
こんにちは、億トレサラリーマンです。
株式市場を日々チェックしていると、「あ、これちょっと気になるな」と思うような好材料がふと飛び込んでくることがあります。そんなときは、企業のIR情報や直近のニュース、チャートの動きなどを一通りチェックして、その銘柄が今後どう動きそうか、自分なりにシナリオを描いてみるのが株式投資の楽しいところですよね。もちろん、すべての思惑がうまくいくわけではありませんが、「材料が出た瞬間の勢い」と「その背景にある中長期的なテーマ」を両方意識することで、より戦略的な投資判断につながっていくと感じています。
今回は、まさにそんな視点で、個人的に気になる材料が出てきた銘柄をひとつピックアップしました。短期的にも株価が反応しそうな動きがありつつ、中長期的にもテーマ性がある、いわゆる《一挙両得》が狙える可能性のある内容だと思います。特に最近の東京株式市場では、親子上場関連の動きが目立ってきており、いくつかの企業で上場子会社をめぐる戦略的な動きが出ています。日本企業全体として、グループ経営の効率化やガバナンス強化の観点から、親会社と子会社がそれぞれ上場している形を見直す流れが続いており、今後もこのテーマには継続的に注目しておく価値があると考えています。
実際に過去を振り返ってみても、親子上場関連では子会社に対して親会社がプレミアムを乗せた価格でTOB(株式公開買い付け)を行うケースが多く、事前にその動きを察知できれば、大きな値幅を狙えるチャンスにつながります。今回のように好材料が出たタイミングで、その銘柄がもし親子上場関連でもある場合、材料による短期的な株価上昇期待に加えて、プレミアムTOBへの思惑も加わり、より強い上昇トレンドを生み出す可能性があります。
もちろん、親子関係にあるだけで必ずTOBが実施されるわけではありませんが、東証が掲げる「グループ経営に関する開示の充実」などの方針もあり、企業側にも何らかの対応を促すプレッシャーがかかっている状況です。だからこそ、こういったテーマに沿った銘柄は、短期でも中期でも「仕込みどき」と考えている投資家が多く、しばらくは需給的にも強い動きが続きやすい傾向にあります。
今回の記事では、【注目好材料株】親子上場関連×最新技術で今こそ狙いたい注目銘柄とは?株価上昇期待株をご紹介として、こうした親子上場関連の流れを背景に、実際に好材料が出たばかりの、個人的にも面白いと感じている注目の1銘柄をご紹介します。TOB思惑や今後の業績展開なども含めて、なぜこのタイミングでチェックしておきたいのか、そのあたりを掘り下げていきたいと思います。投資先の選定にお迷いの方は是非チェックして、利益獲得を狙っていきましょう!
※2025年6月24日のデータを参照しています
【注目材料株】親子上場関連×最新技術で今こそ狙いたい注目銘柄
日本鋳造(5609)
日本鋳造は、1920年創業の歴史を持つ鋳造品メーカーです。神奈川県川崎市に本社を構え、自動車、産業機械、船舶、建設機械、インフラ設備など、幅広い分野向けに高品質な鋳造品を提供しています。鉄、ステンレス、非鉄金属など多様な素材に対応し、顧客の複雑な要求に応じた鋳造技術と加工技術を強みとしています。主力事業は、大型鋳造品から精密鋳造品まで、多岐にわたる製品の設計、製造、販売です。特に、高い耐久性と精度が求められるポンプ部品、バルブ部品、産業機械部品などに多くの実績を持ちます。長年の経験で培われた技術力と、品質管理体制により、安定した製品供給を可能にしています。
日本鋳造は、JFEホールディングス(5411)のJFEスチールの子会社にあたり、親子上場解消と完全子会社化を目的としたTOBへの期待が持てる銘柄です。
さらに、同社は純度の高い鉄を用いて3Dプリンターで積層造形するという新たな技術を開発したと報じられています。この技術では、最大で99%という非常に高い純度の鉄を素材として使用し、機械向けの各種部品などを高精度に造形できるとのことです。これまで同様の用途ではアルミやチタンといった高価な金属が使われることが一般的でしたが、今回の技術が確立されれば、それらを代替できる可能性がある点が大きな注目ポイントです。報道によれば、この技術により製造コストは従来比で約3割の削減が見込まれており、企業の生産効率や収益性にも大きく寄与することが期待されています。
また、この技術を活用することで、これまで難しかった複雑形状の部品を一体成形で製造できるようになる可能性もあります。従来の鋳造や切削加工では多くの工程が必要だった部品も、3Dプリンターであれば設計から造形までを一気通貫で行えるため、納期の短縮や在庫リスクの軽減といった副次的な効果も見込まれます。特に航空・宇宙、自動車、産業機械分野などでは、軽量化と高強度を両立させつつ、コストも抑えるというニーズが強く、同技術の実用化が進めば、サプライチェーン全体にわたる影響力を持つ可能性もあるでしょう。
さらに、同社はこの新技術に関してすでに国際特許を取得しているとされ、技術的な優位性を確保した上での量産体制への移行が見込まれています。2025年中の量産開始を計画しており、実際の生産が本格化すれば、国内外のメーカーからの引き合いが一気に強まる展開も十分に考えられます。鉄という安価で扱いやすい素材を使いながら、従来は高コストだった領域に進出できるという点で、産業構造全体を見直す可能性を秘めた革新的な技術といえるでしょう。
日本鋳造(5609)の株価は今後どうなる?

東証スタンダード|PER8.4倍|PBR0.37倍|利回り3.33%|時価総額43.5億円
日本鋳造は長らく横ばいから下落傾向にあったものの、直近で一気に急騰し、13週・26週・52週移動平均線を一気に上抜ける強いブレイクアウトが発生しています。特に今週の大陽線は出来高を伴っており、需給の転換点を示唆しています。次の節目としては過去の上値抵抗ゾーンである1,000円台後半〜1,200円が意識される一方で、下値については移動平均線群がサポートラインとして機能し、800円台前半が底固くなりそうです。基本的にはポジティブなトレンド形成の初動に入った可能性があります。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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