相場雑感と注目銘柄

8月10日相場雑感と明日の注目銘柄

本日の相場雑感

今週も宜しくお願い致します。

昨晩の米国市場は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で米国、中国と変異種デルタ型の感染が拡大が広がっている事や、感染拡大から原油需要に打撃となるとの見方から原油が約4%安と急落となりNYダウは終値35,101.85ドル、先週末比-106.66ドルの反落となりました。

ナスダック総合指数は、テスラ、グーグル、インテルなど主力株が買われた事で続伸と米国市場はまちまちな展開。

中国市場は規制が増えている事で投資家が嫌気を指しているわけですが、感染拡大を阻止するための制限措置が導入されており景気の先行きを巡り悲観的な見方が広がっています。

最近は成長企業に対しての当局の圧力もですが、中国は究極のトップダウン政治ですので投資家離れが加速しているのですが、中国が引き金の「チャイナショック」の危険性が見え隠れしています。

日経新聞によると、「中国企業の米国での新規株式公開(IPO)は昨年120億ドル(1兆3000億円)。3年前から3.4倍に増え、今年はさらに2倍のペースで増えていた。米中はそろって中国企業の米上場を厳格化する姿勢を打ち出している」との事ですが、中国への売り上げ依存度が高い主要企業に対しての資金は今後も抜かれていく可能性は高いですね。

正直、市場を混乱させるわ。他国に喧嘩売るわ。コロナの原因を作った可能性はあるわ。

中国には辟易とするわけですが、中国のトップ、習近平国家主席は5年の1度の共産党大会を来年秋に控えていますので、様々な成果を打ち出す必要がありますので、今後も規制に関しての不安は、ついて回ると言えます。

日本株ですが、連休明けは7月の米雇用統計が市場予想を上回ったことで日本株も好感されて上昇してのスタート。日経平均株価は高値28,128.61円と9営業日ぶりに節目の28,000円を回復する場面もありましたが、麻生太郎財務相「今、新たに経済対策や補正予算の編成は行っていない」との発言から伸び悩み上げ幅縮小して終値27,905.73円、前営業日比+85.69円となりました。

新興市場は売り圧力が強まっていたジャスダック、マザーズ共に反発となりましたが、マザーズ指数はチャート的にはそろそろ下げ止まる位置でしたが、今日の反発の仕方を見ると底打った感じはありますね。

昨日記載しました【3028】アルペンが寄付き後から上昇となっていますが、オリンピックの余韻もありますので、今週は上げそうな感じはありますね。

※LINE会員様限定で面白そうな銘柄配信しています。興味ある方はLINEしてもらえたらと思います。

現在の市場のテーマ

感染症対策関連銘柄

オリンピック関連

国土強靭化

電線地中化

新型コロナ治療薬

半導体

脱炭素

再生可能エネルギー

太陽光

中小型株

仮想通貨関連

アフターコロナ関連

明日の注目銘柄

・アルペン(3989)

東証1部上場、PER12.0倍、PBR1.27倍、時価総額1433億円のスポーツ専門店最大手、大型スポーツ用品店、「アルペン」、「スポーツDEPO」、ゴルフ用品専門「GOLF5」を全国展開しています。

コロナ過からも学校での部活動や、各種スポーツイベントが中止・縮小を余儀なくされるなどの影響を受けていますが、健康意識の高まりや、密を避けるために屋外での活動が増えるなど、スポーツ・アウトドア関連の需要が拡大、利益面につきましては、前年まで過剰感のあった在庫が適正水準に落ち着き、年間を通してその水準を維持し続けたことで処分販売が減少、売上総利益率が改善となり売上高は233,215百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益15,088百万円(同265.0%増)、経常利益16,836百万円(同193.1%増)と過去最高益を更新となっています。

今期の年間配当は前期比5円増の50円に増配していますが、増配ができるというのは、コロナから業績が持ち直した証とも言えます。好決算、増配を受けて株価は急伸していますが、信用売りも多く買戻しが入れば強い上昇トレンドに入る見込みも高いと言えますね。

・シェアリングテクノロジー(3989)

本日は小幅安ですが今後注目の銘柄です。LINE登録の方のみに今後の動き含め配信していますので、良かったらLINE登録お願い致します。

・ティラド(7236)

本日は上昇。直近の決算は第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高328億7400万円(前年同期比30.2%増)、営業損益22億3900万円の黒字、市場予想よりも遥かに良い好業績だった事や併せて自社株買い発表しています。PER8.7倍、PBR0.54倍と割安です。信用倍率0.99倍と空売り燃料が満タンです。10日線割れ撤退

・ニッポン高度紙(3891)

本日は小幅高。業績は22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の13.3億円、上方修正を発表。通期見通しも2期連続で過去最高益予想を上回る見通しとしています。25日線撤退。

・ティアンドエス(4055)

本日は反発、9月上場が期待される超大型IPOのキクオシア関連の銘柄です。キオクシアグループ向けが売上高全体の約8割を占めています。PER68.8倍、PBR11.91倍と割高ではありますが上場が近づくにつれて同銘柄への期待は高まると予想しています。

・エフオン(9514)

本日は上昇。日本初の省エネ支援会社ですが、他再生可能エネルギー関連と比べて出遅れていた事から資金が集中しています。根固めしている動きではありますが、今日下げなかったのは中々立派ですね。上放れしたら素直に追随買い。下放れする様なら一旦撤退ですかね。

・テスHD(5074)

本日は小幅高。2021年4月のIPO銘柄、同社は再生可能エネルギー発電所の運営や売電を主力展開する企業です。正直PER、PBRを見ると割高感は否めません。25日線の攻防でしたが何とか踏ん張ってくれましたね。終値で25日線を明確に割り込んだら撤退で。

・オーナンバ(5816)

本日は小幅高。上方修正&増配を発表後に急落した同銘柄、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の9.5億円に急拡大し、通期計画の12億円に対する進捗率は79.6%と良好な決算。PER8.3倍、PBR0.48倍、時価総額85.7億円。800円の壁から700円の壁になってしまっていますが、下げ止まっている動きですね。なんか粘着の売りがいるのは気になるとこですが、反発局面です。

明日の空売り注目銘柄

・ユニバーサル(6425)

本日は上昇。フィリピンのカジノ、オカダマニラも東南アジアでコロナ感染者が爆発していますので、業績面はしばらく厳しいと見ていますが、21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は87.6億円の赤字と予想通り悪い内容でしたね。決算でも反応もないので引き続き売り。75日線撤退で。

・タムラ製作所(6768)

本日は上昇。LINE会員限定で「増し担保解除で一吹きあっても信用買い残が多いと帰って戻り売りの急所となりますのでその点は頭に入れましょう」と配信してから25日線を割り込み売りが加速しています。買戻しがきたのかな?という感じですが、チャートは弱いので引き続き売り目線です。5日線撤退

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