バイオ関連銘柄 相場雑感と注目銘柄

大化け期待の注目バイオ関連銘柄ファンペップ(4882)!抗体誘導ペプチド「FPP003」の臨床試験で「安全性を確認!」

世界の株式相場が良い動きになってきていますね!

昨日の米国市場ですが、1月の米小売売上高が前月比3.0%増となり、市場予想を大きく上回る結果となりました。この結果からFRBの利上げ今後も続くとの懸念から寄付きから売り優勢となりました。

NYダウは一時-250ドル下落する場面もありましたが、同指標で個人消費の底堅さが確認できたことから「個人消費が鈍化するとの懸念が薄れ、景気後退は避けられる」との見方が広がり引けにかけて買戻しが入りNYダウは小幅ながら反発、ナスダック総合指数は鬼門のCPI(消費者物価指数)を通過したことからアップル、アルファベット、テスラなど主力ハイテク株全体がしっかりの動き、SOX指数(フィラデルフィア半導体株数)も前日比0.37%高と半導体株も買われ続伸となりましたね。

日本株も米主要3指標が上昇を好感、寄付きから買い先行してのスタートとなりました。FRBの金融引き締めや日銀の金融緩和政策が不透明という不安要素がありますが、為替市場でドル円が134円に迫る円安から自動車など輸出関連がしっかりの動き、半導体株なども買われる展開となりました。

日経平均株価、TOPIXそして新興市場も強い動きとなり本日は買いが買いを呼ぶという動きとなっていましたが、かなり良い流れですね。CPI通過して一日経ってから方向感が出てきた!と言えます。

基本的に上目線ですが、日経平均株価は27,700円が売り方抑えにくるところですので、まだ油断はできない位置となります。明日は週末ですのでポジション整理もでそうですので楽観せずに取り組んでいきましょう。

今日もバイオ株が強い!!!!

バイオ株を完全にけん引しているのはキャンバス(4575)と言えるでしょうが、2000円超えてからもう止まらない動きになっていますが、4月に米国で開かれる米国癌研究会議(AACR)年次会議でポスター発表され、「免疫チェックポイント抗体や化学療法剤にとって効果を事前に予測できることは、新薬開発に匹敵する価値がある」との期待からイケイケの買いが入っていますが、4月の学会シーズンまで上下しながらも強い動きになりそうです。

デルタフライ(4598)もワラント行使完了が素直に好感されましたね。決算直前に1000円割れから強烈なリバウンドとなりましたが、本日は高値1324円まで上昇、DNAチップ研究所(2397)は急騰銘柄あるあるですが、信用規制を嫌気して売りが入りましたが3月、4月でイベドリもありますのでもう一発ドスンと落ちたら買い場かと思います。

需給的にバイオ株はまだ上昇しそうですね。株プロの短期急騰期待銘柄としてPICKUPしました。

株プロサラリーマンの注目銘柄 ファンペップ(4881)

ファンペップは東証グロース上場、2013年創設、大阪大学大学院医学研究科の研究成果である機能性ペプチドが基盤技術用いて機能性ペプチドの一種である抗体誘導ペプチドによる新薬開発に注力する創薬系バイオ企業です。

同社のテーマですが「バイオ」「医療・医薬品」 「医薬品関連」 「創薬」 「ワクチン療法」 「ペプチド」 「抗体医薬」 「認知症薬」 「コロナウイルス」 「2020年のIPO」 「COVID-19」に該当します。

保有ブランドは「スピリット」 「セットアップ」 「SPIRIT」 「STEP UP」となります。

依存先は塩野義製薬 (98.5%) SMV JAPAN(1.1%) アリスタヘルスアンドニューとなります。

抗体誘導ペプチドが1/2a相、臨床試験の速報結果にて安全性を確認!世界の市場規模は2025年には約9942百万ドル!

ファンペップですが、抗体誘導ペプチドは、乾癬(読み方:かんせん 皮膚の炎症症状を伴い慢性の経過をとる病気)患者に効果があるとされており、体内で抗体の産生を誘導するというもので既存の抗体医薬品に比べても、「即効性はないものの、安価であることが強み」があります。

乾癬(かんせん)は聞きなじみがかもしれませんが、症状やその見た目はアトピー性皮膚炎と似ていますが、根本的な治療方法が見つかっておらず、長期的に向き合っていかなくてはいけない非常に大きい病気です。現在でも乾癬は完治しないため、薬を投与し続けなければならず、金銭面や投与においても、かなりの課題があります。

同社の後退誘導ペプチドは抗体価上昇期間が長く、投与の回数を軽減させることが可能ですので期待の新薬と言えます。

乾癬や強直性脊椎炎などの抗体医薬品の世界の市場規模は2020年5810百万ドルから2025年には約9942百万ドルと大きく成長する事が予測されており、国内のバイオ市場の中でも、単体の疾患としての数が非常に多いだけに市場も一番大きいと言えます。

abbvieが販売したヒュミラは類似薬ですが、2003年の米国での発売以来、90カ国以上で使用され、世界で最も処方されている製剤ですが売り上げが320億ドルとなっています。

今回、この抗体誘導ペプチド「FPP003」は乾癬を対象に豪州で1/2a相で安全性及び忍容性が示されるとともに、抗IL-17A抗体の抗体価の持続的な上昇が確認されたと発表していますので中々に期待の材料と言えますね。

抗体誘導ペプチドは世界初!ヒトへの後退誘導効果を確認!!

さらに今回の試験結果ですが、同社の抗体誘導ペプチド(ペプチド治療ワクチン)が慢性疾患の標的分子である「自己タンパク質」(IL-17A)に対して抗体誘導することをヒトで初めて示した世界初になります。

何でもそうですが、世界初!というワードは投資家にとって魅力的ですね!

現在のい提携先の大日本住友は開発品がありませんので、今回の抗体誘導ペプチドに今後注力していく可能性もありますし、塩野義製薬ともパイプが強いことを考えても海外提携の期待も今後出来ると言えますね。

さらに機能性ペプチド「SR―0379」は塩野義製薬に導出、皮膚潰瘍治療薬として3相試験進行中です。第三者割当のワラントも大量行使が進んでおり、残り188,829株となっています。

バイオ株は赤字は当たり前ですので増資との闘いと言えますが、ワラントがあるうちは増資はないでしょうし、ここからはワラントがなくなれば買いやすくなり上値を抑える圧力も減りますので押し目を狙ってみるのは面白そうです。

今後の材料的にも大化け期待のバイオ株と言えるのではないでしょうか。

※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。

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株はどんな相場のときも情報戦です。

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※最終的な投資判断は自己責任にてお願いします。当ブログは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。

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