株プロサラリーマンの相場雑感
昨晩の米国市場は、IT大手マイクロソフトの下方修正から寄り付きは売り優勢となりましたが、売り一巡後はマイクロソフトが反発。
この日発表された民間のADP雇用統計が、非農業部門の雇用者数が12万8000人増、前月(20万2000人増)と市場予想(29万9000人増)をともに大幅に下回る結果となりFRBの積極的な利上げ懸念が後退し、投資家心理が改善されて幅広い銘柄が買われNYダウは終値33,248.28ドル、前日比+435.05ドルとなりました。
ナスダック総合指数は、半導体関連株で構成するSOX(米フィラデルフィア半導体株指数)が+3.5%と上昇した事から半導体関連や主力ハイテク株が堅調推移となり終値12,316.90ポイント、前日比+322.44ポイントとなりました。
今の相場は雇用統計が良ければFRBがタカ派姿勢を強固なものにする!
利上げに対してとにかく過敏になっています。昔は雇用統計が悪かったら下がるというのが当たり前でしたが、コロナショック後は、悪ければ金融緩和が持続するという流れになっています。
ちなみにADP雇用統計は悪かったわけですが、ぶっちゃけ本日の本チャンの雇用統計とズレがかなりありますので、今日の雇用統計も悪くて利上げ観測後退となれば、米国市場も再びしっかりの上昇になると言えます。
米国市場の急反発から日本株も寄り付きから買われましたが、いや~強かったですね!!
週末で雇用統計前から寄り天になるかも…と思っていましたが、売られてもすぐに戻す動き。心理的な節目となる27,500円を超えた事から強気目線が増えたと言えますが、日本株全体が終日堅調な推移となり日経平均株価は終値27,761.57円、前日比+347.69円、TOPIXは1,933.14ポイント、前日比+6.75ポイントと反発となりました。
新興市場は、米国市場がハイテク株が買われた流れからグロース株が買われる展開。週末というのもあって買い一巡後は売られる銘柄も多かったですが、東証スタンダード市場は値上がり銘柄数606、値下がり銘柄数508、東証グロース市場は値上がり銘柄数233、値下がり銘柄数197と値上がりが優勢となりました。
東証プライムの売買代金が3兆円に届いておりませんので、まだ手探りという感じはありますが、今日の雇用統計で米国市場が続伸となれば、来週の日本株は本格的に買いが入ってくる期待は高いと言えますね。
今日はメタバース関連の【4777】ガーラは利益確定売りが出て-3.53%の下落。ただここ最近の急騰を考えても下げ幅は限定的。下値の買い意欲はまだまだ強い感じですね。

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