
※2025年8月14日のデータを参照しています
こんにちは、億トレサラリーマンです。
近年、日本各地で頻発する豪雨や地震などの自然災害。
特に今年8月に九州の鹿児島や熊本で起こった線状降水帯による豪雨被害は、大きなインパクトを残し、マーケットでは「国土強靭化」という投資テーマに改めて注目が集まっています。
今回の記事では、【中長期テーマ株】国土強靭化で伸びる厳選注目銘柄を紹介いたします。
今後中長期的に成長が見込まれる銘柄だと予想されますので、ぜひチェックしてみてください。
国策テーマ「国土強靭化」に再び注目があつまる
国土強靭化とは、災害に強いインフラや社会システムを構築し、被害を最小限に抑えるための国を挙げた取り組みのことを指します。
一過性の対策ではなく、中長期にわたる社会基盤強化の大きなプロジェクトとなります。
政府は今回の豪雨被害を受け、国土強靭化への取り組みを大幅に加速させることが予想されます。
また、6月には首相官邸で開催された国土強靱化推進本部では、中期計画の素案が公表されました。
324施策のうち、特に推進が必要とされた116施策が強調され、2026年度から5年間の事業規模は20兆円超という巨額の投資が予定されています。
これは現行計画を上回るスケールであり、政府の本気度が伺える内容となっています。
さらに林官房長官は、「国難級の災害が切迫する中、人命と人権を最優先する『防災立国』を実現するため」、来年度中に「防災庁」を設置する方針を発表。
内閣直下で勧告権など強力な権限を持つ組織が作られるのは、従来の省庁間調整を超えた一元的な防災体制の構築を意味します。
国土強靭化が一時的ブームで終わらない理由
こうした背景から、国土強靭化関連の企業には中長期的な業績拡大が見込まれます。
災害対策は景気に左右されにくく、社会的な必要性が非常に高い分野だからなおさらです。
道路・橋梁の補強、堤防・港湾の整備、耐震・免震工事、防災設備の導入など、多岐にわたる需要が安定的に発生します。
つまりこれは一時的なテーマ株ではなく、社会構造そのものを支える国策テーマと言えるでしょう。
中長期テーマ株の魅力は、景気循環に左右されにくい安定性と、政策の後押しがあることが挙げられます。
国土強靭化はまさにその典型で、今後も継続的な公共投資が見込まれます。
もちろん短期的には株価の波がありますが、とくに押し目は仕込みのチャンスと捉えたいところ。
特に災害時や政策発表前後、関連予算の具体化段階では買い意欲が高まることが予想されます。
【中長期テーマ株】国土強靭化で伸びる厳選注目銘柄
◆不動テトラ(1813)

東証プライム|PER15.2倍|PBR1.19倍|利回り2.62%|時価総額440億円
不動テトラは、「土木事業」「地盤事業」「ブロック環境事業」を三本柱とする土木系ゼネコンです。
具体的には道路・鉄道・ダム・上下水道・エネルギー施設等の社会インフラ構築、港湾・空港・海岸・漁港等の海洋土木、そして地盤改良や消波ブロックの設計・製造・型枠賃貸事業などを展開しています。
▼国土強靭化関連事業の概要
・土木事業
国家的なインフラの耐震補強や老朽化対策、災害復旧施設、上下水道施設・港湾耐震化など複数の国土強靭化関連大型事業を受注。
・地盤事業
地震・液状化対策や沈下防止等、安全で強靭な国土形成を支える技術を持つ。
サンドコンパクションパイル工法などをはじめとする地盤改良技術は国内外で高い評価を受けている。
・ブロック環境事業
同社が日本で初めて製品化した消波ブロック「テトラポッド」は同分野でトップシェア。
テトラポッド等の高性能消波ブロックで港湾や河川防波堤等、各種水際線施設の防災・減災事業へ貢献。
また、国土強靭化5ヵ年加速化対策事業への積極参画もしており、国土強靭化関連の中核的な存在と言っても過言ではないでしょう。
▼26年3月期1Q決算の内容と業績変化の要因
- 決算サマリー(26年3月期1Q)
- 要因
- 期首の受注残高が前年同期比+4.1%で高水準を維持している
- 土木・地盤改良事業で工事進捗が順調、採算性改善と案件消化が進み増収増益を牽引
- 工事採算性(効率性)が向上し、利益率改善が顕著に出ている
26年3月期予想は2桁増収増益の見込みとなっており、高い成長性が期待される水準に。
収益性の改善と、国土強靭化需要の拡大により業績基盤がかなり強化されていると言えそうです。
▼株価動向について
直近で決算内容への高い評価を受けて強い上昇を見せ、長く横ばいだった価格帯を一気に上抜けています。
13週・26週・52週の移動平均線を全て上に抜けており、テクニカル的には上昇トレンド入りの初動ともみることができるでしょう。
上値余地としては直近高値の2,800円台がまずは意識されるところ。
出来高を伴えば3,000円突破も視野に入りそうです。
下値は2,400円前後がサポートとなりやすく、押し目を拾いやすい水準です。
株価が安定して上に乗っていけば、大相場への発展も期待できる展開でしょう。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断される銘柄であり、ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。
まとめ - 国土強靭化関連にはまだまだ注目!
国土強靭化は、一時的な防災対策ではなく、日本の安全・安心を支えるための長期的な国家プロジェクトとなります。
政府の20兆円超の投資計画といった動きは、その本気度の表れとも言えるでしょう。
投資家としては、このテーマが息の長い成長分野であることを理解し、関連銘柄の動向をしっかりウォッチしておくべきでしょう。
特に不動テトラのような中核的存在は、中長期で安定的なリターンが期待できる銘柄だと思います。
「テーマ株は短期勝負」という常識にとらわれず、構造的な需要を見極めて投資判断を行うことで、今後のチャンスをしっかりと拾っていきましょう!
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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