防衛関連銘柄

【厳選テーマ株】物色人気再燃する国策「防衛関連」の厳選注目出遅れ銘柄

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こんにちは、億トレサラリーマンです。

世界情勢の緊迫化により、防衛関連株への注目が再び高まっています。米大手メディアが「イスラエルがイラン核施設を攻撃することを計画している」と報じたことで、中東情勢はより一層の緊迫感を増しており、この影響を受けて世界的に防衛関連株を買う動きが強まっています。国際的な地政学リスクの高まりは、各国の防衛意識を刺激し、防衛関連企業の業績拡大への期待を膨らませています。

また、米国のトランプ大統領が発表した「ゴールデンドーム」と呼ばれるミサイル防衛構想です。この構想では、敵国の攻撃から自国を完全に防衛することを目的とし、今後3年間で実に1,750億ドル(約25兆円)という巨額の投資を行うことが発表されました。

このような国際情勢を背景に、東京株式市場でも防衛関連株への物色が活発化しています。防衛関連株の中核筆頭である三菱重工業(7011)は大商いを伴いながら最高値圏で推移しており、投資家の防衛関連株に対する高い関心を示しています。2025年5月現在、三菱重工業の株価は年初来高値を更新し続けており、防衛事業の受注残高は2024年度末時点で約2兆5,000億円と過去最高水準に達しています。また、防衛省の令和6年度防衛関係予算は約7兆9,500億円と過去最大規模となっており、これは前年度比16.5%増という大幅な増加を示しています。

他の防衛関連銘柄にも資金が集まる動きが活発化していることに着目せざるを得ない状況と言えます。防衛産業は長期的な契約に基づく安定したビジネスモデルが特徴であり、一度受注を獲得すると数年から数十年にわたって継続的な収益を期待できるため、投資家にとって魅力的な投資対象となっています。

今回は、人気再燃の国策テーマである「防衛関連」の中から、まだ十分に評価されていない厳選注目出遅れ株をご紹介します。地政学リスクの高まりと国防政策の転換点にある今こそ、買い遅れとなる前にこれらの銘柄をチェックしておくことをお勧めします。防衛関連株は国策銘柄としての性格も強く、政府の方針転換や国際情勢の変化に敏感に反応する傾向があるため、早めの投資判断が重要となるでしょう。

※2025年5月22日のデータを参照しています

カーリットは、産業用火薬の製造・販売を祖業とする化学メーカーで、現在は高機能材、産業用爆薬、防災・環境の3つのセグメントを柱に事業を展開しています。本社を東京都千代田区に構え、1919年の創業以来培ってきた化学技術を基盤に、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。高機能材セグメントでは、リチウムイオン電池材料や機能性樹脂、各種化学品などを手掛けており、産業用爆薬セグメントでは、トンネル工事や採石などの土木・鉱山分野で使われる爆薬や発破資材を提供しています。防災・環境セグメントでは、消火器や防災設備、水処理剤などを展開しています。

同社の特筆すべき事業の一つが、防衛関連事業で、ロケット・防衛用推進薬の原料である過塩素酸アンモニウムを手がけています。これは主に産業用爆薬の技術を応用したもので、自衛隊で使用される各種弾薬の推進薬や装薬、信号弾、訓練弾などの製造・供給を行っています。特に、火薬類の取り扱いに関する高度な技術と厳格な品質管理体制が求められる防衛分野において、長年の実績と信頼を築いています。カーリットは、火薬の配合技術や成形技術、安全性評価技術などに強みを持ち、防衛省のニーズに対応した製品を安定的に供給することで、日本の安全保障に貢献しています。また、火薬技術を応用したミサイルの推進補助具など、防衛装備品の高性能化に資する製品開発にも取り組んでいます。この分野は、国家の安全保障に直結するため、非常に高い技術と信頼性が要求されるニッチな市場であり、同社の強みが存分に発揮されています。

株価指標面ではPER10倍前後PBR0.70倍付近で推移しており、バリュエーション的に割安感が鮮明となっています。配当利回りも3%台を維持しており、インカムゲインの魅力も備えた銘柄といえるでしょう。

時価総額270億円程度の中小型株であることから流動性は適度にあり、株価の値動きも比較的軽快です。この特性により、資金規模の限られた個人投資家であっても短期トレードによる運用差益を狙いやすい環境が整っています。

割安なバリュエーション、安定した配当利回り、適度な流動性という三つの要素が揃っており、短期から中長期まで幅広い投資スタンスに対応できる魅力的な銘柄として注目されるでしょう。

カーリット(4275)の株価チャートの画像

東証プライム|PER9.8倍|PBR0.71倍|利回り3.19%|時価総額271億円

同銘柄は24年7月に付けた高値1,579円から長期調整局面が続いていましたが、防衛関連株への投資マネー回帰を受けて75日移動平均線を下値サポートとした上放れの兆しがある状況と言えます。防衛関連銘柄内では三菱重工業などの主力銘柄が既に史上最高値圏で推移する中、同社は相対的に大きく出遅れた状況にあります。この出遅れ感が逆に今後の上昇余地を示唆しており、セクターローテーションによる物色が期待される展開です。

テクニカル面では、トレンド転換が確認されれば当面の上値目処として1,500円水準を意識した上昇相場への突入が予想されます。この節目を上抜けた場合、出来高を伴った本格的な上昇トレンドに移行し、株価の方向性が大きく変わる可能性が高いでしょう。ゴールデンクロスも確認されており、中期的な上昇サイクル入りを示唆しています。防衛予算拡大を背景とした業績改善期待と、テクニカル面でのトレンド転換が重なる好タイミングとして、投資家の注目が集まることが予想されます。

短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。


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