
※2025年11月9日のデータを参照しています
こんにちは、億トレサラリーマンです。
最近のマーケットで急激に注目度を上げているテーマがある。それが「フィジカルAI」という新しい領域です。
フィジカルAIというのは、簡単にいうとAIとロボティクスを融合させ、AIが実際の物理空間で動作する存在として実働を担っていくという話です。いわばクラウド内で完結していた生成AIが、現実世界へと降りてくる。そのイメージに近いですかね。
世界経済フォーラムの報告書では「産業の自動化で新時代を切り開く原動力になる」と指摘されており、単なるイメージ先行型のテーマではなく、すでに海外では数兆円単位の長期資金が張られはじめています。
火付け役となったのは、ソフトバンクグループ(9984)の孫正義氏です。米国で進む巨大AIインフラ計画「スターゲート」に強力にコミットしつつ、10月頭にはスイスのABBのロボット事業を約8000億円という巨額で買収することを発表しています。
「次のフロンティアはフィジカルAIである」と発言したことで、フィジカルAIという領域が一過性のものではなく構造的なテーマであると認識させ、マーケットに大きなインパクトを与えています。
実際、海外でもヒト型ロボットはすでにプロトタイプの実証が進んでおり、自動運転は中国が本気で進めている。生成AIの次の「実需」を探す資金が一気にここに流れこむ可能性がかなり高いと予想することは自然なことだと思います。
日本はAI領域では米国や中国に遅れていても、産業ロボット領域では世界をリードしているというのが大きいポイントでしょう。これは市場心理的に非常に良い材料となります。巨大なAIというテーマの中で、日本株で勝ち筋が見えやすい領域だと言えます。投資家にとっては「自国市場でテーマの中心に乗れる」というのは分かりやすい強みであり、ここ数年の日本市場では少なかったタイプの構図と言えます。
その意味でもこのテーマは大きな注目を浴びる可能性が高い。個人的にもこれは2030年代をにらんで長期の柱テーマになり得ると見ています。
こうした背景から、今回の記事では、次の大化けテーマ筆頭「フィジカルAI」関連の厳選本命中小型株をご紹介します。とてつもない大相場への期待が持てる大きなテーマだと思うので、しっかりとチェックしていきましょう。
次の大化けテーマ筆頭「フィジカルAI」関連の厳選本命中小型株
◆豆蔵(202A)

東証グロース|PER-倍|PBR15.74倍|利回り2.21%|時価総額442億円
※2025年11月9日のデータを参照しています
豆蔵は2006年に現在の事業会社として再編されたIT企業で、2024年6月に持株会社「豆蔵デジタルホールディングス」として東証グロースに再上場しています。
ソフトウェア工学、つまり理論に裏付けされた高品質開発手法を軸にしており、自動車、製造、金融、通信といった業界にコンサルと実装をセットで提供しているのが特徴です。
事業の内訳を見ると大きく三つに分かれます。第一に「組み込み事業」では、自動車や製造業向けの組み込みソフトウェア開発・コンサルティングを手がけており、近年はロボット事業にも注力しています。第二に「ビジネスソリューション事業部」では、基幹系システムの刷新やアーキテクチャ設計、アジャイル開発、クラウド・DevOps対応など、企業のIT基盤強化を支援しています。第三に「デジタル戦略支援事業部」では、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進やAI・IoT活用のコンサルティングを提供しています。
単なる受託のSIではなく、上流と実装両方をグループ内で完結させる能力があるのが一番の強みと言えます。
AIロボティクス・エンジニアリングやモビリティ・オートメーション分野に注力しており、AIとロボット技術を融合した「フィジカルAI」関連事業を展開しています。特に自動運転や先端カーエレクトロニクス分野で実績を積んでおり、AIロボティクス・エンジニアリングの売上は25年3月2Qで前年同期比28.2%の伸びを記録しています。この分野は、「フィジカルAI」のテーマに深く合致しており、市場で注目される銘柄となっています。
業績としては、25年3月期2Qでは売上52.66億円、売上総利益17.31億円、営業利益9.71億円、純利益6.21億円と、きちんと増収増益で好調な業績となっています。
フィジカルAIというテーマ自体はまだまだ序章の段階。生成AIに遅れて入った人ほど、この次のステージには敏感に反応しておくことが賢明だと思います。近い将来、大口資金が入ってくる可能性はかなり高いんじゃないでしょうか。
このフィジカルAIというテーマの本質は、「日本が主導権を握れる可能性が高い」という点です。想像を超える大化けテーマとなる可能性を内包しているため、中長期的にしっかりと追っていく価値がありますね。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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