先週末の米国市場は、朝発表の3月の個人消費支出PCEコア価格や雇用コスト指数が根強いインフレを示唆したため金利高を警戒した売りが入りました。ですがその後に発表された4月のPMI(シカゴ購買部協会景気指数)が前月比4.8ポイント改善され48.6、市場予想43.5を大幅に上回り、4月のミシガン大学の消費者態度指数も前月から改善されたことから米景気の底堅さが確認されました。
これを受けて売られていた銘柄が再び買われ全体はしっかりの動き、インテルは27日の決算発表で、1四半期決算で四半期として過去最大の赤字を計上していましたが、「今後底入れし下半期に向けて持ち直す」と自信を表明、さらに、アナリストの投資判断引き上げもあり4%を超える上昇となりましたが、地銀のファースト・リパブリックが経営破綻の懸念から同銀行は再び-43%の下落となりましたが、地銀セクターに波及はなく相場を一段と押し上げました。
NYダウは終値34,098.16ドル、前日比+272.00ドル、ナスダック総合指数はエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなど半導体株が買われ終値12,226.58ポイント、前日比+84.38ポイントとなりました。
米国市場の動きを筆者はこう見る!
米FRBや欧州のECBの政策決定を翌週に控えていますが安いところは買いという流れが続いていますね。
イベントスケジュールでは米国で2日(火)、3日(水)に、金融政策を決めるFOMCが開催され、5日(金)には4月雇用統計の発表も控えています。
イベントスケジュールでは米国で2日(火)、3日(水)に、金融政策を決めるFOMCが開催され、5日(金)には4月雇用統計の発表も控えています。
今回のFOMCでは事前予想では、0.25%の利上げが行われ、米国の政策金利は下限が5%、上限が5.25%に引き上げられることが確実視されていますが、3月に破綻した米シリコンバレー銀行に対する監督を巡り、FRBが金融規制を強化する方針を示していますので、どういった方向になるかちょっと読みづらいですね。
これだけ強い株高の流れですのでそう簡単に崩れるとは思えませんが、今までが利上げで一喜一憂する相場となっていましたので気を抜かずいくべきですね。
日経平均株価は29,000円を突破!鍵を握るのは…やはりFOMC!!
日本株は米主要3指標の上昇の流れを受けて寄付きから買い優勢のスタートとなりました。国内企業の決算発表が本格化していますが内容は強弱入り乱れる企業が多いですが、今日は為替がドル円136円とユーロ円も150円と円安方向になっていますで業績に有利となる自動車など輸出関連株を中心に買いが入り、米国市場で半導体株が上昇し半導体株もしっかりの動きとなりました。
日経平均株価は終値29123.18円、前日比+266.74円、TOPIXは終値2078.06ポイント、前日比+2078.06ポイントと上昇、新興市場はスタンダード市場は、値上がり795銘柄、値下がり474銘柄、東証グロース市場は、値上がり261銘柄、値下がり242銘柄となりました。
日本株の動きを筆者はこう見る!
日経平均株価は3月20日には2万6945円まで下落したが、1カ月あまりで2000円以上の上昇を見せて5月1日には29000円超え、2022年8月以来の29,000円を突破!
ウォーレンバフェットさんの日本株の見直しから外国人投資家が強気で買いを入れてきているわけですが、日銀も大規模金融緩和策の維持を決定していますので21年9月以来となる3万円回復に向けた道筋が見えてきています。
ですが、騰落レシオや空売り比率42.4と過熱感はありますので、このまま一辺倒に上がるのか?と聞かれますと一度大きな売りがでる。と答えてはしまう状況は間違いありません。
相場が大きく変動するきっかけとなるイベントとしては、やはりFOMC、雇用統計という部分ですかね。
大型株はともかくグロース市場はマザーズ指数のチャートを見ても、この上昇相場で全く上がっていません。イベント通過となれば強気の買いが入ってくるかと思いますが、下落となればグロース株は危険信号が点灯となりかねません。
短期的に急騰しますと大きな悪材料がでても一斉に売りがでやすいものですので、無理なポジションは入れず、保有株も逆指値を入れて流れに乗っていくという姿勢で取り組んでいくのが良いかと思います。
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市場のテーマでは円安メリットの銘柄が強い上昇!
テーマとして円安進行ですので円安メリットの高い企業が買われていましたが、自動車株や精密機器株はしっかりの上昇となっていましたね。円安は訪日外国人の増加につながりますのでインバウンド関連、半導体株も円安恩恵が高い企業は多く勝機は高そうですね。後は5月に入り5月の株主優待銘柄も注目されています。
優待ではクオカードが人気ですが、クオカードは現金に近い性質があります。配当金を受け取った場合、15%の所得税、0.315%の復興特別所得税、5%の地方税と、合計で20.315%の税金を納めなければいけませんが、クオカードは現金に近い性質を持ちながら、課税の対象とはならないとのことです。
優待狙いの買いが入ってきそうな銘柄を狙ってみるのも面白そうですが、ツルハHD(3391)、コスモス薬品(3349)、100円ショップのキャンドゥ(2698)等の買い物優待券がもらえる企業も強そうですね。
本日ですがインバウンド関連銘柄の注目銘柄を記載致します。
億トレサラリーマンの注目銘柄 フィンテックグローバル(8789)
フィンテックグローバルは東証スタンダード上場、オリックス出身の玉井信光現社長が創業、ブティック型の金融専門会社の先駆け的存在、自治体の財務書類作成など財務助言や資金アレンジなど企業支援が主力とし、2019年3月に埼玉県飯能市にムーミンバレーパークを開業、航空機検査サービスも展開していますのでインバウンド関連の一角と言えます。
同社のテーマですが「不動産関連」 「M&A」 「投資事業」 「レジャー・リゾート」 「テーマパーク」 「投資銀行」 「レジャー施設関連」 「事業承継」に該当します。
保有ブランドは「ムーミンバレーパーク」 「メッツァビレッジ 」となります。
低位株ながら業績もしっかり!10-12月期(1Q)経常は18倍増益!
時価総額151億円、株価75円の超低位株の同社ですが、複数の事業承継案件が進捗し投資収益と業務受託収益を計上したことから23年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比18倍の6.9億円に急拡大、通期計画の14億円に対する進捗率は49.9%に達し、さらに前年同期の7.2%も上回っています。
投資銀行事業では、プライベートエクイティ事業において全国の大都市圏における複数の事業承継案件に、投
資を中心とする幅広いソリューションを提供し、投資収益と業務受託収益を計上しました。また、事業承継案件
では対象企業を買収する当社出資ファンドによる新規投資も順調となっており、航空機アセットマネジメントにおいては、コロナ禍の影響により機体検査や機体返還などの技術サービス提供の依頼が好調に推移しています。
コロナ収束でムーミンパークの来園者は期待大!インバウンド需要を取り込めば上方修正の期待も十分!
同社は1年中ムーミンに会える世界初の施設ムーミンパークを運営していますが、コロナでの規制もなくなりましたので国内の来園者、そして今後インバウンド需要も取り込んでいくと見れます。
ムーミンパークでは天気関係なく子供たちが夢中で楽しめる屋内型の体験施設「ムーミン谷のあそびのひろば」を4月28日にオープンしていますので来園者は急増する可能性もあります。
今後の業績への期待も高く、低位株ですので動き出したら早そうです。進捗を見ても上方修正の可能性は高い銘柄と言えますので注目銘柄として記載致します。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。
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