8月相場が中々波乱のスタートとなっていますね。
昨晩の米国市場は大手格付け会社「フィッチ・レーティングス」の米国債を最も信頼度が高い「AAA」から「AA＋」に1段階引き下げたことから投資家心理を悪化、2011年に初めてアメリカ国債が格下げされたときは、世界で株価が下落した経緯もありパニック的な売りが入りました。
世界的にリスク回避の動きが広がり、欧州市場でも株価が大幅下落、米国市場もリスク回避の売りが出て大幅下落となりました。半導体株から景気敏感株と幅広い銘柄が売り込まれNYダウは終値35,282.52ドル、前日比-348.16ドル、ナスダック総合指数は、長期金利の上昇もありハイテク株全体が売られ、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)も前日比-3.80%と急落と売り込まれ終値13,973.45ポイント、前日比-310.47ポイントとなりました。
米国市場を筆者はこう見る！
パニック的な売りがでていますが、米国債の値動きに混乱はなく、為替市場でもドルが買われています。米国市場はここ最近で楽観視的な買いが続いてNYダウは13連騰していました。今回はまだ結果の見えないアップル、アマゾンと言った大型株の決算、米雇用統計といったイベントもありますので、今回の格下げでの利益確定が出るのを狙って一気に売り崩しがきたとも言えます。
イエレン米財務長官は、「米経済の強さを踏まえれば不可解だ」と声明を出し、今回の格下げが「完全に不適切」と明言。東部バージニア州マクリーンでの演説では、失業率が歴史的な低水準にとどまり、インフレ率も低下基調にあるといった「幅広い指標の改善を考慮していない」と訴えましたが、まあこれでどうなるという問題ではないですからね。
そして市場の懸念としては、フィッチ・レーティングスに続いて、格付け大手のムーディーズも米国債を格下げするという懸念を示しています。相次ぐ格下げは投資家心理を悪化させますので注意しながら取り組むのが宜しいかと思います。
日本株は米国債の格下げで世界的なパニック売りで大幅続落！日経平均株価は500円超え！
日本株は昨日大幅下落となりましたが、米国株式市場でも米国債の格下げを嫌気してNYダウが4営業日ぶりに反落、金利上昇を警戒してハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げがきつかったことから投げ売り続出となりました。
日銀の政策修正を背景に、日本株の雰囲気が悪くなってきているところでしたので投資家心理が一段の悪化となりましたが、ここ最近は押し目を買えば勝てる！そういう相場でしたので昨日の押し目で買った投資家も投げたという感じになっています。
日経平均株価は終値32,159.28円、前日比-548.41円、TOPIXは終値2,268.35ポイント、前日比-33.41ポイントとなりました。新興市場はスタンダード市場は、値上がり283銘柄、値下がり990銘柄、東証グロース市場は、値上がり99銘柄、値下がり425銘柄と共に値下がりが優勢でした。
日本株の動きを筆者はこう見る！
全体相場が一気に下落して特に新興市場はパニック的な売りがでていますが、空売り比率が37まで落ちていましたので、大きな売りも出る可能性があってもおかしくないと思っていましたが、「米国債の格下げ」はまさに青天の霹靂と言えますね。
夏枯れ相場と言われている中でも、力強い上昇が続いていた米国株が崩れたところで、日本株は日銀が「YCC(イールドカーブコントロール)」をしていましたので、より売られやすい状況だったとは言えますが、この連日の暴落はきついですね。
ただ日本株は円安基調もありますので、売られすぎというところがあり、今日の引け後の空売り比率を見ますと46.1と改善されています。
今の日本株にとっての最大の関心事は日本の長期金利動向にあると言えますが、これが米金利に連れ高となりますと、株式市場の不安定化リスクは否めなくなるようです。
後はやはり格付け大手のムーディーズが格下げするかもしれない！！
という懸念があり、2023年5月にもムーディーズは「米国が期日通り債務の支払いを続けると想定しているもののの、債務上限協議を行っている議員の公的な発言が格付け見通しの評価変更につながる可能性がある」と述べています。そして格付け見通しを安定的からネガティブに変更し、デフォルト発生前に行動する可能性があるとしていましたので、フィッチ・レーティングスに次いで格下げに動く可能性は確かに高まっています。
ですが、やはり売り物が出揃ったら買い場と見ていますし、空売り比率が50までいきましたら、そこからは強いリバウンドが期待できますのでその際にしっかりと買いで攻める準備をしておくべきかと思います。
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アレス投資顧問代表の阿部隆さんってどんな人？
会える投資顧問、アレスの代表者は阿部隆さん。どんな人がアレス投資顧問を率いているのか確認してみましょう。
プロフィール
アレス投資顧問代表の阿部隆さんは長野県出身、大学卒業後に上場金融企業で課長職を経験。その後独立系投資顧問会社で約12年間、トップアドバイザーとして営業記録を樹立。個人投資家向けの講演会で講師を務め、個人投資家の金融リテラシー向上をサポートするなど「会える投資顧問」を体現。2017年にアレス投資顧問株式会社を創業。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリストの資格を持っています。
阿部さんの人柄とポリシー
よく投資サイトでは、株価2倍になるという銘柄情報がありますが、アレス投資顧問代表の阿部さんとお話した時に印象的だったこと。
「株価2倍、3倍、テンバガーなど、そういう大きな事は言わない。堅実投資のスタイルで、お客様に合った銘柄を精査して提供する」
「お会いしてお話して、相場がいいときだけでなく、難しい状況でも、しっかりとサポートできるアドバイザーでありたいと考えている。」
とお話されていました。
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まとめ
アレス投資顧問は私も直接お会いし、その人柄に感銘を受けた投資顧問です。
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