相場雑感と注目銘柄

2月7日相場雑感と注目銘柄

本日の相場雑感

先週末の米国市場は、週末に「雇用統計通過!来週の相場展望と注目銘柄【9424】日本通信」に記載しましたので、見て頂ければと思います。

念の為、おさらいとなりますが、雇用統計の結果は良かったですが、FRBの利上げ観測の高まりから景気敏感株が売られNYダウは終値35089.74ドルと前日比-21.42ドル。

ナスダック総合指数は、アマゾンの決算から主力ハイテク株が買われ終値14098.01ポイント、前日比+219.19ポイントとなりました。

日経平均株価は、終値27,248.87円、先週末比-191.12円、TOPIXは終値1,925.99ポイント、先週末比-4.57ポイントとなりました。

新興市場はジャスダックは終値3,646.72ポイント、先週末比-21.70ポイント、マザーズは終値752.13ポイント、先週末比-21.35ポイントとなりました。

雇用統計の結果というよりも、日本株は先週末に時間外取引でアマゾンなどの好決算を織り込んで反発したこともありますからね。まさに戻り待ちの売りに押される動きとなりましたが、長期金利上昇して1.9%台ですからね。

これを不安視して半導体関連などハイテク株が下落。EU(欧州連合)がプラグインハイブリッド車の二酸化炭素排出量の測定方法を厳しくするとのロイターの報道から自動車部品関連も業績への不安が広がり下落。

海運株も好決算&増配の【9101】日本郵船、【9104】商船三井共に下落。利益確定売りがでたと言えますが、決算以降不安定な動きとなっていますが、まあ売り一巡後からは上昇していくと見ています。

【4714】リソー教育も下落しましたが、400円割れがあればこれも拾います。

マザーズのIPO銘柄はDX関連の【4261】アジアクエストは下落して安値更新、安値割れましたので、これは削除予定です。

法人向け入退室管理及び監視カメラシステムの提供の【4264】セキュアは上昇。マザーズの下落が続いている中で底を売った動きになっていますね。

注目しています【6524】湖北工業は下落。自動車部品の悪材料から投げがでていますが、6000円近辺まで来たら再度拾います。

【4125】三和油化工業は反発となりましたね。この銘柄は工業産業廃棄物を再資源化するリユース・リサイクル事業と中々ポテンシャルが高い銘柄です。テーマもですが、リチウム電池用電解液の受託製造という強みもあります。安いところを拾って一回転させました。安いところあったら再度拾います。

再生可能資源であり、食糧とも競合しない非可食バイオマスを原料として、バイオ燃料やグリーン化学品を製造する新規産業の【9212】グリーン アース インスティテュートは下落して安値更新。1000円割れたところは一旦買われそうですので、1000円割れがあれば拾います。

半導体関連は長期金利上昇、ハイテク株が売られ【8035】東京エレクトロン、【6920】レーザーテック、上方修正発表の【6857】アドバンテスト、【6723】ルネサスエレクトロニクス、【6890】フェローテック、【7433】伯東。小型の半導体銘柄【6336】石井表記、好決算発表の【6323】ローツェと全て下落。

私の知り合いのプロトレーダーが注目しているメタバース関連の【8783】GFAは終値98円と小幅高。売り物も一巡したかな感じはありますが100円が重たいですね。今年はメタバース関連は大注目のテーマですので引き続き注目はしています。メタバースでは【3083】シーズメンも下落。下げ止まるのを待つというよりも一回相場は終わった感じですね。

【2158】FRONTEOは下落、終値で3000円割り込みましたが、もう一発相場になりそうな雰囲気はありますが、相場的にも不安定なので無理せずにですね。

第二のフロンテオと言われている銘柄で、【3853】アステリアは上昇。AI関連は有望テーマですので注目です。窓埋めあると思いましたが、中々いい動きになりましたね。

【4412】サイエンスアーツは急騰。本当下落スピードが早いので吹いたら売るとしていましたが、急騰して8000円で購入して一回転させました。

【1783】アジアゲートは下落。ウルフ村田さんの煽りが続いていますが、チャートもかなり悪くなっていますね。

【5915】駒井ハルテックは下落。落ちたら拾いたいですが、中々落ちてこないですね。チャートはかなり良い形です。

【6047】Gunosyは下落、チャートはまた上を目指していきそうとは思っています。

【9997】ベルーナは上昇。下方修正して微妙かと思いましたが、飛びそうなチャートになってきていますね。5日線まできましたので打診してみました。

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現在の市場のテーマ

感染症対策関連銘柄

旅行・観光・宿泊

メタバース

鉄鋼

オンライン診療

原発関連

人材派遣

半導体

脱炭素

再生可能エネルギー

太陽光

仮想通貨関連

アフターコロナ関連

明日の注目銘柄

・日本通信(9424)

東証1部、PER---倍、PBR55.90倍、利回り---%、時価総額327億円。

日本通信は通信事業者のインフラを借り受けて個人・法人向けに通信サービスを提供する、通称「MVNO」(仮想移動体通信事業者)のパイオニア企業です。

MVNE(MVNO支援)や、SIMカードと各種端末を組み合わせるソリューション事業、スマートフォンを介した金融取引のプラットフォーム関連事業(Fpos)を新規事業の主軸として展開。

格安SIMサービスを提供している日本通信の「合理的プラン」が、大手キャリアの低価格プランをさらに上回る安さを実現したことから、先週末発表の決算では、22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は2億円の黒字(前年同期は2.5億円の赤字)と黒字化しています。

格安SIMの浸透が明確となっていますし、日本通信は赤字続きの企業でしたので、今回の黒字化というのはインパクトはかなり中々ですね。そして同社が新事業として注力するFposは本人性確認と「取引電文が改ざんされていないこと」の保証を満たすプラットフォームですが、マイナンバーを普及を急ぐ政府の動きもありますので、今後かなり需要が高いと言えます。

FPoS商用化の見込みとなり、群馬などの地方自治体でも導入実績もでてきていますし、同社はFPoS商用化開始から3~5年で時価総額5000億円が見込めるなんて言ってはいますからね。

チャートは大底からリバウンドという形ですが、業績への期待からも今後買われていく可能性は高いと見ています。

・関東電化工業(4047)

本日は小幅高。東証1部、PER10.6倍、PBR1.16倍、利回り1.49%、時価総額629億円。

関東電化は1970年にフッ酸電解技術を国内で初めて確立して以来、世界トップクラスのフッ素ガス製造能力を保有しています。

半導体の需要が急速に高まっていますが、半導体製造用の素材以外にも多彩で高品質なフッ素系特殊ガス製品を提供。半導体もですが、液晶材料や光ファイバーにも有機フッ素化合物が使用されております。

世界的なEV自動車の流れですが、同社はEV用バッテリーに欠かせないリチウム二次電池材料の電解質として六フッ化リン酸リチウムを提供していますので、半導体、EVといった注目テーマの有望株です。

住友金属鉱山と共同で使用済みリチウムイオン2次電池から高純度リチウム化合物を再資源化する世界初の技術を確立を持ちPER10倍と割安面もあります。チャートは押し目を入れて反発して75日線の位置。ここを抜ければ高値更新も十分狙えると見ています。

・ベルーナ(9997)

本日は小幅高。東証1部、PER7.34、PBR0.61倍、利回り2.52%、時価総額734億円。

同社は衣料品等カタログ通販大手。1983年に衣料品の通信販売を開始、現在では衣料品だけでなくファッション雑貨、インテリアといった多彩な商品を各世代に向け提供。2,100万人を超える会員のデータを活用した商品開発と効率的な商品管理のノウハウを確立しており、チラシ・カタログだけでなく、パソコンやスマートフォンといったWEBメディアによるコミュニケーションも強化しています。

決算で下方修正しましたが悪材料出尽くしという動きを見せましたね。今日の動きを見てもまだいけそうと思いましたので、引き続き監視します。

・湖北工業(6524)

本日は上昇。自動車関連、東証2部に12月22日に上場のIPO銘柄、アルミ電解コンデンサ用リード端子と光部品・デバイスのリーディングカンパニーです。

業績面もよく、自動車関連はここから需要高まっていきますので、同社の業績も高まっていくと見ています。【4412】サイエンスアーツの再来となるのでは?と期待しています。

・Gunosy(6047)

本日は下落。今後化けそうな銘柄と見ています。インドでクレジットカードサービス「slice」を提供するGaragePreneursの強制転換条項付優先株式の追加取得を決定したという材料ですが、最大で1000万ドル相当の優先株式取得を計画というのもですが、インドは10億人の大国ですが、クレジットカードの普及はまだまだここからですので、今後かなりの含み益が出る可能性がありますね。チャート的にはまだいけそうな雰囲気はあります。

・コムチュア(3844)

本日は変わらず。クラウドが主力の独立系SI、情報系システムの開発・構築に実績を持ち、アマゾン、セールスフォースのクラウド基盤をベースとした基幹システム、webサイトの開発が中核事業としています。

同社はDX関連での本命視される銘柄の一つですが、DXで企業や社会の未来の変革をリードする「Leadthe Future」の精神のもと、デジタルソリューションパートナーとして新しい技術やソリューションを組み合わせ、クラウド、ビッグデータ/AIなどのデジタルプラットフォームを活用して、高付加価値なコンサルティングなどの上流工程のビジネス拡大を見込んでいます。

何といっても同社ですが、直近の決算が抜群です。クラウド支援サービスは相変わらず好調!22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比34.5%増の30.5億円に拡大し、通期計画の38億円に対する進捗率は80.3%となっています。

DXの本命ではありますが割高感からも投げ出ますね。ですが半導体、DX、脱炭素、再生可能エネルギーはここから飛躍する3大テーマです。

・山善(8051)

本日は小幅高、東証1部上場、PER9.9倍、PBR0.84倍、時価総額975億円の中型株、機械、工具、住宅設備、家電用機器専門商社の大手、工作機械や住設機器などに強みを持つ企業です。

伊藤忠・阪和興業・岩谷産業・長瀬産業・稲畑産業などと並び、大阪を本拠とする商社の一つです。YAMAZENのブランドで家電製品が量販店で広く販売しています。

8月11日発表の決算では、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比93.2%増の35億円。国内外を問わず総じてコロナ禍からの回復傾向にあり、消費財関連事業においても引続き好調に推移する見込みのため、通期の同利益を従来予想の115億円→130億円(前期は112億円)に13.0%上方修正しています。

PER9.9倍と割安、チャート的にはそろそろという感じですね。

・レーザーテック(6920)

本日は上昇。半導体関連、EUV向けマスクブランクス検査装置を手掛けていますが、EUV(極端紫外線)露光工程で、先端半導体を量産する台湾のTMSCや韓国サムスン電子に加え、米インテルやマイクロン・テクノロジー、韓国SKハイニックス等も導入する計画が見込めるとの事です。

22年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比11.0%増の131億円、マスク検査装置が大きく牽引し、上期の受注高が1788億8100万円(前年同期比3.1倍)と過去最高を大幅に更新しています。半導体を代表する銘柄ですので期待したいところです。

・フェローテック(6890)

本日は小幅高。半導体関連の割安で業績抜群の企業です。買い目線の理由は、【6890】フェローテックの過去記載内容を見て頂けたらと思います。各証券会社が目標株価を5000円以上としています。同社の真空シールは世界シェア約6割、台湾の受託製造大手TSMCや韓国サムスン電子などの半導体設備投資需要もあり業績は拡大していく見込みは十分です。

決算内容は22年3月期業績予想を上方修正、上期営業利益は2.7倍と抜群!急落しましたが、内容も良いので反発していくと見ています。

・ルネサスエレクトロニクス(6723)

本日は小幅高。ルネサスエレクトロニクスは自動車用のパワー半導体を主力とする企業です。2日付の日本経済新聞朝刊で、「半導体の安定供給へ向けて積極投資する方針を明らかにしており、さらに買収した英半導体企業から工場の自動化などIoTを強化し、相乗効果は製品群の組み合わせなどで約360億円の利益が見込める様です。パワー半導体は自動車業界見てもですが大手自動車メーカーの生産回復のメドが立つなか、来年に向け引き続き好調な事業環境が見込めます。まあこれもまだまだここから!

・NTTデータ(9613)

本日は小幅安。デジタル庁、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連。東証1部に上場、時価総額3兆1472億円。1988年設立。NTTグループ傘下で官庁・公共・金融機関向けの大型システム受託データ通信やシステム構築事業を手掛けています。国内外に300社以上の子会社を持つ国内では最大手のIT企業となります。テクニカル、テーマ性十分で中期目線でも勝負できる銘柄と位置付けております。

業績はしっかり上期の受注高は国内における順調な案件獲得に加え、海外事業の規模拡大及び為替影響により増加して22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益が1091億3800万円(前年同期比71.0%増)となり、通期計画1800億円(前期比29.3%増)に対する進捗率は60.6%!まだまだ期待です。

明日の空売り注目銘柄

・enish(3667)

本日は上昇。東証1部、ゲームアプリ関連、ソーシャルアプリ・ゲームの企画・開発・運営を手がける企業ですが、環境悪い時は買われて、良い時は売られる。という感じですが、業績微妙ですからね。今日はやっぱりなという動き。上がったら叩けばいいという感じで見ています。

日本ペイント(4612)は小幅高。海外市場における株式売出実施を発表、売出株数は最大で発行済み株式数の6.7%でしたので、これが嫌気されて急落が続いて下げ止まった動きになりましたね。まあここから一段安というのもなさそうですので、消し予定です。

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