
※2025年9月5日のデータを参照しています
こんにちは、億トレサラリーマンです。
スマートフォンやパソコン、AI、電気自動車、自動運転、データセンター。
現代の暮らしや社会を支える最先端技術には、必ずと言っていいほど半導体が組み込まれています。
かつて産業革命の核となった石油は「産業の血液」と言われた時代がありましたが、現代の産業を支える半導体は「産業のコメ」とも呼ばれ、産業全体の基盤を支える存在です。
世界にはインテル、TSMC、サムスンといった巨大半導体メーカーが存在し、日本は完成品半導体の分野では出遅れているのが実情です。
しかし、実は日本には世界に誇れる分野があります。
それが「半導体製造装置」「半導体検査装置」「半導体素材」です。
露光装置、研磨材、シリコンウエハー、フォトレジストなどの分野で日本企業は圧倒的なシェアを持ち、世界の半導体供給網を支える要となっています。
つまり、半導体需要が増えれば増えるほど、その裏側で支える日本企業には大きな追い風が吹くわけです。
これこそが、投資家にとって注目しておきたい大きなポイントのひとつでしょう。
半導体市場が拡大していく理由
では、なぜ今後半導体需要が伸びていくと見られているのか。
その背景にはいくつかの要因があります。
まず、AIの進化です。
ChatGPTをはじめとする生成AIや、画像認識・音声認識の技術が急速に進化しています。
これらは膨大な演算能力を必要とするため、より高性能な半導体が不可欠となります。
次に、自動車分野です。
EV(電気自動車)や自動運転車の普及が進めば、1台あたりに使われる半導体の数量は従来の数倍に膨れ上がると言われています。
かつてはガソリンで走っていた車が、今では半導体を搭載した“走るコンピュータ”へと変貌しているのです。
さらに、データセンター需要も無視できません。
生成AI市場の急拡大、クラウドサービスや動画配信、5G通信などの普及により、世界中でサーバー増設が相次いでいます。
ここでも膨大な量の半導体が消費されることになります。
これらの潮流を踏まえると、半導体関連銘柄が中長期的に有望視されるのは自然な流れといえるでしょう。
ペロブスカイト太陽電池という次なる柱
そして今回、もう一つ注目しておきたいテーマが「ペロブスカイト太陽電池」です。
聞き慣れない名前かもしれませんが、これは次世代の太陽電池として世界的に研究が加速している分野です。
従来のシリコン型太陽電池に比べて、軽量でフレキシブル。
しかも製造コストを大幅に下げられる可能性を秘めています。
ビルの壁や窓、さらには衣服や車体にまで貼り付けて発電できる未来が描かれており、「エネルギーの常識を変えるゲームチェンジャー」とも呼ばれています。
ここで重要なのは、日本がこの技術開発で世界をリードしている点です。
政府も脱炭素社会の実現に向け、ペロブスカイト太陽電池の実用化支援を強化しており、国策として後押ししている状況です。
国策に売りなし、という相場格言もある通り、政策が追い風となるテーマ株は中長期での成長が期待できます。
半導体関連に加えて、次世代エネルギーとしてのペロブスカイト太陽電池関連銘柄も投資家にとっては見逃せない存在でしょう。
今回の記事では、今後需要が拡大し続けると言われる産業の中核「半導体」関連と日本が世界トップリードを狙う「ペロブスカイト太陽電池」関連の2つのテーマを兼ね備えた注目銘柄を紹介します。
明確なトレンド転換を迎えたあと、さらなる上昇局面へと突入するとみられる狙い目銘柄となるので、ぜひチェックしてみてください。
トレンド反転で上昇気流に乗る狙い目半導体関連・ペロブスカイト太陽電池関連銘柄
◆コニカミノルタ(4902)

東証プライム|PER11.2倍|PBR0.57倍|利回り1.85%|時価総額2,722億円
▼企業概要と主力事業
コニカミノルタは、日本発祥の総合技術メーカーであり、光学・画像技術をコアに多様な事業をグローバルに展開しています。
創業は1873年、2003年にコニカとミノルタが統合して誕生し、本社は東京都千代田区に位置し、世界150カ国以上でビジネスを展開しています。
設立以来140年以上にわたり、「見えないものをみえる化」するイノベーションを続けており、DXやIoTなどの先端技術と組み合わせたソリューション提供を強化しています。
▼主力事業と強み・業界内の立ち位置
コニカミノルタの主力事業は、オフィス用デジタル複合機やプロフェッショナルプリント、医療画像機器やITヘルスケア、産業用計測機器・材料コンポーネントなどが挙げられます。
とくにイメージングや精密加工、光学技術を活かした高機能製品が評価されており、印刷分野においては高品質と自動化による効率化を追求しています。
医療分野でもAIやIoT技術と連携し、グローバルで高いプレゼンスを持つほか、産業用計測装置では国内外で上位シェアを築いています。
ワークプレイスのデジタル変革や顧客密着型の開発力も強みで、業界全体でみても技術力と総合力により国際競争力を維持しています。
▼2025年9月4日発表のニュース
2025年9月4日、コニカミノルタは溶剤への耐久性に優れた産業用インクジェットヘッド新モデル「KM1024iSHE-HM-LV」を正式発売したと発表しました。
この新製品はディスプレイ、半導体、次世代太陽電池(例:ペロブスカイト太陽電池)など幅広い工業用途を想定して設計されており、合成樹脂を溶かす材料にも精密にインクを塗布できる技術的特長を備えています。この技術は、半導体やディスプレイ製造分野の最新ニーズに対応し、次世代市場を先取りした競争力強化に直結しています。
▼株価動向について
長期的な下落基調を経て足元では明確に下げ止まりつつあり、今回の上昇で再び動意づく兆しを見せています。
業績面では医療関連や産業用光学機器といった成長分野へのシフトが進んでおり、従来の複合機依存からの脱却が評価され始めると、中長期での再評価余地は大きいと考えられます。
直近の株価は540円前後ですが、上値余地としてはまず600円台の回復が視野に入り、その後に投資資金が本格的に流れ込めば700円台を狙える展開も期待できます。
下値は500円近辺が堅いラインとなりやすく、リスク限定の中での上昇トレンド入りをうかがえる位置です。
大相場の調整を終えて反転初動のパターンにも見えるため、これから先は業績回復とテーマ性が合わさり、もう一段大きな波をとらえられるタイミングに入りつつあるとみています。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断される銘柄であり、ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。
まとめ:2大テーマの掛け算に注目
今回の記事では、半導体とペロブスカイト太陽電池という二つのテーマに注目しました。
どちらも単独で強い成長ストーリーを持っていますが、共通しているのは「社会的に不可欠な存在になりつつある」という点です。
半導体はあらゆる産業の基盤であり、需要の拡大は今後も続くと見込まれます。
そしてペロブスカイト太陽電池は、日本が世界で主導権を握れる可能性を秘めた次世代エネルギー技術です。
もちろん投資に絶対はなく、需給や市況の変化によって株価が上下する場面は避けられません。
しかし、長期的な成長ストーリーに乗ることで、大きなチャンスを掴める可能性があるのも事実です。
いま市場では「テーマ株の二段上げ」という言葉が囁かれることがあります。
第一波の盛り上がりで注目された後、一度落ち着き、再び材料や政策で注目が高まる局面です。
半導体とペロブスカイト太陽電池、まさにその“第二波”に乗り込みたい投資テーマではないでしょうか。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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