今回の記事では、中々面白そうなバイオ株がありましたので詳しく解説していきます。バイオ株に関心のある方は、ぜひチェックしてみてください。
億トレサラリーマンの注目銘柄 ステラファーマ(4888)
東証グロース上場、PER---倍、PBR6.31倍、利回り---%、時価総額171億円
がん治療のホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に用いる医薬品を開発・製造。2007年にステラケミファ子会社として設立されたバイオ関連の企業です。
同社ですが、がんと闘う人々にとって新たな光となるツールとしてのBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)を実用化するため、従業員一丸となってホウ素薬剤の研究及び開発に取り組み、2020年5月には、世界初となるBNCT用ホウ素医薬品を上市するに至りました。
「ボロファラン(10B)(SPM-011)の再発悪性神経膠腫ならびに再発髄膜腫を対象とするオーファンドラッグ指定申請
2024年8月20日、「ボロファラン(10B)(SPM-011)の再発悪性神経膠腫ならびに再発髄膜腫を対象とするオーファンドラッグ指定申請のお知らせ」を発表した。
同社は、BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)用ホウ素薬剤として開発中のボロファラン(10B)(開発コード:SPM-011)の再発悪性神経膠腫ならびに再発髄膜腫を対象としたオーファンドラッグ指定について、厚生労働省に申請した。
オーファンドラッグ指定とは、医療上の必要性が高く、生命にかかわる重篤な疾患で、かつ我が国において患者数が5万人未満の希少疾患用医薬品の研究開発を促進するための制度であり、オーファンドラッグ指定を受けると、国からの研究開発費の助成が受けられるなどの優遇措置が付与されており、同社は、上記の2疾患に対してBNCTの開発を進めており、再発髄膜種については、再発高悪性度髄膜腫を対象とした第Ⅱ相医師主導臨床試験における観察期間を終了しています。
神経膠腫とは、脳に発生する悪性腫瘍で原発性脳腫瘍の約30%を占める。
神経膠腫は、その悪性度によって4段階(グレードI~IV)に分類され、中でもグレードⅢ~IVに分類される悪性度が高い神経膠腫を悪性神経膠腫と呼び、さらにグレードIVの神経膠腫を膠芽腫と呼びますが、膠芽腫を含む悪性神経膠腫は、現在なお治療が困難な疾患とされている。
また、髄膜とは、脳と脊髄を保護している薄い組織層で、髄膜腫とはその内側の層の一つにできる脳腫瘍の一種。
髄膜腫は、良性(WHO grade 1)であることが多い疾患だが、悪性度が高い場合(WHO grade 2, 3)には、脳、脳血管、頭蓋骨などに深く浸潤し、再発を繰り返す。肺などの他臓器への転移を生じることもある、再発した場合には、手術や放射線治療(X線外照射)が適用されるが、その治療効果には限界があり、有効な治療は確立されていません。
同社は9月上旬に血管肉腫を対象としたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の国内第2相臨床試験において、被験者登録が完了したと発表したことから株価が一旦急騰しましたが、その後は一旦売られる展開となっていますが、上記でも記載した通り、有効な治療は確立されていないということからも材料次第では大きく化ける可能性を秘めていますので、億トレの注目バイオ株として記載致します。
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