株プロサラリーマンの相場雑感
先週末の米国市場は、注目される5月雇用統計は農業分野以外の就業者が前の月と比べて39万人増加、新型コロナウイルスの影響が薄れていて「接客・レジャー」「輸送・倉庫」「建設」など、幅広い分野で就業者が増加して失業率は3.6%と横ばい。雇用環境の着実な改善が鮮明となった事からFRBによる金融引き締めに対して積極的に動くとの見方から、消費関連やハイテク株と幅広い銘柄が売られNYダウは終値32,899.70ドル、前日比-348.58ドルとなりました。
ナスダック総合指数は、雇用統計の結果を受けて長期金利が2.98まで上昇、長期金利上昇から半導体のエヌビディアが売られフィラデルフィア半導体指数(SOX)が下落。自動運転のテスラも人員削減など成長の鈍化が懸念され-9%と大幅下落となり終値12,012.73ポイント、前日比-304.17ポイントとなりました。
ADP雇用統計と実際の雇用統計がまたもや差異が出る結果となりましたが、最近のADP雇用統計は本当にあてにしない方が良いですね。
米原油先物相場が午後の時間外取引で3カ月ぶりに1バレル120ドル台に上昇してより一層インフレ抑制のためにFRBがタカ派姿勢を強めて秋以降も利上げを続けるとの見方が広がりましたので、今はまだ米国株投資をするのは早いという感じがしますね。
週明けの日本株は、米国市場の不安定な動きから寄り付きは売り優勢のスタートとなりましたが、時間外のNYダウ先物が堅調推移となった事で売り一巡後は反発。
中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の上げも支えとなり、上げ幅を拡大して日経平均株価は終値27,915.89円、先週末比+154.32円、TOPIXは1,939.11ポイント、先週末比+5.97ポイントと続伸となりました。
新興市場は、寄り付き下落から反発。週末に売られていた銘柄に値ごろ感から買いが入り、個人投資家が勢い付く動きとなり東証スタンダード市場は値上がり銘柄数629、値下がり銘柄数510、東証グロース市場は値上がり銘柄数253、値下がり銘柄数181と、値上がりが優勢となりました。
米雇用統計の結果から米国株の投げ…と思ったら日経平均株価は3月30日以来およそ2カ月ぶりの高値ですからね。場中に28,000円到達しそうな勢いでしたが、日本株は選挙&インバウンド解禁など経済への期待&円安と材料が揃っていますからね。
金融所得課税に積極的だった岸田総理も、急に「貯蓄から投資へ」なんて言ってるのもどうかと思いますが、雰囲気がかなり良くなってきたのはいいですね!!
今日はメタバース関連の【4777】ガーラは週末にたHTML5ゲーム「Flyff Universe (フリフユニバース 以下 Flyff Universe)」につき まして、グローバルサービスの提供を6が鵜14日予定と発表した事から期待の買いが入りSTOP高となりましたね。勢い抜群ですが、信用規制がそろそろという懸念はありますね。ただ思惑の買いがまだまだきそうと見ています。

スマホ利用者向けに新聞、雑誌、ネットメディアなどと提携した記事配信を行うキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」を中心に、女性向け情報中心の「LUCRA(ルクラ)」、時事ニュース中心の「ニュースパス」などを展開する企業。
同社は記事閲覧データから個人の興味や関心についてのデータを蓄積、広告配信を最適化する技術に強みがあります。自社アプリ以外での広告配信を行うアドネットワーク事業も手掛けています。国内外の企業にも積極投資を展開しています。
同社も魅力的なポイントですが、インドでクレジットカードサービス「slice」を提供するGaragePreneursに対して強制転換条項付優先株式を取得しています。
「slice」は2021年4月に250万ユーザー、2021年12月には500万ユーザーと急拡大しておりユニコーン企業として世界のファンド注目の企業の一つです。GaragePreneursは昨年12月の評価額10億ドル突破によるユニコーン化から約6ヶ月、順調に成長を続け2020年12月からの一年間でAUM(貸出残高)が約480%成長するなど圧倒的な成長を継続しており、登録ユーザー、カード発行枚数も順調に伸長となっています。
急成長となっていますが、6月1日にGaragePreneursは、新ラウンドで約5,000万ドルの資金調達を発表しており、今後の業績への拡大が見込めますので筆頭株主のGunosyも大化けする可能性を秘めています。
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