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株主優待新設で再評価&株高基調!おすすめ高利回り株〈厳選5銘柄〉

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※2025年9月10日のデータを参照しています

こんにちは、億トレサラリーマンです。

最近、株主優待を新たに導入または再導入する企業が急増している傾向がみられます。

2025年1月から8月末までに、優待制度を新設あるいは再導入した企業は130社あまり。これは例年と比べてもかなり多い水準で、最近の株式市場の一つの大きな流れと捉えられます。

株主優待制度を導入する企業が増え続けているかというとそうではありません。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大時には、業績悪化などを理由に株主優待を廃止する企業が相次ぎ、導入企業よりも廃止企業の方が上回る年もありました。「優待は縮小の流れではないか」という雰囲気にもなっていましたが、ここ数年はトレンドが優待拡充の流れに転換してきています。

企業が株主優待を設けるメリットについて簡単に。

大きなメリットとしては「安定した株主」を獲得できる点です。
株価が上下する中でも、優待目的で株を保有し続けてくれる個人投資家が増えることで、企業は株主構成を安定させやすくなります。自社の株を保有し続けてくれる投資家が多ければ多いほど、企業にとっては経営を支える存在になります。

また、株主優待は株式投資初心者にとって分かりやすいメリットとして感じやすいため、投資に対する心理的ハードルを下げることにもつながります。

2024年にスタートした新NISA制度により、個人投資家層はこれまで以上に拡大してきています。NISA制度の特性からも長期投資を意識する層が増える中で、株主優待を活用して株主の囲い込みを強化する企業が増えているのも当然といえるでしょう。

また、東京証券取引所の市場改革も大きな背景のひとつ。
東証は上場企業に対して資本効率や株価水準の改善を強く求めています。そこで企業としては、個人株主を増やし株価の下支えを狙う一手として、優待制度を再評価する動きが広がっています。

こうした株式市場の流れを受けて、株主優待は単なるコストではなく「投資」と捉える企業が増えていると考えられます。

かつての株主優待といえば、自社製品や自社サービスに対する割引券などが主流でしたが、最近はQUOカードであったりデジタルギフトなどの汎用性のある優待が目立ちます。投資家にとっては使いやすく魅力的で、企業にとっては配送コストの削減につながるため、双方にとってメリットが大きいのがポイントです。

デジタルギフトは電子マネーなどに交換できる利便性の高さから人気があり、この時代に即した優待の形に進化していますね。個人的には、こういうデジタルな優待の方が魅力的に感じます。もちろんお米とかも嬉しいんですけどね。

銀行預金金利が低いこの時代においては、資産は運用する方が良いと言われています。

利回り4%以上が高利回り銘柄と言われており、保有しているだけで実質的なリターンが得られる点ではかなり魅力的な投資先といえます。

しかし、「株主優待があるから」とか「利回りが高いから」という理由だけで株価が安定して上がり続けることはなく、あくまでも業績や市場環境によって株価は上下します。ただ、利回りが高いというのは投資家心理的にもかなりプラスに働くケースの方が多いということ、株価の再評価につながる可能性が高いということは意識しておいて損はないと思います。

今回の記事では、こうした背景からおすすめ高利回り株〈厳選5銘柄〉として、株主優待制度を導入・拡充しており、さらに高い利回りが期待できるおすすめ銘柄を5つ厳選して紹介します。

◆キーウェアソリューションズ(3799)

キーウェアソリューションズ(3799)の株価チャートの画像

東証スタンダード|PER11.9倍|PBR1.30倍|利回り2.99%|時価総額104億円

金融や流通、官公庁など幅広い分野のシステム開発や、SI、ITコンサルティングを手掛けるIT企業です。
2025年の株主優待は年2回(3月・9月)。300株以上でQUOカード3,000円分ずつ、年間で6,000円分がもらえます。9月は継続保有条件なし。
配当利回りは約3.3~3.8%、優待利回りは2.2~2.8%。総合すると5%超の水準で、安定感ある利回りが魅力です。

◆大豊建設(1822)

大豊建設(1822)の株価チャートの画像

東証スタンダード|PER19.3倍|PBR1.13倍|利回り3.65%|時価総額793億円

道路やダム、トンネルなどを手掛ける土木事業に加え、マンションや商業施設などの建築事業も展開しています。
株主優待は年2回(3月・9月)、100株以上でQUOカード。保有株数と保有期間に応じて1回500~5000円分がもらえます。
配当利回りは約3.7~4.1%。優待を加えると総合利回り4.2~5.5%程度となり、インフラ関連株としてはバランスの良い水準です。

◆レントラックス(6045)

レントラックス(6045)の株価チャートの画像

東証グロース|PER17.1倍|PBR3.36倍|利回り1.54%|時価総額125億円

成果報酬型広告サービス(アフィリエイト)を中心に、検索連動型広告代行や中古建設機械マーケットプレイスも手掛けています。
株主優待は年2回(3月・9月)、100株以上で各回5,000円分のデジタルギフト(Amazonなど選択可)。年間で1万円分がもらえる豪華な内容です。
配当利回りは1.5%前後ですが、優待利回りが6.5~6.7%と高水準。総合すると8.2~8.3%とかなり高利回りな銘柄になります。

◆ニーズウェル(3992)

ニーズウェル(3992)の株価チャートの画像

東証プライム|PER22.0倍|PBR4.99倍|利回り1.98%|時価総額246億円

金融・通信・公共分野などに向けたITシステム開発・運用アウトソーシングを展開。安定した取引基盤が強みです。
株主優待は9月末と3月末を基準日として1000株以上保有を対象に1万5000円分のQUOカードがもらえます。
配当利回りは約1.9%と控えめですが、優待利回りが6%前後と際立つ水準。総合利回りでは7%超と優待投資家に人気の銘柄です。

◆Smile Holdings(7084)

Smile Holdings(7084)の株価チャートの画像

東証グロース|PER32.8倍|PBR1.31倍|利回り3.71%|時価総額83.4億円

人材派遣や紹介に加え、保育関連サービスや教育ビジネスを展開。少子高齢化や働き方改革の流れを背景に需要が期待されています。
26年3月期から株主優待制度を新設し、7500円分のデジタルギフトを年2回贈呈。対象は毎年9月末と3月末に300株以上を6ヶ月以上継続保有する株主。初回(25年9月末)は継続保有条件が免除されます。
配当利回りは約3.7%と高め、優待を含めると6%台と高水準になります。

株主優待は一時期廃止の流れで冷え込んだ印象がありましたが、今は状況が明確に変わってきています。

新NISAによる個人投資家の増加、市場改革による資本効率改善の要請、そして優待の多様化。これらの要素が重なり、株主優待は再び選ばれる銘柄の大きな理由となっています。

もちろん投資判断は自己責任ですが、総合的な利回りを意識することで、安定感のある資産形成につながりやすくなるでしょう。

今後もまだまだ優待新設をきっかけに株価が再評価される銘柄は増えていく流れが続くと思います。
あなたの株式運用のポートフォリオにひとつは高利回り銘柄を加えて、基礎を固める意識で立ち回ってみてはいかがでしょうか。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。


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