下水道関連銘柄 相場雑感と注目銘柄

【厳選テーマ株】上値狙える25日線上抜け今期最高益見通しの「下水道関連」の割安注目銘柄

下水道処理場の画像

こんにちは、億トレサラリーマンです。

日本全国で下水道インフラの老朽化が深刻な問題となる中、その更新需要が東京株式市場においてトップクラスの投資テーマとして注目されています。2024年5月29日付の日本経済新聞が、「政府は老朽化した大規模な下水道の更新工事を2030年度までに全国で完了させる方針を固めた」と報じたことを受けて、関連銘柄に投資資金が一気に流入しました。下水道という一見地味にも思えるインフラ分野が、今や市場における新たな成長領域として期待を集めています。

この政府方針は、6月に閣議決定される予定の「国土強靱化の中期計画」の中で具体的な目標として盛り込まれる見通しです。特に重点が置かれているのが、全長およそ5000キロメートルにおよぶ老朽化した大規模下水道管の安全確保です。これは、全国の主要都市を支える基幹的なインフラ部分であり、万が一の事故や機能不全が都市生活に甚大な影響を及ぼすリスクを抱えていることから、その更新・修繕は極めて優先度の高い課題とされています。

こうした流れの背景には、実際に発生した深刻なインフラ事故があります。2024年1月末、埼玉県八潮市で大規模な道路陥没が起き、調査の結果、原因は老朽化した下水道管の破損であった可能性が高いとされました。この事故は、全国各地に同様のリスクが潜在している現実を改めて世に知らしめる形となり、国土交通省は直ちに全国規模での下水道管の点検や地質調査の強化を打ち出しました。こうした緊急対応と並行して、老朽化した設備の本格的な更新工事を進める体制づくりが急がれています。

実際に公開されている統計データからも、日本の下水道インフラの老朽化が進行していることが明らかです。2022年度末時点で、全国の下水道管の総延長は約49万キロメートルに達しており、そのうち法定耐用年数である50年を超えた管は約3万キロメートル、全体の約7%に上ります。しかしこの割合は今後加速度的に増加する見通しで、2032年度には約9万キロメートル(約19%)、2042年度には約20万キロメートル(約40%)に達するという予測が示されています。つまり、あと20年もすれば全国の下水道管の実に4割が耐用年数を超えることになり、これは日本のインフラ整備史においてかつてない規模の更新需要であるといえます。

こうした中で、下水道インフラの維持・更新に関連する分野は、長期的かつ安定した需要を見込める注目の市場となっています。特に、老朽化した管の敷設替えや補修を担う建設会社にとっては、今後の受注増加が期待されます。また、管材メーカーや耐腐食性に優れた新素材を提供する企業、さらには非開削による管渠更新工法を有する企業も、施工の効率性や周辺環境への配慮といった観点から評価が高まりつつあります。加えて、ドローンやAIによる点検・診断技術の開発が進むことで、人的コストを抑えながらも高精度なインフラ管理を可能にする新たなビジネスモデルの台頭も見込まれています。

投資家の間では、こうした背景を踏まえ、下水道関連銘柄が今後10年、20年と長期にわたって成長を遂げる可能性が高いとの見方が広がっています。高い更新需要が見込まれることに加え、政府の後押しや社会的関心の高まりも相まって、安定的かつ持続的な成長テーマとしての位置づけが強まりつつあります。今後、こうした企業の業績向上や株価上昇は、インフラ投資に敏感な投資家にとって見逃せない動きとなるでしょう。

今回の記事では、東京株式市場で人気トップの注目テーマ「下水道関連」のなかから、上値余地大きい今期最高益見通しの割安注目銘柄をご紹介します。これまでも度々「下水道関連」の銘柄についてはご紹介してきましたが、上値余地の大きい割安感のある銘柄ってまだまだあるものですね!

※2025年6月16日のデータを参照しています

月島ホールディングスは、水処理プラント、ごみ処理プラント、産業機械などを手掛ける総合エンジニアリング企業グループの持株会社です。東京都中央区に本社を構え、創業以来100年以上にわたり、社会インフラの整備と産業の発展に貢献してきました。グループ全体で、設計、建設、運転維持管理まで一貫したサービスを提供できる点が強みです。

同社の主力事業は、水処理事業、環境事業、産業機械事業の3つです。水処理事業では、上下水道施設や産業排水処理施設、再生水利用システムなどを提供し、環境事業では、ごみ焼却施設やバイオマス発電設備などの廃棄物処理・資源化施設を手掛けています。産業機械事業では、製糖機械や化学プラント向け機械などを製造しています。

下水道関連事業は、月島ホールディングスの水処理事業における中核分野です。同社は、下水処理場の設計・建設から、既設施設の改修・増設、運転維持管理まで、包括的なソリューションを提供しています。特に、下水汚泥の処理・有効利用技術に強みを持っており、汚泥の減量化、資源化、エネルギー化を推進する先進的な技術を提供しています。例えば、下水汚泥から肥料や燃料を生成する技術、メタンガスを回収して発電に利用する技術などがあり、これらは循環型社会の構築に貢献しています。

最新の話題としては、気候変動による豪雨災害の増加に伴い、下水道の浸水対策の重要性が高まる中、同社は雨水貯留施設や高度処理施設の整備にも積極的に取り組んでいます。また、デジタル技術を活用した下水処理場のスマート化にも注力しており、AIやIoTを導入することで、運転の最適化や遠隔監視による効率的な維持管理を実現しています。PFI(Private Finance Initiative)方式による下水処理事業への参画も進めており、自治体との連携を強化することで、持続可能な下水道インフラの実現に貢献しています。

月島ホールディングス(6332)の株価チャートの画像

東証プライム|PER12.1倍|PBR0.98倍|利回り3.87%|時価総額935億円

長期のもみ合いを経て上放れし、直近では高値圏での強い持ち合いを見せており、上昇再開の兆しと見られます。出来高も伴っており押し目買いの勢いが感じられるため、短期的には2,200円台突破、さらに年内2,400円〜2,500円到達のシナリオも現実的です。下値は2,000円付近がサポートとなっており、リスクは限定的と見られます。

26年3月期業績見通しでも、売上高と経常利益ともに過去最高に達すると予想されており、PBRも1倍以下とまだまだ上値余地の大きい銘柄だと見受けられます。

短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。

※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。


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