米国債格下げ

格付け会社フィッチ・レーティングスが米国債を「AAA→AA」に格下げ!米国債格下げで日本株の懸念を億トレが説明します!

米国市場はNYダウは、建設大手のキャタピラーなどの決算が好感されて続伸していましたが、ナスダック総合指数は決算前のアマゾンが売られテスラや半導体大手のエヌビディアなどが売られました。NYダウは終値35,630.68ドル、前日比+71.15ドル、ナスダック総合指数は終値14,283.91ポイント、前日比-62.11ポイントとなりました。

米国市場の動きを筆者はこう見る!

米主力ハイテク株のアップル、アマゾンといった企業の決算もですが、週末には雇用統計があります。相場を左右する大型株の決算もですがイベント前に上がっていると利益確定売りが出やすいというところがあります。

注意ポイントですが、大手格付け会社フィッチ・レーティングスが朝6時に、米国の長期外貨建て債格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたと発表しています。

フィッチ・レーティングスは1994年から米国のAAA格付けを維持してきましたが、「米国の格下げは今後3年で予想される財政状況の悪化、高水準で拡大しつつある一般政府債務負担、過去20年間の他のAAおよびAAA格付け諸国・地域と比較したガバナンス(統治)の低下を反映している」と発表資料で説明しています。

確かに米景気は今後ソフトランディングしていくと言われていますが、30年振りに米国債を格下げにするというのは、投資家メンタルに悪影響を及ぼすと言えますね。

この格下げに対してバイデン政権は異論を唱えており、イエレン米財務長官は「強く異議を唱える」と発言しています。

まあそりゃ米国債の格下げとなると…

と言いたいところですが、分からない方もいらっしゃるかと思いますので、米国債とは、米国債が格下げとなるとどうなるか?を簡単ではありますが説明致します。

米国債とは?

米国の財務省が市場から資金を調達するために発行する債券のことですが、米国政府と基軸通貨であるドルに対する高い信認を背景に、安定した投資商品として世界からマネーを集めています。

米国は、経済力、軍事力全てにおいて世界最大ですので、米国債は世界で最も安全な金融資産と言われている非常に信頼度の高い通貨と言えます。

9.11などアメリカ同時多発テロの時も、真っ先に再開したのは米国債市場だったことや、米国の債務上限問題でデフォルト懸念が金融市場の重しとなった時も、安全資産へのマネーシフトとなりました。

米国債市場は断トツの流動性を持ち、NY金融市場の心臓部と言われています。むしろ米国債が盤石だからこそ米国政府は多額の資金を手にすることができていると言えます。

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米国債が格下げとなるとどうなるの?

先程も触れましたが、米国債は「世界でもっとも安全と言われる資産です」この世界で最も安全な資産の評価が下がるとなりますと金融の混乱が起こる可能性があり、国債の元本償還や利払いに回す資金が調達できず債務不履行(デフォルト)に陥る懸念がでてきます。

つまりは国債の価値が下がるというのは、米国の信頼度が下がったと言って過言ではありません。

2011年に債務上限問題で米政権と野党が揉めた時は大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(現S&Pグローバル)が米国の格付けを最上位から「ダブルAプラス」へ1段階引き下げをした時は、世界的な株安が進行する金融ショックとなった過去があります。

さらにネガティブな見方をしますと、米企業の評価がAAAが多いのは、米国債がAAA評価だからというのが大きく、日本で超優良企業のトヨタ自動車がAAAとならないのは日本国債の評価が低いという部分もあります。

今回フィッチが格下げしましたが、ムーディーズやS&Pも格付けを下げますと米国の信頼度が下がりますので金融不安が広がると言えます。

米国債が格下げとなると日本株への影響は?

米国外で最も米国債の保有額が多いのはダントツで日本ですが1兆870億ドル(約150兆円)に達しており、次いで世界2位は中国の8690億ドルとなりますが、米国債が下落となれば、大量に保有している日本は多額の損失を被ると言えます。

株式投資でも大量保有している銘柄が下落となれば、大きな損失となります。日本株が急落しているというのは、米国債の大量保有者で、この格下げにより損失を受けやすいので売られているというのは間違いありません。

そして米中が緊迫している中で、万が一中国が米国債を大量に売却するという動きにでれば、中国も多額の損失となりますが、米国のデフォルトが真実味を帯びますので米国の信頼を一気に失墜させることができます。中国も米国債を保有を減らしているなどもありますので、警戒感を持たれていると言えますね。

米国債の格下げになると今後の株式市場の予想 まとめ

米国債の格下げは市場にとってマイナス要素でしかありません。問題点としては、このフィッチの格下げに次いで大手格付け会社がどう見ているのかというのが重要と言えます。

実際にフィッチは債務上限引き上げを巡る混乱を受けて、米国の格付け見通しを「ネガティブ」とし、状況次第で格下げの用意があると警告していたうえで、今回の格下げを行っていますので、ある程度想定はできたというところはあります。

銀行ショックの時も連鎖的な倒産懸念で市場がパニック売りとなりましたが、ここからムーディーズやS&Pが格下げに動くというとなりましたらパニック売りが加速するという可能性が高いというのは念頭に置いておくべきでしょう。

ただ基本的には私は連鎖的な格下げということは考えにくいと思っています。ただNYダウが13連騰した後にという部分もありますので、大きな押し目があったところで狙っていきたいと思っています。

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