昨日の米国市場は、ロシア国防省が、ウクライナ軍が同日未明に米国製の長距離地対地ミサイルでロシア西部の軍事施設を攻撃したと発表し、プーチン大統領は、核兵器の使用条件を示した核ドクトリンを改定し、ウクライナを軍事支援する各国も核攻撃の対象になり得ると示唆しました。
これにより地政学リスクが高まり、ウクライナ側の攻撃激化によるロシア産原油の供給混乱へ警戒感が強まり原油の買いに繋がり、NYダウは売り優勢の展開となりました。ハイテク銘柄は本日決算が発表されるエヌビディアが買われ堅調推移となりました。
NYダウは終値43,268.94ドル、前日比-120.66ドルと下落、ナスダック総合指数は、ネットフリックスやエヌビディアへの決算期待からその他ハイテク株も買いが入りナスダック総合指数は終値18,987.47ポイント、前日比+195.66ポイントと反発となりました。
筆者は米国株をこう見る。
世界一の半導体企業エヌビディアの決算ですが、ロイター通信によると、エヌビディアの決算で、オプション市場では決算発表後に株価が上下いずれかに8.5%、時価総額で3000億ドル近い変動を予想している。
オプション分析サービスORATSのデータで明らかになった。 決算発表後の実際の変動はこれまでおおむね市場予想を下回っているが、予想を上回る変動となった場合は「上昇」だった。ORATSの創設者マット・アンバーソン氏によると、過去12回の四半期決算で、予想以上の動きを見せたのが5回で、全て上昇だった。
と記載がされています。
エヌビディアに対して買いを予想する声が多いですが、昨日+4.9%も上昇していますからね。とにかくこけたら世界の半導体株が売り込まれるでしょうから、とにかく良好な結果で通過してほしいところです。
一応筆者の予想ではかなり良いとは思っているのですが…こればっかりは蓋を開けてみないとですね。
日経平均株価は地政学リスク&エヌビディア決算前で引けにかけて売りが入る展開!
本日の日本株は、好決算銘柄は買われていますが、やはり世界的な重要企業のエヌビディアの決算前ですので、前日の米ハイテク株高を好感した買いが相場を押し上げましたが引けにかけては売りが入る展開となりました。
円安進行はあるとはいっても地政学リスクも高まって、何よりもプーチン大統領が核を使うという雰囲気を出していますからね。ウクライナを軍事支援する各国も核攻撃の対象になり得ると示唆していますが、日本も官民一体となって復旧・復興を支援していく方針北方領土などの問題もありますし、気が気じゃないというところではあります。
直近で面白い銘柄は、あのハッキング事件を受けたKADOKAWA(9468)がソニーGとのTOBをロイターがすっぱ抜き記事だしましたのでぶっ飛んでいます。ソニー、同社ともに明確なコメントはしていませんので一応正式なものではないですが、まあ恐らく間違いはなさそうではありますが…
日経平均株価は終値38,352.34円、前日比-62.09円、TOPIXは終値2,698.29ポイント、前日比-11.74ポイントとなりました。新興市場は東証スタンダードは値上がり銘柄数673、値下がり銘柄数705と、値下がりが優勢。東証グロース市場は値上がり銘柄数249、値下がり銘柄数296と、値下がりが優勢となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
円安進行は相場の支えとなってはいますが、ロシアが核兵器の使用条件を示した核ドクトリンを改定した一方、ウクライナはロシア領内の軍事施設に米国製の長距離地対地ミサイルを撃ち込んだとの報道もあり、米金融政策の先行きやウクライナ・ロシア情勢など市場を取り巻く環境の不透明感から値がさ株の一角に売りが入り自動車部品株や高級品株の下落が目立ちました。
ウクライナとロシアの戦闘激化が警戒され、投資家は運用リスクを取りにくくなっている感じはありますね。21日早朝の米半導体大手エヌビディアの決算がどうでるか。ここが大きなポイントとはなりそうです。
※投資は自己判断でお願い致します。
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