【高市トレード特集】日本が世界をリードする「半導体製造装置」関連の大注目大化け候補銘柄

※2025年11月6日のデータを参照しています

こんにちは、億トレサラリーマンです。

高市政権の成長戦略は、ただのばら撒きで終わらない、そんな空気を感じませんか？

政府が設置する「日本成長戦略本部」で造船や防衛、半導体など17の戦略分野を設定し、重点投資を進めると報じられています。担当閣僚を分野ごとに指定し、2026年夏にアップデートされた成長戦略をまとめるとのこと。分野ごとに投資促進策や規制緩和を具体化し、経済成長率への寄与まで算出させる見通しだ。

つまり政策の実効性を数字で測る。ただのばら撒きでは終わらせないという意思の表れと捉えることができます。ただなんとなく政策に期待するのではなく、明確な国策プロジェクトとして産業へのテコ入れに期待できそうです。

「日本成長戦略本部」で戦略分野に位置付けた17分野は以下の通りです。

高市政権の「日本成長戦略会議」重点投資する17の戦略分野

AI・半導体

海洋

核融合

航空・宇宙

港湾ロジスティック（物流）

コンテンツ

合成生物学・バイオ

資源・エネルギー安全保障・GX

情報通信

創薬・先端医療

造船

デジタル・サイバーセキュリティー

フードテック

防衛産業

防災・国土強靭化

マテリアル（重要鉱物・素材）

量子

いまマーケットでは「高市トレード」と呼ばれる政策テーマ物色が続いています。こういう政策テーマ相場は、テーマだけで終わるケースももちろんありますが、そこから実需を伴う中長期の大相場に育つことが期待できます。

その中でも「半導体製造装置」関連は日本が世界と戦える代表格と言えるでしょう。というわけで、今回の記事では、日本が世界をリードする「半導体製造装置」関連の大注目大化け候補銘柄を紹介します。まだまだ株価変貌の可能性を秘めた話題の注目株なので、ぜひチェックしてみてください。

日本が世界をリードする「半導体製造装置」関連の大注目大化け候補銘柄

◆山一電機(6941)

東証プライム｜PER14.2倍｜PBR2.19倍｜利回り2.12％｜時価総額1,081億円

※2025年11月6日のデータを参照しています

山一電機は、半導体検査用ICソケットや各種コネクタ、光関連製品が主力で、東証プライム上場のグローバルメーカーです。国内の開発に加えてアジア、欧米に拠点を持ち、海外生産比率85％、海外売上比率86％という圧倒的なグローバル体制が特徴。

主力は半導体の検査工程で使われるテストソケットで、世界的に高いシェアを持っています。ICソケット、カードコネクタ、高速伝送コネクタ、フレキシブルプリント配線基板「YFLEX」、光学多層薄膜フィルタまで手掛けており、技術の横連動が効きやすい事業ポートフォリオになっているのが強みと言えるでしょう。大手半導体メーカーと世界規模で取引をしており、販売体制も整備されているのが基盤の強さを表しています。

山一電機の主要製品と用途一覧

主要製品と用途一覧

製品名	主な用途
テストソケット	半導体チップの検査・評価工程用、BGA・LGAなどの先端パッケージ検査に利用
バーンインソケット	ICの加速耐久試験（バーンイン工程）で利用。信頼性評価を担う
高速伝送用コネクタ	通信向け高速データ伝送回路・サーバ、5G・AI・データセンター基板間接続など
YFLEXフレキシブル配線板	超高速伝送（28Gbps、56Gbps級）、通信・ミリ波レーダー・アンテナ基板用途
メモリカードコネクタ	SD/microSDカードやSIMカードなどリムーバブルメモリー接続用

その実力は業績において数字としてハッキリと表れています。26年3月期2Qの連結経常利益は前年同期比5.4％増の64.9億円。従来は減益想定だったものが増益に転じています。通期見通しも79億円から91億円へ15.2％の上方修正となり、増益率は2.7％増から18.4％増まで拡大。配当も90円から105円に増額修正しています。

日本の半導体製造装置関連のなかで山一電機はかなり有望株だと思います。政策テーマに乗りつつ、収益が右肩上がりな銘柄は、中長期で水準を切り上げていくケースが多いです。積極的に押し目を拾っていきたい銘柄ですね。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。

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