節目を抜けていく動きが続けば、仕手化やテーマ株化によって大相場へと発展する可能性も十分にあり、今後の値動きには注目が集まります。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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