相場雑感と注目銘柄

日本株へのリスクオン姿勢の動きが鮮明!パウエルFRB議長の議会証言を乗り切れば…株高に拍車も!

全体の雰囲気は本日も良いですね!

昨晩の米国市場は、朝方に1月の米製造業受注は前月比1.6%減と、市場予想をやや上回る内容とはなりましたが影響は特にない動き、パウエルFRB議長の議会証言を控えていますので売り買い拮抗の展開ではありましたが、音楽配信などサービス部門の収益拡大を見込み、ゴールドマン・サックスが「買い」で銘柄調査を始めたことからアップルの株価が上昇、コカ・コーラやビザ、製薬大手メルクなど値がさ株の上昇が安心感となり相場の下支えとなりました。

NYダウは上昇とはなりましたが、ナスダック総合指数は長期金利が上昇したことでハイテク株が売られ半導体株も軟調な推移となりました。市場は今日のパウエルFRB議長の議会証言待ちで様子見ムードですが、万が一という発言があったら…と懸念がある中で考えますと投資家マインドは買い意欲が強いと言えますね。

日本株は米主要3指標がまちまちな展開ではありましたが、寄付きは売り物もでましたがその後はしっかりの推移となりましたね。2日連続の大幅高の反動からもっと売られるかな?と思っていましたが、相場過熱を警戒した戻り待ちの売りや利益確定の売りが入っても、売られたところはすかさず拾われる動き、日本株の先高観が強まっていますがリスクオン姿勢の動きが鮮明となっていますね。

全体的にトレンド転換したと見ての買いが入っていますが、個人投資家も勢いが出てきていますので新興市場が強い動きとなっていますが、マザーズ指数のチャートを見ましても、これは強い上昇トレンドに入ったかも…というチャートとなっています。

窓開けというところだけは気にはなりますが、主要移動平均線もこれもう一発上昇となれば、ゴールデンクロス形成で800ポイント超えを一気に狙えるチャートなんですよね。

ボーナスステージ突入なんて声もありますが、昨日も記載しましたが、はっきり言いますがパウエルFRB議長の発言でいきなりちゃぶ台返しが起こってもおかしくない!

というのは念頭に入れておきましょう。株式相場はトレンドを読み切るというのが大事ですが、信用全開でイケイケで突っ込んで全体急落で全てなくなるというパターンは最悪ですし、グロース市場は個人投資家が多く小型株が多いのでメチャクチャな突っ込み方をしている投資家も数多いですので、信用買い残の多い銘柄は特に要注意しましょう。

日経平均株価も同様に上放れしてまだまだ飛びそうなチャートとはなっています↓

チャートは5日移動平均線との乖離がでてきてはおりますが、バリュー(割安)株や3月期末を睨んだ高い配当利回り銘柄への物色は続くと見られていますし、急落待ちをしている投資家も多そうですので大きく崩れるという感じはしません。ですが、信用売り残が極端に減ってきています。

空売り比率は定期的に記載していますが、40近辺までくるとドスンとくる傾向があります。ここからは上昇していってとしても空売り比率、後は日本株は円安恩恵が下支えとなっている傾向もありますので、「為替、空売り比率」は常に注意深く見ておくと宜しいかと思います。

テーマ株では東京都がEV充電器の増設に本腰を入れるとの報道や日経新聞でも「(EV充電器を)2年後に全国で初めて新築マンションへの設置を義務付けるのに先立ち、2023年度は中古マンション向けの補助上限を2倍超に引き上げる。30年時点で都内マンションに設置済みのEV充電器を6万基と、21年度末時点の150倍に増やす計画を掲げる」との記載が好感されてEV充電器関連が上昇していますが、東光高岳(6617)、モリテックスチール(5986)、シンフォニアテクノロジー(6507)も強い動きとなっていました。

東光高岳(6617)は電気自動車向けの急速充電機器を発売していますが、また、半導体光検査器も取り扱っていますので材料も豊富です。株価はノンストップで日足ぶっ飛びのチャートとはなっていますが、月足は2016年の高値を更新となっています。相場になりそうな雰囲気はありますね。

トンピンさん銘柄のアースインフィニティ(7692)は昨日の上昇分を吐き出しましたが、STOP高2連発の後ですからね。また押し目があって入れそうなとこポイントがありましたら記載致します。

今日は引け後に、以前記載しましたファンペップ(4881)が材料を発表しましたのでおさらいで記載しました。

株プロサラリーマンの注目銘柄 ファンペップ(4881)

ファンペップは東証グロース上場、2013年創設、大阪大学大学院医学研究科の研究成果である機能性ペプチドが基盤技術用いて機能性ペプチドの一種である抗体誘導ペプチドによる新薬開発に注力する創薬系バイオ企業です。

同社のテーマですが「バイオ」「医療・医薬品」 「医薬品関連」 「創薬」 「ワクチン療法」 「ペプチド」 「抗体医薬」 「認知症薬」 「コロナウイルス」 「2020年のIPO」 「COVID-19」に該当します。

保有ブランドは「スピリット」 「セットアップ」 「SPIRIT」 「STEP UP」となります。

依存先は塩野義製薬 (98.5%) SMV JAPAN(1.1%) アリスタヘルスアンドニューとなります。

抗体誘導ペプチドが1/2a相、臨床試験の速報結果にて安全性を確認!世界の市場規模は2025年には約9942百万ドル!

ファンペップですが、抗体誘導ペプチドは、乾癬(読み方:かんせん 皮膚の炎症症状を伴い慢性の経過をとる病気)患者に効果があるとされており、体内で抗体の産生を誘導するというもので既存の抗体医薬品に比べても、「即効性はないものの、安価であることが強み」があります。

乾癬(かんせん)は聞きなじみがかもしれませんが、症状やその見た目はアトピー性皮膚炎と似ていますが、根本的な治療方法が見つかっておらず、長期的に向き合っていかなくてはいけない非常に大きい病気です。現在でも乾癬は完治しないため、薬を投与し続けなければならず、金銭面や投与においても、かなりの課題があります。

同社の後退誘導ペプチドは抗体価上昇期間が長く、投与の回数を軽減させることが可能ですので期待の新薬と言えます。

乾癬や強直性脊椎炎などの抗体医薬品の世界の市場規模は2020年5810百万ドルから2025年には約9942百万ドルと大きく成長する事が予測されており、国内のバイオ市場の中でも、単体の疾患としての数が非常に多いだけに市場も一番大きいと言えます。

abbvieが販売したヒュミラは類似薬ですが、2003年の米国での発売以来、90カ国以上で使用され、世界で最も処方されている製剤ですが売り上げが320億ドルとなっています。

今回、この抗体誘導ペプチド「FPP003」は乾癬を対象に豪州で1/2a相で安全性及び忍容性が示されるとともに、抗IL-17A抗体の抗体価の持続的な上昇が確認されたと発表していますので中々に期待の材料と言えますね。

抗体誘導ペプチドは世界初!ヒトへの後退誘導効果を確認!!

さらに今回の試験結果ですが、同社の抗体誘導ペプチド(ペプチド治療ワクチン)が慢性疾患の標的分子である「自己タンパク質」(IL-17A)に対して抗体誘導することをヒトで初めて示した世界初になります。

何でもそうですが、世界初!というワードは投資家にとって魅力的ですね!

現在のい提携先の大日本住友は開発品がありませんので、今回の抗体誘導ペプチドに今後注力していく可能性もありますし、塩野義製薬ともパイプが強いことを考えても海外提携の期待も今後出来ると言えますね。

さらに機能性ペプチド「SR―0379」は塩野義製薬に導出、皮膚潰瘍治療薬として3相試験進行中です。第三者割当のワラントも大量行使が進んでおり、残り188,829株となっています。

バイオ株は赤字は当たり前ですので増資との闘いと言えますが、ワラントがあるうちは増資はないでしょうし、ここからはワラントがなくなれば買いやすくなり上値を抑える圧力も減りますので押し目を狙ってみるのは面白そうです。

追記箇所↓

機能性ペプチド「SR-0379」の皮膚潰瘍で主要評価項目で改善する傾向!!

機能性ペプチド「SR-0379」の皮膚潰瘍を対象とする日本での第Ⅲ相臨床試験結果の解析を進め、その結果、部分集団解析で効果がみられた特定の皮膚潰瘍患者を対象とする開発について検討を進めていくと発表!

本試験の速報結果から、SR-0379 群はプラセボ群と比較して、統計学的有意差には至らなかったものの、主要評価項目「簡単な外科的措置に至るまでの日数」を改善する傾向がみられたと発表しています。

本試験の事後解析を行い、特定の皮膚潰瘍患者に対する部分集団において、主要評価項目に統計学的な有意差を確認できたことから、この解析結果に基づき、同社は今後、特定の皮膚潰瘍患者を対象とする SR-0379の開発について、提携先の塩野義製薬株式会社との間で開発計画や事業性等の検討を行い、改めて承認申請に向けて開発方針の協議を進めていくとの事です。チャートが売り物一巡して反発の位置です。ワラントはまだまだありますが小型のバイオ株です一発ありそうな雰囲気です。

※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。

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