※2025年12月18日のデータとなります。
こんにちは、億トレサラリーマンです。
今、億トレが注目しているテーマのひとつが「ヘルスケア」というテーマです。高市政権が掲げる重点投資6分野においても、ヘルスケアは極めて重要な柱として位置付けられています。では、なぜ政府はこれほどまでにこの分野を重視しているのでしょうか。
その背景には、避けては通れない「超高齢社会」と、それに伴う「医療現場の労働力不足」という深刻な課題があります。
日本の社会保障費は膨らみ続け、医療従事者の負担は限界に近い状態といえます。ここで求められているのは、単なる延命治療ではなく、テクノロジーによって「医療の効率化」と「質の向上」を同時に実現すること。つまり、医療現場のDX（デジタルトランスフォーメーション）こそが、日本が世界に誇れる成長産業になるという確信が政府にはあるはずです。
この流れはもちろん日本国内に留まりません。先進国共通の悩みである「医療費抑制」と「人手不足」を解決する技術は、巨大なグローバル市場で爆発的な需要を生む可能性を秘めています。市場規模は今後も右肩上がりで推移すると予測されており、投資家としてこのトレンドは常に念頭に置いておくべきだと思います。
今回は、億トレ注目の高市トレード関連「ヘルスケア」本命の狙い目銘柄をご紹介します。半導体やAI関連よりも底堅い値動きが想定されるヘルスケア関連でポートフォリオ強化を狙ってみてはいかがでしょうか。
億トレ注目の高市トレード関連「ヘルスケア」本命の狙い目銘柄
▼日機装(6376)
東証プライム｜PER9.0倍｜PBR0.69倍｜利回り2.30％｜時価総額1,082億円
※2025年12月18日のデータとなります。
日機装と聞くと、産業用ポンプのトップメーカーというイメージを持っているかもしれませんね。しかし、同社の真の強みは、その精密な流体制御技術を医療分野に転用した「人工透析事業」にあるといえます。
私が今回、日機装を強く推奨する決定的な理由は、12月17日に発表された「米国市場向け透析装置および専用血液回路の販売開始」というニュースにあります。透析患者数が世界第2位という巨大市場である米国に対し、同社が誇る最新鋭の装置「DBB-06 PRO」を投入するという、結構大きな材料だといえます。市場はこの材料に敏感に反応し、買い注文が先行している状況です。
「世界初」のフルアシスト機能
日機装の「DBB-06 PRO」が他社の装置と何が違うのか、少し深掘りしてみましょう。最大の武器は、米国で初となる「フルアシスト機能」を搭載している点です。
透析治療は、準備から終了まで非常に複雑な工程を要し、医療従事者には多大な負担がかかります。日機装のフルアシスト機能は、これまで手動で行っていた多くのプロセスを自動化します。これにより、看護師や技師の作業負担を劇的に軽減するだけでなく、ヒューマンエラーの防止にも直結します。人手不足が深刻な米国の医療現場にとって、かなり魅力的な製品になるはずですよね。
生産体制は、心臓部となる装置本体は国内の金沢製作所で、血液回路はベトナム、関連製品はタイと、グローバルなサプライチェーンを構築しています。これにより、高品質な製品を安定して供給できる体制を整えています。
また、日機装の魅力は医療だけではありません。実は同社、航空機のカーボンファイバー製部品（逆噴射装置のナセルなど）で世界シェアの大部分を握る「航空宇宙事業」や、深冷技術を用いた「エネルギー事業」など、複数の強力な収益基盤を持っていることも大きな強みとなります。
ヘルスケアという新たな成長分野に加え、これらの既存事業があるからこそ、中長期的に成長が見込める企業であり、投資対象としての魅力が大いにある銘柄だと思います。
絶好の「買い」タイミング
直近の決算を見ても、日機装の業績は着実に推移しています。これまでは研究開発費や先行投資が利益を圧迫する場面もありましたが、今回の米国展開はその投資が収穫期に入ったとみて良いでしょう。
足元の株価は、75日移動平均線に下値をフォローされる形で堅調なトレンドを形成しています。現在の株価水準は、同社の持つ技術力や今後の米国でのシェア拡大期待を考えれば、依然として過小評価されていると感じます。PER9倍台、PBR0.6倍台と株価指標面でも割安感が明確で、ここからの上値余地は極めて大きいと確信しています。
上値を押さえる抵抗帯も存在しないことから、青天井相場突入も視野に入ります。中長期的には2,000円突破の展開も十分にあり得ます。米国市場での採用実績が積み上がるごとに、市場の評価はさらに高まっていきそうですね。「あの時買っておけばよかった」と後悔する前に、日機装をポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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