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【高市トレード特集】ペロブスカイト×AIデータセンターの二刀流!利益2.6倍増で覚醒の「日本電気硝子」

ガラス 通路 オフィス

※2025年12月16日のデータとなります。

こんにちは、億トレサラリーマンです。

高市早苗首相は15日の参院予算委員会において、日本のエネルギー政策の転換点を明確に示しました。「海外製の太陽光パネルを並べるのではなく、日本で発明されたペロブスカイト太陽電池を普及させる」という発言は、単なる環境政策にとどまりません。これは、経済安全保障と国内産業の復権をかけた国家戦略といえます。

従来のメガソーラー偏重の方針は見直され、政府・自民党は2027年度から新規のメガソーラー事業への支援を廃止する方針を固めています。代わって主役に躍り出るのが、日本発の技術である「ペロブスカイト太陽電池」です。

なぜこれほど注目されるのか。理由は大きく二つあります。

一つは、その製造プロセスと特性です。フィルムに塗布・印刷するだけで作れるため低コストで、軽く、折り曲げられる。これまでの重いシリコンパネルでは設置できなかったビルの壁面や耐荷重の低い屋根にも設置可能です。

もう一つは、材料の自給率です。主原料となる「ヨウ素」は、日本が世界シェアの約3割を握っています。他国のサプライチェーンに依存せず、国内で完結できる強みは、現在の不安定な国際情勢において計り知れないメリットとなります。

首相が「海外展開もでき、日本が儲かる」と語った通り、これは日本が世界に打って出るための切り札といえるでしょう。

こういう背景から、今回の記事では、高市政権が推し進める再生可能エネルギー本命「ペロブスカイト太陽電池」関連の本命株をご紹介します。他にも、データセンターなどの人気テーマを内包する銘柄なので投資対象としてはかなり魅力的な要素を持つ銘柄です。

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▼日本電気硝子(5214)

日本電気硝子(5214)の週足チャートの画像

東証プライム|PER19.7倍|PBR0.98倍|利回り2.41%|時価総額5,381億円

※2025年12月16日のデータとなります。

この国策テーマにおいて、部材供給の面で欠かせない存在として注目しているのが、日本電気硝子(5214)です。

同社はディスプレイ用や医療用などの特殊ガラスに特化した世界的なリーディングカンパニーですが、単なる「ガラスメーカー」という認識で止まっていてはこの銘柄の本質を見誤ります。実は、同社は「ペロブスカイト太陽電池」と「AIデータセンター」という、株式市場における注目テーマを持つハイテク素材企業だと捉えておくべきです。

まず、ペロブスカイト太陽電池との関わりについて見てみましょう。

ペロブスカイトはその特性上、基板には極めて薄く、かつ高い耐久性と平滑性を持つ素材が求められます。日本電気硝子が持つ「超薄板ガラス」技術は、まさにこれに適した製品となります。

すでに人工衛星のソーラーパネルカバーとしても検討されるほどの軽量性と信頼性を誇る同社のガラスは、ペロブスカイトセルの基板としての採用が大いに期待されています。社内メディアでも基板ガラスとしての展開が示唆されており、今後市場が拡大するにつれて、同社の技術が標準的な部材として組み込まれていく可能性は十分にあります。

足元の業績を力強く牽引しているのは、もう一つの柱である「電子・情報分野」、特にデータセンター向けの次世代材料です。

AIサーバーや5G/6G通信機器の進化に伴い、半導体パッケージにはかつてないほどの高速処理と熱対策が求められています。ここで同社が開発したガラスセラミックスコア基板「GCコア™」などがゲームチェンジャーになりつつあります。

従来の樹脂基板では限界があった微細加工や熱特性を、ガラスの特性でクリアにする。この技術は、ハイエンドなデータセンターの性能向上に直結します。

AIサーバー用マザーボードや高周波通信機器向けにガラス繊維やコア基板を供給しており、見えないところで我々のデジタル社会を支える存在として確固たるポジションを確立しています。

業績は好調そのもの

25年12月期の業績(3Q累計)を見ると、営業利益は前年同期比で約4.3倍の243億円経常利益は約3.8倍の240億円へと急拡大しています。通期見通しにおいても、経常利益は前期比約2.6倍の320億円へと上方修正されています。

この背景には、電子デバイス事業の好調さに加え、生産性の改善や価格転嫁の進展が影響しているとのこと。構造改革を経て、稼げる体質へと完全に生まれ変わったと言えるでしょう。

足元の株価は、2025年4月には2,999円の安値をつけましたが、7月以降は明確な上昇トレンド入りを果たし、12月には7,068円の高値をつけるに至りました。右肩上がりのきれいなチャートを描いていますが、PERやPBRといった指標面で見ても過度な割高感はありません。

むしろ、これだけの成長性を秘めていることを考えれば、依然として評価余地は残されていると思います。

押し目を狙い、中長期で保有すべき「国策銘柄」

日本電気硝子は、高市政権が進める「ペロブスカイト太陽電池」という国策テーマと、世界的な潮流である「AI・データセンター」というテック需要の双方を取り込む有望な企業だといえます。

投資戦略としては、短期的な過熱感を避けつつ、押し目を丁寧に拾っていくスタンスがおすすめ。業績の急回復と強力なテーマ性を背景に、中長期的にポートフォリオの主軸となり得るポテンシャルを秘めています。「国策テーマ」と「業績」が合致した銘柄は強い。じっくりと腰を据えて向き合う価値のある銘柄と言えるでしょう。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。


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