昨晩の米国市場は、2月の米ADP雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比24万2000人増え、市場予想(20万5000人)を上回り、1月の米雇用動態調査(JOLTS)でも高水準の求人件数が確認され、市場予想よりも強い雇用指標が続いていますね。パウエルFRB議長も上院で議会証言に続き、下院でも金融政策について「政策金利が従来の想定より高くなる可能性」に言及するなど前日と同様の発言を繰り返しました。
好調すぎる指標やパウエルFRB議長の発言が響いていますが、市場では、今月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げ幅が0.5%に拡大するというシナリオへの警戒感が強まっていますが、10日に雇用統計を控えており、そして来週公表のCPI(消費者物価指数)がありますので、上を積極的に買うという姿勢は難しい動きとなっています。
日本株は米国市場がまちまちな展開でしたが、円安基調や米ハイテク株が買われたことを好感、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は前日比+2,67%となっていましたので国内半導体株、精密機器関連と言った銘柄も買われ5日続伸してのスタートとなりました。企業が低PBRの対応に動く可能性もあり低PERの割安銘柄にも資金が入り鉄鋼、金融株なども買われました。
引けにかけては明日は日銀金融政策会合や米雇用統計も控えていますので、高値警戒感からの売り物もでましたが日経平均株価、TOPIX共に終日堅調な推移となりました。新興市場もグロース株が売られた後はしっかりと戻していました。
エーアイ(4388)が初の値幅制限解除で4倍となりましたね。期待の銘柄として昨日「エーアイ(4388)は桁替えの可能性も!」と記載しましたが前日比+75%ってw
流石にここまで買われるというのはやりすぎではありますからね~改めてイケイケな相場環境だなぁ~と感じる動きとなりました。
日本株全体は強い上昇トレンドとは思いますが、注意ポイントとしては、本日の引けで空売り比率38.9となっています。
イケイケ相場に水を差すなよ!!!!
と言われるかもしれませんが、東証プライム市場の騰落レシオを見ても132.64%に上昇、過熱感がでています。
騰落レシオは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標ですが、空売り比率が40%以下になった時の動きを改めて表示しますが↓
上記は11月、12月ですが40下回ってから一気にドスンという動きとなっておりますし11月も同様に40以下になってきてから大きな下落がきています。
こういった状況を考えましても、一旦全体に調整が来る可能性が高いと言えます。
ここ最近は好材料を発表したテーマ株に一斉に個人投資家が群がってSTOP高連発という状況が続いていましたので、流石に米国市場をフル無視した上昇というのは続くわけはありません。
日本株は上昇トレンドに入っている!!!という目線にブレはないですが…
一本調子で上がり続けますと必ず息切れするのは間違いありませんし、来週はCPI(消費者物価指数)があります。むしろガス抜き的な下げがないと上がるものも上がらないですからね。
上記記載の通り一旦ドスンという下げが出る可能性が高いと言えます。あくまでヘッジポジションですが【1357】ダブルインバースと【1552】VIX指数を狙ってみるのも面白いかもしれません。
億トレ注目銘柄【1357】ダブルインバース
日経平均株価が上昇すると下がる、下げると上がるというヘッジポジションです。チャート位置を見ても下髭つけてという形になっていますし、全体相場を考えても上昇する見込みが高いと見ています。
億トレ注目銘柄【1552】VIX指数
VIX指数は投資家の恐怖指数を表した指数ですが、上記を見ても楽観相場ですので下げが続いていますが、米雇用統計やCPI(消費者物価指数)と言ったイベントで不安が膨らみますと同指数は急騰する動きとなります。長く持つというよりも短期的に下落を狙って保有するのはありかとと思っています。
※おススメはしていません。チラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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