相場雑感と注目銘柄

日経平均株価大幅反発!1月28日の相場雑感と注目銘柄

本日の相場雑感

今週もお疲れ様でした。

先日の米国市場は、直近の米金融引き締めを巡る不透明感から株安が続いていたことを受けて押し目買いが入り、昨年10-12月期の実質GDP(国内総生産)速報値は前期比6.9%増と、市場予想の5.5%を上回り、最新週の新規失業保険申請件数も、4週ぶりに前週を下回る内容だった事が好感。

寄り付き後からNYダウは一時600ドルを超える上昇をみせましたが、買い一巡後から急速に上げ幅を縮小、NYダウは34,160.78ドル、前日比-7.31ドルと3日続落。

ナスダック総合指数は、自動運転のテスラの決算が新型車の生産遅れが嫌気され急落。半導体関連も売り込まれて終値13,352.78ポイント、前日比-189.34ポイントと反落となりました。

ここ最近の相場はとにかく大荒れな相場ですが、-1000ドルからプラス圏に戻したり、600ドル高からマイナス圏に沈むなど、本当今週の動きはもう誰も読めない。という恐ろしい動きとなりました。

金融政策の先行きが読めないというのもですが、地政学リスクの不安と嘘も重なっていますのからね、安いところは押し目買いは入りますが、利益確定も早い。不安定な相場展開が続く状況となっております。

週末の日経平均株価は昨日-800円を超える大暴落から一変して大幅反発となりましたが、終値26,717.34円、前日比+547.04円、TOPIXは終値1,876.89ポイント、前日比+34.45ポイントとなりました。

正直いって、これだけの動きはついていけない。と感じる投資家も多いかと思いますし、日経平均株価のチャートを見ても急反発しても5日移動平均線にも戻せていないですからね。企業決算シーズンに突入と不安要素もあります。外国人投資家も売りに回っていますので、やっぱ相場不安は続きそうな感じですね。

新興市場もジャスダック、マザーズ共に辛うじて反発しましたが、マザーズ指数はあれだけ下げてこの戻し…信用評価損益率は-38%を超えていますので、かなり値ごろ感はありますので、来週は反発しそうとは思いますが、まだまだ怖い状況というのは間違いないです。

記載していた【4714】リソー教育は寄り付き後は軟調な展開でしたが、25日線で反発、チャートは一押し入れていい形となりましたね。来週も期待です。

オミクロン型の感染から思惑買いが入っています【3604】川本産業は急落。高く始まってくれましたのでハイカラで売り叩いてしっかり利益でました。5日線を割り込めばもう一段下げあるかなと見ています。

マザーズのIPO銘柄はDX関連の【4261】アジアクエストは下落。法人向け入退室管理及び監視カメラシステムの提供の【4264】セキュアも下落。ただこの位置位からなら狙ってみてもいいかなと思っています。

注目していました【6524】湖北工業は反発。予定通り6000円割れで拾ったみましたが、綺麗に吹いてくれましたね!やはりこういった銘柄は節目の辺りで強いリバウンド狙えますね。

【4125】三和油化工業も反発となりましたね。この銘柄は工業産業廃棄物を再資源化するリユース・リサイクル事業と中々ポテンシャルが高い銘柄です。テーマもですが、リチウム電池用電解液の受託製造という強みもありますので、4000円近辺で少し拾ってみようかな?と記載しまいたが、これも綺麗に反発してくれました。

再生可能資源であり、食糧とも競合しない非可食バイオマスを原料として、バイオ燃料やグリーン化学品を製造する新規産業の【9212】グリーン アース インスティテュートは、やはり1300円が今のところ底値という感じなっていますね。ただ割れたら一段下げありそうです。

半導体関連はSOX指数が暴落していますので、チャートが崩れているものが多いですが、さすがに値ごろ感がでてきていますね。

【8035】東京エレクトロンは下落【6920】レーザーテックは下落、上方修正発表の【6857】アドバンテストは寄り付きは売られましたが売り一巡後は反発。【6723】ルネサスエレクトロニクスは反発、【6890】フェローテックは下落、【7433】伯東は上昇、小型の半導体銘柄【6336】石井表記はほぼ変わらず。好決算発表の【6323】ローツェもほぼ変わらず。

【6857】アドバンテストは半導体不足に対する供給能力拡大投資が推進されていることを背景に、受注高が大きく伸長して上方修正。この内容で朝売られて、え?と思いましたが、相場が落ち着けば、1万円台に再び戻すと見ています。

私の知り合いのプロトレーダーが注目しているメタバース関連の【8783】GFAは終値93円と変わらず。今年はメタバース関連は大注目のテーマですので引き続き注目はしています。メタバースでは【3083】シーズメンも注目していますが、この位置で根固めできるかという感じですね。

【2158】FRONTEOは小幅下落、反発狙いでしたが弱いので投げました。

第二のフロンテオと言われている銘柄で、【3853】アステリアは小幅下落。AI関連は有望テーマですので注目です。上方修正を好感しての上げも消え、窓埋め近辺まで落ちてきそうと記載しましたが、とりあえず815円で打診しました。

【4412】サイエンスアーツは下落。昨日リバウンド狙いで入っていましたが、綺麗に吹いてくれました。上昇して即売りましたが、本当下落早いので吹いたら売る。これが今はいいですね。

【1783】アジアゲートはウルフ村田さんの煽りでとんでもない動きとなっていますが、乱高下ですが、押し目買い意欲は高いですね。90円指値入れてて、本日安値90円…ですが刺さっていませんでした(悲)

【5915】駒井ハルテックは上昇。やはり2200円は堅いですね。これも刺さってはいませんが、来週も2200円近辺で拾ってみようと思っています。

注目銘柄で記載した【6912】菊水電子工業は急反発。やっぱ中身のしっかりした銘柄は戻すときはしっかりと戻しますね。

【6047】Gunosyも反発、決算が赤字から黒字予想となり、一旦買われて再び売られとなりましたが、今日はしっかりの動きでしたね。

オミクロン型の感染の銘柄は注目されていますが、【4556】カイノスは中々面白いチャートでしたので注目していましたが、見事な上昇となりましたね。かなり大口入っている感じします。

先週末に記載しました【9997】ベルーナは上昇となりましたが、割安、高配当とお手本の様な銘柄ですし、決算も期待できると思っていますので、引き続き強気目線です。

ハイボラの退場者続出のとんでもない相場となっていますが、売り圧力も強く正直読みにくい相場となっています。来週も気は抜けない展開になると思っていますが、マザーズ指数はさすがに来週から反発すると予想しています。

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明日の注目銘柄

・ベルーナ(9997)

東証1部、PER5.4倍、PBR0.58倍、利回り2.7%、時価総額679億円。

同社は衣料品等カタログ通販大手。1983年に衣料品の通信販売を開始、現在では衣料品だけでなくファッション雑貨、インテリアといった多彩な商品を各世代に向け提供。2,100万人を超える会員のデータを活用した商品開発と効率的な商品管理のノウハウを確立しており、チラシ・カタログだけでなく、パソコンやスマートフォンといったWEBメディアによるコミュニケーションも強化しています。

ターゲット層は50~60代のミセスを中心としていますが、12月度の月次売上高が、前年同月比4.5%増と3カ月ぶりに前年実績を上回っており、業績は復活の見込みは高く。

カタログのグルメ、ワインなども巣籠効果からの需要で拡大傾向です。チャートは大底から切り返している動き、割安面からも上昇していく見込みは高いと見ます。25日移動平均線がサポートラインとなっておりますので、25日線をロスカットラインとして取り組めばやりやすい銘柄といえるのではないでしょうか!

・菊水電子工業(6912)

本日は上昇、東証JQ上場、PER15.9倍、PBR0.99倍、時価総123億円の小型、据置型直流安定化電源、耐電圧試験器に強みを持ち商品シェアは国内でもトップクラスの電子計測器および電源機器の専業メーカーです。

新型コロナウイルス感染再拡大や世界的な半導体、電子部品等の需給逼迫の影響により、営業活動の制約はありますが、同社の重点市場である航空宇宙、電池、自動車のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)、サーバー・ICT(情報通信技術)関連市場、並びに半導体関連市場、5G関連市場など、グローバルで需要の回復しています。

特にグリーンエネルギー政策により需要が拡大している米国や自動車のEV化の加速とインフラ需要の旺盛な中国を中心に海外売上高が大幅に増加し、EV用電池向け耐電圧試験器が会社予想を遥かに超える受注となっている様です。

とにかく業績面は上方修正を2度もする抜群の業績です。EV用充電器は需要はまだまだここからという感じで見ています。チャートを見るとまだ下げそうですね。

・湖北工業(6524)

本日は上昇。自動車関連、東証2部に12月22日に上場のIPO銘柄、アルミ電解コンデンサ用リード端子と光部品・デバイスのリーディングカンパニーです。

業績面もよく、自動車関連はここから需要高まっていきますので、同社の業績も高まっていくと見ています。【4412】サイエンスアーツの再来となるのでは?と期待していましたが、チャートは厳しい形となってきていますね。節目となる6000円で反発狙いでいきます。

・Gunosy(6047)

本日は上昇。今後化けそうな銘柄と見ています。インドでクレジットカードサービス「slice」を提供するGaragePreneursの強制転換条項付優先株式の追加取得を決定したという材料ですが、最大で1000万ドル相当の優先株式取得を計画というのもですが、インドは10億人の大国ですが、クレジットカードの普及はまだまだここからですので、今後かなりの含み益が出る可能性がありますね。チャート的にはまだいけそうな雰囲気はあります。

・コムチュア(3844)

本日は上昇。クラウドが主力の独立系SI、情報系システムの開発・構築に実績を持ち、アマゾン、セールスフォースのクラウド基盤をベースとした基幹システム、webサイトの開発が中核事業としています。

同社はDX関連での本命視される銘柄の一つですが、DXで企業や社会の未来の変革をリードする「Leadthe Future」の精神のもと、デジタルソリューションパートナーとして新しい技術やソリューションを組み合わせ、クラウド、ビッグデータ/AIなどのデジタルプラットフォームを活用して、高付加価値なコンサルティングなどの上流工程のビジネス拡大を見込んでいます。

何といっても同社ですが、直近の決算が抜群です。クラウド支援サービスに重点を置いた事で業績が絶好調ですが、21年4~9月期決算は、売上高が前年同期比19%増の119億9500万円と2割近い増収を確保、営業利益も同47%増の19億6100万円となっています。

DXの本命ではありますが割高感からも投げ出ますね。ですが半導体、DX、脱炭素、再生可能エネルギーはここから飛躍する3大テーマです。下げ止まったと思ったらこれですか…きついですね。

・山善(8051)

本日は上昇、東証1部上場、PER9.5倍、PBR0.81倍、時価総額918億円の中型株、機械、工具、住宅設備、家電用機器専門商社の大手、工作機械や住設機器などに強みを持つ企業です。

伊藤忠・阪和興業・岩谷産業・長瀬産業・稲畑産業などと並び、大阪を本拠とする商社の一つです。YAMAZENのブランドで家電製品が量販店で広く販売しています。

8月11日発表の決算では、22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比93.2%増の35億円。国内外を問わず総じてコロナ禍からの回復傾向にあり、消費財関連事業においても引続き好調に推移する見込みのため、通期の同利益を従来予想の115億円→130億円(前期は112億円)に13.0%上方修正しています。

PER9.5倍と割安、うーんというチャートですが、この辺りは反発局面ですが下回ったら投げます。

・レーザーテック(6920)

本日は下落。半導体関連、EUV向けマスクブランクス検査装置を手掛けていますが、EUV(極端紫外線)露光工程で、先端半導体を量産する台湾のTMSCや韓国サムスン電子に加え、米インテルやマイクロン・テクノロジー、韓国SKハイニックス等も導入する計画が見込めるとの事です。

決算内容は大幅減益と何ともという感じでしたが、短期的な収益悪化は装置の検収タイミングによるもので、受注高は4.4倍と急拡大しています。上昇していく期待は高いですがPERを見ると割高ですので、その点は注意ですね。

・フェローテック(6890)

本日は小幅下落。半導体関連の割安で業績抜群の企業です。買い目線の理由は、【6890】フェローテックの過去記載内容を見て頂けたらと思います。各証券会社が目標株価を5000円以上としています。同社の真空シールは世界シェア約6割、台湾の受託製造大手TSMCや韓国サムスン電子などの半導体設備投資需要もあり業績は拡大していく見込みは十分です。

決算内容は22年3月期業績予想を上方修正、上期営業利益は2.7倍と抜群!今日は中々きつい下げを見せていましたが、今後も上下しながらも高値更新予想しています。

・ルネサスエレクトロニクス(6723)

本日は上昇。ルネサスエレクトロニクスは自動車用のパワー半導体を主力とする企業です。2日付の日本経済新聞朝刊で、「半導体の安定供給へ向けて積極投資する方針を明らかにしており、さらに買収した英半導体企業から工場の自動化などIoTを強化し、相乗効果は製品群の組み合わせなどで約360億円の利益が見込める様です。パワー半導体は自動車業界見てもですが大手自動車メーカーの生産回復のメドが立つなか、来年に向け引き続き好調な事業環境が見込めます。まあこれもまだまだここから!

・NTTデータ(9613)

本日は上昇。デジタル庁、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連。東証1部に上場、時価総額2兆9467億円。1988年設立。NTTグループ傘下で官庁・公共・金融機関向けの大型システム受託データ通信やシステム構築事業を手掛けています。国内外に300社以上の子会社を持つ国内では最大手のIT企業となります。テクニカル、テーマ性十分で中期目線でも勝負できる銘柄と位置付けております。

業績はしっかり上期の受注高は国内における順調な案件獲得に加え、海外事業の規模拡大及び為替影響により増加して22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益が1091億3800万円(前年同期比71.0%増)となり、通期計画1800億円(前期比29.3%増)に対する進捗率は60.6%!まだまだ期待です。

明日の空売り注目銘柄

・enish(3667)

本日は小幅高。東証1部、ゲームアプリ関連、ソーシャルアプリ・ゲームの企画・開発・運営を手がける企業ですが、環境悪い時は買われて、良い時は売られる。という感じですが、業績微妙ですからね。今日はやっぱりなという動き。上がったら叩けばいいという感じで見ています。

日本ペイント(4612)は小幅高。海外市場における株式売出実施を発表、売出株数は最大で発行済み株式数の6.7%でしたので、これが嫌気されて急落が続いていましたが、反発後からまた売られてきていますね。

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