
※2025年8月27日のデータを参照しています
こんにちは、億トレサラリーマンです。
株式市場で注目を集めているテーマの一つといえば「半導体関連」。
短期的な値動きに左右される場面はあるものの、中長期的に見れば確実に規模が拡大していく分野といえます。
半導体は、スマホやパソコンだけでなく、AI、EV、自動運転、データセンターなど、これから世界経済を支えていくインフラの中心に位置しています。
つまり、これから成長していく産業のど真ん中にあるのが半導体関連銘柄だといえるでしょう。
今回の記事では、【有望テーマ株】中長期で狙いたい半導体製造関連の厳選注目銘柄をご紹介していきたいと思います。
投資テーマとしては今後何年もマーケットの中心にいるようなテーマになるので、関連銘柄は色々チェックしておいた方が良さそうです。
半導体関連銘柄に注目しておきたい理由
技術革新と需要拡大
まず大きな要因として考えられるのはAIとデータセンター投資の加速です。
ChatGPTをはじめとした生成AIの普及によって、高性能なGPUや専用チップの需要が急拡大しています。
そのチップを製造するための装置や素材を手掛ける日本企業は、グローバル企業と直接取引するポジションにあり、大きな恩恵を受ける位置にいます。
また、AIを動かすには膨大な計算資源が必要となるため、世界各地でデータセンターの建設ラッシュが続いています。
そこに使われるサーバー用半導体も、今後需要が一段と伸びると見込まれるでしょう。
さらに、EV(電気自動車)の普及も半導体需要を押し上げる要因です。
EVは「走る電子機器」とも呼ばれるほど、数百~数千個の半導体を搭載しており、制御・バッテリー管理・安全システムなどに不可欠です。
自動車メーカーがEVシフトを加速させるほど、車載半導体市場は拡大し、日本メーカーの業績を底上げしていくでしょう。
政策と経済環境
日本政府は半導体を「経済安全保障の要」と位置づけ、巨額の補助金や税制優遇措置を投入しています。
TSMCの熊本工場、Rapidusの先端半導体プロジェクトなどは、その象徴的な事例です。
これらの投資は国内サプライチェーン全体に波及し、長期的に産業基盤を強化する効果が期待できます。
また、為替の円安も大きな追い風となります。
半導体製造装置メーカーや電子部品メーカーの多くは輸出企業であり、ドル建てでの収益増加が業績に直結します。
これは投資家にとってプラス材料といえるでしょう。
世界シェアを握る日本企業
半導体はグローバル産業ですが、その中で日本企業は「製造装置」「検査装置」「素材」といった領域で世界トップシェアを誇っています。
たとえば、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)は、それぞれの分野で世界的に欠かせない存在。
半導体の需要が伸びれば伸びるほど、業績はダイレクトに反映されます。
市場全体の拡大がそのまま成長につながるビジネスモデルといえるでしょう。
中長期で狙いたい半導体製造関連の厳選注目銘柄
◆長野計器(7715)

東証プライム|PER7.8倍|PBR0.89倍|利回り2.30%|時価総額406億円
▼企業概要と主力事業
長野計器(7715)は、1896年創業の老舗計測機器メーカー。
主力製品は「圧力計」と「圧力センサ」で、医療、自動車、半導体、化学、食品など多岐にわたる産業分野に供給しています。
売上構成比では圧力計が約53%、圧力センサが約31%を占めており、その他にも計測制御機器やダイカスト製品を展開。
特に圧力計は国内市場で約60%という圧倒的シェアを誇り、消火器や自動車内部、工場設備やプラントなど、日常から産業インフラまで幅広い場面で活用されています。
▼業界内の立ち位置やシェア
圧力計分野における国内トップメーカーであり、そのシェアは約60%に達しています。世界市場でも約20%のシェアを獲得しており、業界のリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いています。
強みは超高圧から微圧まで対応できる幅広い製品ラインアップと、特殊仕様にも柔軟に応える「多品種少量生産力」。
これにより顧客の多様なニーズに応え、高い信頼性を確立しています。
さらに、2006年には米国のアッシュクロフト社を子会社化することでグローバル展開を強化。
直近では水素関連産業向けなど新市場開拓にも注力しており、成長基調を維持しています。
▼大株主売り出しと自社株買い
8月26日の取引終了後に株式売り出しと自社株買いについて発表しています。
売り出しについて
- 売り出し株数: 合計170万8,700株
- 主要株主のエア・ウォーター(4088)などによる売り出し
- 上限25万6,300株のオーバーアロットメント
- 売り出し価格決定日: 9月3日~5日のいずれかの日
自社株買いについて
- 取得上限: 60万株(発行済み株式総数の3.1%)
- 取得総額上限: 12億円
- 取得期間: 売り出し価格決定日の6営業日後から2026年1月30日まで
- 実施方法: 東京証券取引所での市場買い付け
- 取得後の処理: 全株式を消却予定
売り出し株数が170万株超ということで自社株買いの株数60万株を上回ったため、短期的な需給悪化を警戒した売りが先行。
しかし、圧力計で国内トップシェア&世界でもシェア上位で半導体製造プロセスにおいて必要不可欠な機器を取り扱っているという部分での評価が高く、売り一巡後は押し目を積極的に拾う動きがみられています。
▼株価動向について
株価は一時的に調整を経て底固めをしており、足元では2,000円台で落ち着きを見せています。
半導体製造装置関連の需要増加により中長期的な成長が期待できます。
今の株価水準は過去の高値圏からみればまだ余裕があり、将来的には2,500円から3,000円台への回復も視野に入る展開と考えられます。
下値は1,900円近辺で強固に意識されそうで、リスクに対してリターンが見合いやすい局面です。
直近は緩やかな回復基調に入りつつあり、業績の安定性を背景に機関投資家の買いも戻ってくれば、一段高に向けて大相場に発展する可能性もあります。
短期的な値動きに左右されず、中長期でじっくり狙っていくスタンスが有効な銘柄だと思います。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断される銘柄であり、ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。
まとめ
半導体関連銘柄は短期的に調整があっても、中長期では成長が期待できるテーマといえます。
AI、EV、データセンターといったメガトレンドが同時進行している今、その中心にある半導体は、まさに投資家が外せない分野といえるでしょう。
「半導体=未来を支える基盤産業」
これを投資テーマとして押さえておくことが、中長期での資産形成に重要なポイントとなりそうですね。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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