昨晩の米国市場は、米金融大手のゴールドマン・サックスの決算がありましたが、金融不安を背景に債券や株式の取り引き収入が落ち込んだことなどから減収減益となりました。主力の投資銀行業務の不振となっておりソロモンCEOは「景気の先行きへの警戒を続ける」と悲観的な見方を示しました。
これを受けて同銘柄は下落となりましたが、他銀行株に飛び火するということは見られず全体としては底堅い推移となりました。
セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は、ロイターのインタビューで、インフレ高止まりへの懸念を改めて示し、利上げを継続する必要性を強調していましたが、市場はFRB高官による利上げ懸念が出ても動じずという動き、NYダウは終値33,976.63ドル、前日比-10.55ドル、ナスダック総合指数はアナリストが投資判断を引き上げたエヌビディアが上昇し、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は前日比0.36%高の3,077.72ポイントと上昇となりましたが、テスラが下落したことから終値12,153.41ポイント、前日比-4.31ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
米国市場の決算シーズンですので様子見姿勢は強いですが、悪材料も反応がなくなっています。何よりもネットフリックスが引け後に売上高が予想を下回ったことで一時10%超急落していましたが、その後は下落幅を1%未満に縮小しています。
「主力企業の決算が出揃うまでは…」という見方から個人投資家は見送っている動きもありますが、買いを入れている機関は多そうです。4月は株高とは言いますが、まさに相場格言通りとなっています。
NYダウのチャートを見ると高値での揉み合いとなっていますが、相場の勢い的にもう一発上昇はありそうです。ですが仮想通貨も米コインベースが米国から撤退を視野に入れるなどの内容からドスンときて不穏な動きをしていますので打診程度ならいいでしょうが、方向感が出るまでは無理をするべきではないと思います。
日経平均株価は連騰は8連騰でストップするも押し目買い意欲は十分な動き!
日本株は2022年8月22日以来となる高値圏まで浮上してきた事から買い方としても一旦の利益を確定売りが入り、8連騰でストップとなりました。
日経平均株価は28,606.76円、前日比-52.07円、TOPIXも終値2,040.38ポイントと前日比-0.51ポイントとなりましたが、東証プライムの値上がり値上がり638銘柄、値下がりは1,081銘柄、変わらずは116銘柄。スタンダード市場は、値上がり547銘柄、値下がり666銘柄、東証グロース市場は、値上がり221銘柄、値下がり274銘柄となりました。
この上昇トレンドで買えていないという投資家も多く目先トレンドが崩れるまではついていく動きが下支え要因となっていますが、買い方からしてもここから上値を買い向かうには少々厳しく、出来れば押し目が欲しいという状況ですので膠着状態となっていますね。
日本株の動きを筆者はこう見る!
米国株がまちまちの動きとなり手掛かりを欠くなか、8連騰を経た高値警戒感から利益確定売りが優勢とはなりましたが、依然として強いです。
ただ、「米国市場同様に方向感がでない動きですので、やはり押し目がないと…」という域には達しているかなと思います。基本姿勢は変わらず上昇トレンドに乗っていくで宜しいかと思いますが、連騰もストップしましたので上値追いで高値を追随して買っていくというのはやはりリスキーかと思います。
トレンドが崩れますと高PERの強い上昇を続けていた銘柄は一気に売られる可能性が高いですし、日本株も今後決算がありますので枚数管理をして逆指値をしっかり入れてトレンドに乗っていく姿勢で取り組んでいきましょう。
空売り比率は41.6となっています。昨日よりも1.6上昇となりましたが、やはり買いが怖い位置となっています。
ヘッジポジションとしては「急落の可能性も考えて、【1357】ダブルインバースなどを入れておくというのも宜しいかと思います」と昨日も記載しましたが、引き続きダブルインバースは上昇したら買っていくというのが良いかなと思っています。
3月訪日外国人がコロナ前の水準に回復!インバウンド関連銘柄に勝機!
注目のニュースでは訪日外国人客数が発表されましたが、3月の訪日客数は181.7万人と、コロナ前の2019年3月の66%と回復しています。コロナ前の水準を上回る国・地域も増えてきており、最多の韓国は46.6万人で、19年3月の8割の水準に回復しています。続いて米国の20.3万人(15%増)のほか、ベトナムの5.3万人(12%増)や中東の1.2万人(5%増)などでコロナ前を上回っています。
インバウンド需要最大と言われる中国ですが、中国政府は日本への団体旅行を許可しておらず「本格的な需要回復には至っていない」状況ですので日本への団体旅行が解禁が加わっていくと考えますとインバウンド関連は盛り上がりが期待できます。
※「PR yahooファイナンス1位の実績!明日の銘柄も注目!」
そこでインバウンド関連の中でも年初来高値更新して有望視できる銘柄を記載致します。
億トレサラリーマンの注目銘柄 エアトリ(6191)
エアトリは東証プライム上場、国内航空券や海外ホテルを中心に旅行商品の販売を行うオンライン旅行の航空券予約サイト「エアトリ」を運営、旅行に加えてメディアやオフショア開発、投資事業も展開する企業です。
同社のテーマですが「アジア関連」 「ベトナム関連」 「投資事業」 「レンタル」 「ソフト・システム開発」 「レジャー・リゾート」 「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」 「インバウンド」 「旅行」 「国際会計基準」 「情報配信」 「オフショア開発」 「旅行サイト」 「ウェブサービス」 「IT関連」 「民泊」 「人工知能」 「シェアリングエコノミー」 「10連休」 「Society5.0」 「チャット」 「チャットボット」 「Wi-Fi」 「親子上場」 「Go To トラベル」 に該当します。
保有ブランドは「まぐまぐニュース」 「まぐまぐ!」 「エアトリ」 「エアトリプラス」 「エアトリ国内ホテル」 「エアトリ国内・海外ホテル」 「エアトリ民泊」 「エアーズゲート」 「ジモトのココロ」 「トリップスター」 「ニーズツアー」 「マイン」 「マネーボイス」 「旅ウェブ」 「旅プロビーティーエム」 「旅Pro-BTM」 「空旅.com」 「AirTrip」 「AirTrip民泊」 「CAS Tour」 「e航空券.com」 「MAG2NEWS」 「mine」 「MONEY VOICE」 「NEEDS TOUR」 「TRIP STAR」となります。
エアトリはインバウンド需要から業績急拡大の期待は十分!
直近の決算でも営業利益は従来予想の10億円から16億円、前期比28.7%減にまで増額修正。第2四半期に入って以降、全国旅行支援の継続などで、特に国内旅行分野における旅行需要がさらに回復傾向にあり、海外旅行分野も回復傾向となっており新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした逆風環境から離脱し、足もとでは訪日外国人観光客急増によるインバウンド需要の復活からも業績への期待は十分です。
政府の中国からの入国者に対する水際規制緩和は一段のプラス材料となる。提携戦略にも積極的で新興航空会社のスターフライヤー(9206)とは地方路線集客で協業体制にありますので国内、国外と需要が高まると言えます。
岩井コスモ証券は2日、同社株の投資判断「A」と目標株価3300円を継続!
2023年9月期業績予想の修正を発表。売上収益は170億円から190億円、営業利益を10億円から16億円に上方修正した事から、岩井コスモ証券では新型コロナ5類移行やインバウンド再開も追い風となり業績の期待から目標株価を3300円としています。
チャートを見ましても1月30日に付けた2756円を突破して、年初来高値を更新と上値追いの姿勢を強めています。何よりも週足を見ますとまだまだ出遅れた位置にあり上昇の見込みは高いと言えます。
インバウンド需要の高まりから岩井コスモ証券の目標株価としています3300円も可能性は十分秘めていると言えますので注目の銘柄として記載致します。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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