
こんにちは、億トレサラリーマンです。
ここ最近、生成AIの急速な進化にともなって、データ処理の需要が爆発的に拡大しています。これに加えて、動画ストリーミングサービスやIoTデバイスの普及も相まって、世界中でデータセンターの新設ラッシュが加速しています。こうした背景を受けて、株式市場ではデータセンター関連の銘柄に注目が集まりつつあり、これから本格的に物色人気が広がる可能性もあると見ています。
そもそもデータセンターとは、インターネット上のあらゆる情報やサービスを支える巨大な“頭脳”のような存在です。そこでは無数のサーバーが稼働しており、24時間365日、ユーザーの検索、動画視聴、AI処理、センサー通信などを裏側で支えています。そんな重要インフラであるデータセンターを安定稼働させるために欠かせないのが、冷却設備の存在です。サーバーは高負荷で稼働すると熱を発し、過熱によってシステム障害を引き起こすリスクもあるため、いかに効率的に冷やせるかが運用の肝になります。
現在では、空調機器による空冷式冷却が主流ですが、より効率的な冷却手段として液浸冷却といった新技術も注目されはじめています。こうした技術を実用化し、低コストかつ省エネでデータセンターを運用できる体制を構築することは、電力コストの削減だけでなく、持続可能な社会を実現するうえでも非常に重要です。というのも、データセンターは莫大な電力を消費するため、電力インフラとの関係も密接であり、地球規模で「電力をどう使うか」という課題と常に向き合っているからです。
こうした流れを受けて、日本でもデータセンターの建設計画が相次いでいます。特に北海道、北陸地方など、冷涼な気候を活かして電力効率の高い施設を整備する動きが進んでおり、国策としても注力分野と位置づけられています。さらに、AIの発展によりデータ通信量が年々増えていく中で、今後は都市部や地方を問わず、より多くの拠点に分散型のデータセンターが必要とされることも想定されています。
つまり、冷却設備、電力供給、監視システム、空調制御、建設、半導体インフラなど、データセンターに関わる業種全体が今後の恩恵を受ける可能性があり、データセンター関連のなかでも、特に“本命”と呼べるようなポジションを持つ企業は、今からでも十分に仕込む価値があると感じています。
そこで今回は、こうした世界的な潮流と電力需要の高まりを背景に、今後さらなる業績の伸びが期待される、日本企業の中でも特に注目したいデータセンター関連銘柄の本命株を1つ厳選してご紹介します。すでに海外では関連企業の株価が大きく上昇している事例もあり、日本でもこの流れが本格化すれば、関連株が一気に脚光を浴びる展開も十分にあり得ると考えています。テーマの広がりと成長性の両面から見て、押さえておくべき注目銘柄の一つと言えるでしょう。
※2025年7月8日のデータを参照しています
【厳選テーマ株】需要急増の思惑で脚光 - 9連騰で本命視のデータセンター関連銘柄
Jパワー(9513)の企業概要と主力事業
日本国内外で電源開発事業を展開する大手電力会社です。1952年に電力の安定供給を目的に設立され、水力発電、火力発電を基盤としつつ、風力、地熱、太陽光などの再生可能エネルギーにも積極的に取り組んでいます。電力の広域的な融通を担う送電網の整備・運用も手掛けており、日本の電力供給を支える重要なインフラ企業としての役割を担っています。
同社の主力事業は、多種多様な電源を組み合わせた発電事業と、電力系統の安定運用を支える送電事業です。特に、水力発電においては、長年の歴史と技術力を有し、安定したベースロード電源としての役割を果たしています。また、石炭火力発電においても高効率な技術を導入し、環境負荷低減に努めています。近年は、風力発電を筆頭に再生可能エネルギーの開発を加速させており、国内外で大規模な風力発電所の建設・運用を進めています。これらの事業を支える強みは、電源開発から送電まで一貫して手掛ける総合力、そして厳しい環境下でも安定稼働を可能にする高度な技術力と運用ノウハウです。
最近の注目すべき動きとして、日立製作所(6501)との間で、インフラ事業者向けのAI用データセンター構築に関する覚書を締結したことを7月7日に発表しました。この提携は、Jパワーが有するカーボンニュートラル電源(水力、風力、地熱、太陽光など)と、日立製作所が持つデータセンターのIT設備および運営ノウハウを組み合わせることを目的としています。これにより、信頼性の高いセキュアな環境とカーボンニュートラルを両立する、持続可能なデータセンターの構築を目指します。
この発表は、Jパワーが電力供給だけでなく、急速に需要が高まるデータセンター、特にAIの膨大な電力消費に対応する次世代型データセンターのインフラ提供に本格的に乗り出す姿勢を示しています。再生可能エネルギーを基盤とすることで、環境負荷の低いデータセンター運営が可能となり、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)経営への意識が高まる中で大きな強みとなります。この戦略的な動きが、市場からの評価を高め、株価の9日続伸という形で現れています。AIの発展に伴いデータセンターの電力需要は飛躍的に増加すると予測されており、カーボンニュートラル電源を持つJパワーにとって、この分野は大きな成長機会となるでしょう。
Jパワー(9513)の株価は今後どうなる?

東証プライム|PER5.3倍|PBR0.35倍|利回り3.88%|時価総額4,715億円
移動平均線が三本とも横ばい〜やや上向きに推移しており、調整を経て再び反発の兆しを見せている点が注目されます。直近で13週・26週・52週すべての移動平均線を上抜いて終値を付けており、上昇への初動と捉えることができます。出来高もやや増加傾向にあり、過去に複数回意識された2,700円付近まではテクニカル的に上値余地がありそうです。下値については2,450円前後が支持帯として機能しており、大きな崩れは考えにくい展開です。全体としては三角持ち合いを上抜けつつあるタイミングで、次のトレンド波動入りが期待される形状となっており、堅実な値動きと電力インフラ関連としての安定感が中長期の買い安心感につながります。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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