
※2025年12月9日のデータとなります。
こんにちは、億トレサラリーマンです。
マーケットというものは、常に「次の大化けテーマ」を探し求めています。 少し前までは生成AI、つまりチャットボットや画像生成といった「デジタル空間で完結するAI」一色でした。しかし、今、マーケットのトレンドはひとつ変化を迎えつつあります。
わたしが今、最も注目し、熱視線を送っているテーマ。それが「フィジカルAI」です。
11月9日執筆の記事で取り上げた豆蔵(202A)も、紹介後に株価が大きく化けています。
次の大化けテーマ筆頭「フィジカルAI」関連の厳選本命中小型株
▼豆蔵(202A)
紹介時:2,651円 → 12月9日:4,495円
騰落率+69.5%
あの時、半信半疑だった方も多かったかもしれませんが、市場は正直です。投資家の資金は、確実にこの新しいトレンドへと向かっています。
では、改めて「フィジカルAI」とは何か。簡単に言えば、AIという「高度な頭脳」と、ロボットや機械という「フィジカル」の融合です。
これまで、工場の産業用ロボットは、人間がプログラムした通りの単一作業を高速で繰り返すことしかできませんでした。しかし、フィジカルAIを搭載したロボットは違います。現場の状況を目で見て、自分で判断し、臨機応変に複雑な作業をこなす。建設現場の重機が自律的に動いたり、物流倉庫でロボットが勝手に判断して荷物を捌いたりする未来が、もうそこまで来ています。
労働力不足という社会課題を、人の手を借りずに解決する。これは単なるコストダウンのためだけではありません。産業構造そのものを変える革命になる可能性が高い技術だといえます。
そして、この分野において、日本は圧倒的な優位性を持っています。なぜなら、AIは米国や中国が強いかもしれませんが、精密な動きを可能にするロボットや機械の技術において、日本は依然として世界トップクラスだからです。
今回の記事では、このフィジカルAI領域において、世界をリードするポテンシャルを秘めた、まさに「本命」と呼ぶにふさわしい銘柄をご紹介します。
「フィジカルAI」相場で掴むべき世界シェアNo.1の注目本命株
▼安川電機(6506)

東証プライム|PER35.0倍|PBR2.90倍|利回り1.36%|時価総額1兆3,327億円
※2025年12月9日のデータとなります。
今回ご紹介する銘柄は、安川電機(6506)です。
安川電機は、「モーションコントロール・ロボティクス」のリーディングカンパニーです。主力製品である「ACサーボモータ」と「インバータ」。これらは、機械の動きを精密に制御するための部品で、人間で言えば筋肉や神経にあたります。世界トップクラスのシェアを誇り、電子部品の製造装置から工作機械まで、あらゆる精密機器の心臓部として組み込まれています。
そして、青い産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)」シリーズが有名です。自動車の溶接や塗装、組立を行うこのロボットも、世界的なシェアを持っています。
同社の最大の強みは、これら「サーボモータ」「インバータ」「産業用ロボット」の3つを、すべて自社で開発・製造している点にあります。世界を見渡しても、これらすべてを一貫して手掛けている企業は極めて限られています。
部品単体ではなく、システム全体として「どう動かせば最も効率的か」「どうすれば省エネになるか」をパッケージで提案できる。このトータルソリューション力こそが、他社が容易に模倣できない安川電機の特徴と言えます。
ソフトバンクと協業「フィジカルAI」領域
安川電機は、フィジカルAI領域において爆発的な特需を受ける可能性を持っています。
ソフトバンクとの「フィジカルAI」における協業を締結しています。
これは単なる業務提携ではなく、次世代の産業革命を起こそうという巨大プロジェクトといえます。
具体的には、ソフトバンクの持つAI通信基盤「AI-RAN」やタスク生成AIと、安川電機のロボット技術を融合させるとのこと。従来のロボットは「ティーチング」といって、人間が手取り足取り動きを教える必要がありました。しかし、今回のプロジェクトでは、ロボットがカメラで状況を把握し、AIが「今、何をすべきか」を判断して動きます。
例えば、オフィスビル内での作業。協業の第1弾として開発されたシステムでは、安川電機のアーム型ロボット新シリーズ「MOTOMAN NEXT」が採用されています。このロボットは、ビルのセンサー情報や棚の状態をAIが解析し、「あの棚にあるスマートフォンを取ってきて」という指示だけで、自律的に判断してモノを取り出すことに成功しています。
ここで使われている技術の組み合わせが秀逸です。 ソフトバンク側は、言葉や映像を理解するAI「VLM(Vision-Language Model)」を提供し、安川電機側は、その指示に基づいて具体的な体の動かし方を生成するAI「VLA(Vision-Language Action)」を担います。
「これ取って」と頼めば、AIが対象物を認識し、ロボットがどう腕を伸ばせばいいかを瞬時に計算して実行する。
これまでのロボットの常識から大きく変化を遂げ、オフィス、商業施設、物流倉庫、そして将来的には家庭へと、活躍の場を無限に広げることになります。従来の産業用ロボットの市場規模とは比較にならない、巨大な市場となることが予想されます。
株価動向と今後の取り組み
2026年2月期の業績見通しは、売上高5,250億円(前期比-2.4%)、営業利益480億円(前期比-4.3%)と、減収減益予想になっています。
「業績が悪いなら売り」ではなく、重要なのは、今後見込まれるインパクトの大きさだと思います。この減益予想は、あくまで既存事業の調整局面を反映したものであり、今回解説したフィジカルAI領域での特需や、将来的な成長期待はまだ織り込まれていない状況といえます。
2025年4月22日につけた底値2,582円から、本日12月9日時点で5,077円。半年強で株価は約2倍に跳ね上がっています。
底打ち反転から、明確な上昇トレンド、いわゆる「上値追い」の展開に突入したばかりだとも捉えられます。
フィジカルAI関連の本命中の本命。 押し目を丁寧に拾いながら、中長期目線でじっくりと取り組む価値のある銘柄だと思います。
フィジカルAIは、一過性のブームでは終わるようなテーマではありません。インターネットが世界を変えたように、スマートフォンが生活を変えたように、フィジカルAIは「労働」の概念を大きく変えることになるテーマといえます。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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