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【厳選テーマ株】急成長のカギはM&A - 豊富なテーマ性で株価大化けを狙える有望成長株銘柄

握手 ビジネスマン 夜景

※2025年7月17日のデータを参照しています

こんにちは、億トレサラリーマンです。

株式市場では、常にさまざまなテーマが注目されたり、逆に注目度が下がったりしながら資金がグルグルと循環しています。一時的なブームで終わってしまうテーマもあれば、中長期的に根強く支持されるテーマもあるため、投資家は常にテーマや銘柄の選球眼を磨いておく必要があります。

ちなみに、億トレがいまかなり注目しているテーマのひとつが「M&A関連」です。

今回の記事では、積極的なM&Aにより事業拡大を続ける「M&A関連銘柄」のなかで、豊富なテーマ性で株価大化けを狙える有望成長株銘柄をご紹介していこうと思います。ぜひ投資先の選定やポートフォリオ構築の参考にしてみてください。

M&Aとは「Mergers and Acquisitions」の略で、日本語では「合併・買収」を意味します。簡単に言えば、企業が他の企業を取り込むことで、事業規模や領域を拡大する手法のことです。近年はスタートアップの買収や事業承継の手段としても注目され、上場企業を中心に日本でも活発化しています。

M&Aのメリットは、なんといっても「時間を短縮できる成長」です。ゼロから新規事業を立ち上げたり、自前で人材を育成したりするには時間とコストがかかりますが、M&Aであれば、すでに実績のある企業を買収することで一気にリソースや顧客基盤を獲得できます。競合との差別化や売上拡大も期待できます。

一方でデメリットもあります。買収先の企業文化や人材をうまく統合できないと、組織の混乱や期待外れの業績に繋がることも。また、買収費用がかさめば財務負担が重くなるリスクもあります。

M&Aは「成長の近道」でもありますが、同時に慎重な戦略と統合力が求められる経営判断でもあります。企業のM&A姿勢を見極めることは、投資家にとって非常に重要な視点です。

近年、日本企業によるM&Aが急増しており、2025年上期(1〜6月)のM&A件数は2,509件と2年連続で過去最多を更新しました。金額ベースでも20兆7,173億円に達し、前年同期比で約2.1倍という驚異的な伸びを示しています。背景にはいくつかの重要な構造変化があります。

まず注目すべきは、事業承継ニーズの高まりです。経営者の高齢化が進む中で、後継者不足に悩む中堅・中小企業がM&Aを活用し始めています。これは「企業の生き残り策」としても重要な意味を持ち、今後も継続的なM&A需要が見込まれます。

また、親子上場に対する見直しも進んでいます。東京証券取引所が資本効率の改善を上場企業に求める中で、グループ再編や子会社の完全子会社化を通じた親子上場の解消が加速。これもM&A件数増加の一因です。

さらに、M&A助言ビジネスの拡大や、成長戦略の一環としてのM&A活用も活発です。M&A巧者とされる企業は、業績の拡大が期待され、株価上昇余地を秘めた成長株としても注目を集めています。

こうした背景から、「M&A関連銘柄」は今まさに投資テーマとして大きな注目を浴びている状況です。

M&Aに積極的な企業は「成長スピード」が違う

M&Aをうまく活用する企業の特徴として、「とにかく成長が早い」という点が挙げられます。既存事業の成長には限界がありますが、外部からのリソースを取り込むことで、短期間で売上・利益ともに大きく伸ばすことが可能です。

たとえば、ITサービス企業が小規模な開発会社を買収すれば、すぐに開発力や顧客リストを手に入れることができます。そのスピード感は、ゼロから人を採用して育てるよりもはるかに高効率だと言えます。

M&Aで大きく成長した代表的銘柄「SHIFT」

そんなM&Aを武器に成長してきた代表格がSHIFT(3697)です。

SHIFTは、ソフトウェアテストを中核に事業を展開する一方で、積極的なM&AによってIT領域全体にサービスを広げてきました。2015年以降、10年間でおよそ37件のM&Aを実施し、2024年8月期までに総額265億円を投資。特に、システム設計やITコンサル、新技術を持つ企業を中心に買収しており、2023年には上場企業最多の10件を実行しました。買収後も社名や制度を尊重しつつ、営業・人材ノウハウはグループで共有し、PMI(統合プロセス)を徹底。2024年には売上高1,106億円を突破し、2030年には3,000億円を目指しています。M&Aを成長エンジンとし、SHIFTは今後も事業規模と収益性を拡大させる見込みです。

項目 内容
M&A対象企業 ITコンサル、システム設計、ソフト開発、人材育成など
金融・流通・ゲームなどの業種に対応する企業も対象
主な事例 2016年: メソドロジックを買収(ITコンサル)
2025年4月: ライズ・コンサルティングと資本業務提携
件数・規模 約10年で37件のM&Aを実施
総投資額は265億円(2024年8月期まで)
2023年: 上場企業で最多の10件を実行
買収基準 EBITDA倍率5倍程度が目安
割安で利益貢献が見込める企業を優先
成果・成長 売上高:1,106億円(2024年)
買収企業の累計売上:約408億円
グループ従業員:約14,000人
戦略と方針 M&A後も各社の文化や制度を尊重
本体の営業力・人材育成をグループで共有
グループ会社は毎年20〜30%成長を継続中

今後の急成長期待&豊富なテーマ性で盤石

SHIFTはすでに時価総額数千億円規模の企業ですが、成長ストーリーはまだまだ継続中と見て良いでしょう。決算を見ても、売上高・営業利益ともに右肩上がりで買収企業の売上が確実に貢献しており、買収後の統合もうまくいっている点が大きな強みと言えます。

また、2025年4月には「Japan Aerospace & Defense Consulting」という防衛産業特化の新会社を設立し、業界向けのコンサルティングサービスや調査支援を提供しています。加えて、2022年以降、防衛関連のシステム整備や工程管理案件を受託するなど、防衛省や防衛装備品メーカーに対する支援を拡大。2024年には防衛産業サイバーセキュリティ基準への対応サービスの認定も取得し、セキュリティ体制構築に貢献していることから、「防衛関連」「サイバーセキュリティ関連」としての側面を持ちます。

このような点からもSHIFTは、M&Aによる事業拡大の可能性だけでなく、豊富なテーマ性を持ち、投資妙味のあるかなり有望な銘柄だと思います。

▼億トレのブログで紹介しているSHIFTに関する記事
【話題株ピックアップ】防衛関連株の新星!?新会社設立のSHIFT(3697)に注目

SHIFT(3697)の株価は今後どうなる?

SHIFT(3697)の株価チャートの画像

東証プライム|PER54.2倍|PBR11.28倍|利回り-%|時価総額4,350億円

2024年前半の下落トレンドから一転、直近では移動平均線が好転しつつあり、13週線が26週線を上抜けるゴールデンクロスが確認され、反発基調が明確になっています。

足元では一時的な調整が見られるものの、1,600円台を維持しており、押し目買いが入りやすい水準に位置しています。出来高を伴う上昇が再び見られれば、心理的節目である1,800円を試し、物色人気が高まれば2,000円台中盤、過去高値圏である2,400円近辺までの上値余地が視野に入ります。

一方、下値については13週線付近の1,570円が短期的なサポートとなり、さらに下押しても1,420円付近の26週線が下支えとして意識されやすい水準です。形としては底打ちからの戻り基調にあり、移動平均線の収束と拡散が交差するタイミングでの上昇初動と捉えれば、今後の中期的な反発局面が期待されます。業績や成長性に注目が集まりやすい銘柄であり、テーマ性が乗れば物色人気化による急騰も十分想定され、ポジティブな地合いでは一気にトレンド転換する可能性も高まります。

短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。


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