
こんにちは、億トレサラリーマンです。
地政学リスクの高まりにより防衛関連株への注目度は着実に高まっている。しかし、マーケットでの反応は思ったよりも薄い。日本政府の防衛費増大への期待からこれまでマーケットを牽引してきたテーマのひとつが防衛関連だっただけに、大きなインパクトとはならなかったというのが正直なところだろう。
しかし、防衛費増大による影響は今後中長期的に意識されるところではあるのは間違いない。さらにいうと、主力の中核企業ではなく、新たな材料でニュースターとなる銘柄が登場してくることも十分に考えられる。
ということで、今回の記事では急騰性抜群の小型防衛株にスポットを当てていこうと思う。
急騰性抜群の小型防衛株に注目
▼マイクロ波化学(9227)

東証グロース|PER-倍|PBR43.02倍|利回り-%|時価総額158億円
今回ご紹介する銘柄は、マイクロ波化学という銘柄だ。
マイクロ波化学という会社名を聞いて、すぐにピンとくる投資家はまだ少数派だと思うが、時価総額はおよそ158億円。株価は2026年3月時点で900円台と、3ケタ圏内で推移している小型の新興株だ。正直、派手な存在感はないかもしれない。
3月3日、中東情勢が悪化し地上戦の可能性が報じられる中で、防衛関連の穴株として市場の一部から買い注文が集中し、一時1,000円台を回復している。特に会社からの材料発表があったわけではない。あくまでも思惑のレベルは抜けないが、時代のトレンドを考慮するとこの銘柄が持っている潜在的な可能性を感じてしまう。
マイクロ波化学とは、何をしている会社なのか。
面白いコア技術を持つ企業
同社が提供するのは、マイクロ波を使った製造プロセスの変革だ。電子レンジを想像してもらうと近いが、あの原理を産業レベルに応用し、化学品の製造プロセスを根本から変える。
従来の化学製造では、熱と圧力を使って物質を変化させるのが一般的だ。この方法はエネルギーロスが大きく、CO2排出量も相応に多いのが課題とされる。
そこで、マイクロ波化学が開発したのは、目的とする物質だけが共鳴する特定の周波数を照射することで、エネルギーを無駄なく、かつ均一に伝達するという手法だ。高収率、高品質、そして化石資源由来プロセスと比べてCO2を大幅に削減できる点が、化学品メーカーから高く評価されている。
さらにスーパーコンピューターを活用し、マイクロ波の分布と流動物体の挙動をシミュレーションし、反応器の大型化、いわゆるスケールアップにも対応している。実験室レベルで成功した技術を量産レベルに落とし込む際の壁を、独自の計算技術で乗り越えようとしている会社というわけだ。
適用領域は炭素素材、ケミカルリサイクル、金属製錬、電子材料、医薬品と幅広く、研究開発から製造支援までをワンストップで請け負う。
防衛領域での活用可能性
正直なところ、会社が防衛分野への参入を正式に表明しているわけではない。公開されている取引実績ももちろんない。それでも市場が思惑を持って動いたのは、同社のマイクロ波技術が防衛省肝いりの高出力マイクロ波技術と構造的に親和性が高いからだ。
というのも、防衛省が研究を進めているドローン無力化技術の一つに、高出力マイクロ波を照射してドローンの電子系統を機能不全にするというアプローチがある。マイクロ波の照射制御、特定対象へのエネルギー集中、高出力化という技術的課題は、まさにマイクロ波化学が日常的に取り組んでいる領域としっかりと重なる。
直接の契約実績がないからこそ思惑の余地があり、小型株特有の需給の軽さが短期資金を呼び込みやすくなっている。市場というのは、可能性の芽を嗅ぎ取る嗅覚が鋭いものだ。
株価は急騰性抜群

2025年4月につけた安値は345円だった。そこから上昇が続き、2026年1月には年初来高値1,620円をつけた。1年も経たずに4.7倍という大化けを経験している。
2月25日には出来高が145万株を超え、前日比166%という異常な数字を記録した日もあった。その後は利確売りに押されて下落し、3月に入ってからは900円台で推移している状態だ。
何の材料もないただの低位株であれば、急騰した分行ってこいで急落するが、この銘柄は違って心理的節目となる1,000円近辺で踏みとどまっている。
中期のトレンドという視点で見ると、500円近辺の底値圏からは完全に浮上し、トレンド転換が確認できる水準だ。ただ、高値圏からはおよそ40%下落した位置にいることも事実で、追いかけていた投資家の中には含み損を抱えている人も相当数いるということは考慮しておかなければならないだろう。
業績面だけでいうと、正直買いたい銘柄とは言えないだろう。
26年6月期3Qの累計売上高は5億5,600万円で前年同期比17.9%減、営業損失は6億8,500万円と損失幅が拡大している。今期通期の見通しでも営業損失8億5,300万円を見込んでいて、会社自身が財務状況の悪化を認めている状況である。
新規案件の獲得も計画の25件に対して10件と、進捗は芳しくない。成長テーマに乗っていても、業績はまだ先行投資段階といえるだろう。
ただ、小型材料株というのはたいてい業績で買えるものではない。将来への期待と思惑で資金が入ってくるものだということは念頭においておくべきだ。
投資面3つの評価軸
株価の変動性と業績赤字を正直に書いたうえで、それでもこの銘柄を注目株として取り上げる理由は、以下の3つだ。
1つ目は、やはり防衛株としての可能性だ。
防衛関連という大きなテーマに、技術的な根拠を持って絡んでくる可能性を秘めた銘柄であることは非常に大きい。昨今の軍事攻撃では、ドローンによる無人機攻撃がかなり主流化していることを考えると、同社の技術が防衛領域で活用される未来も十分に考えられるだろう。
2つ目は、株価の構造と急騰性だ。
時価総額150億円台の小型株は、大型株と比べて少ない資金量でも株価が大きく動く。実際に345円から1,620円に株価4.7倍の大化けという動きがそれを証明している。現在の1,000円近辺という水準は、高値からの調整が一定程度進んだ位置にあるため、今後の上値余地の大きさと急騰性の高さというのは評価しておきたい。
3つ目は、技術プラットフォームの汎用性だ。
マイクロ波という単一技術が複数の成長産業に横断的に適用できる点は、長期的な事業機会という観点で評価できそうだ。案件獲得が計画に対して遅れているのは事実だが、それは市場開拓の時間軸の問題であり、技術そのものの価値を否定するものではないだろう。
赤字企業の小型グロース株に投資するということは、将来の成長ストーリーに賭けることだ。業績が追いつくより先に株価が動くのが常であり、それゆえに大きな振れ幅も生じる可能性がある。われわれ個人投資家は、機関投資家と真正面から殴り合うことは難しいため、こういう部分でリターンを狙っていくことも必要だろう。
マイクロ波化学が今後どのタイミングで防衛分野との接点を公式化するか、あるいはしないか、それによって株価の動きは大きく変わる。少なくとも今この局面で、この会社の技術と背景を知っておくことは、次の動きに対応するうえで意味があるだろう。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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