昨日の米国市場は、重要インフレ指標の発表を控えた長期金利の上昇を嫌気、米紙WSJがアラスカ航空の運航するボーイング機の事故を巡って米司法省が捜査を開始したボーイングの下落もあり寄り付き後下落となりましたが、ソフトランディング期待を受けた買いにダウは持ち直し、終盤にかけプラス圏を回復し相場を支えました。
NYダウは取引終盤にかけてプラス圏に回復となり終値38,769.66ドル、前日比+46.97ドル、ナスダック総合指数は、先週末の流れを引き継ぎ米半導体大手エヌビディアやIBM、AMDなど半導体、ハイテク銘柄が利益確定の売りがはいり終値16,019.27ポイント、前日比-65.84ポイントとなりました。
筆者は米国株をこう見る。
NYダウも崩れるか?というところから買戻しが入り、ナスダック総合指数も思った程の下げとはなっておらず米国市場の底堅さが改めて確認できていると言えますね。セクターで見ましても相場上昇に出遅れていたディフェンシブ株や一部の消費関連が買われています。
本日は重要指標の一つ米2月CPI(消費者物価指数)がありますが長期金利に影響が出やすい指標ですので、ハイテク株に影響がでやすいことから、ここを見てからという動きも多くみられます。無理せずCPIを見て相場の方向感が出てからで宜しいかと思います。
日経平均株価は売り一巡後に下げ幅を縮小!グロース市場が強い反発!
本日の日経平均株価は、米半導体株などハイテク株に売りが優勢の展開、米CPIを控えていることもあり値がさのハイテク銘柄を中心に売り物が寄付きはでましたが、売り一巡後は昨日下げすぎた反動から下げ幅を縮小となりました。プラス圏での引けとはなりませんでしたが、東証プライムの値上がり1,078銘柄、値下がり528銘柄ですので大型の一部以外はほぼ反発したと言えますね。
日経平均株価は終値38,797.51円、前日比-22.98円、TOPIXは終値2,657.24ポイント、前日比-9.59ポイントとなりました。証スタンダード市場は値上がり1011銘柄、値下がり441銘柄、東証グロース市場は値上がり423銘柄、値下がり112銘柄となりました。
日本株に対して筆者はこう見る。
まあ油断はできないのは間違いないと言えますが、米CPI、そして来週は日銀政策金利決定会合があります。植田総裁は「景気は一部統計で弱めの動きも緩やかに回復」「(金融政策決定会合について)今週は追加的なデータも出てくる、総合的に判断し適切な判断下していきたい」などと述べ、政策修正について踏み込んだ発言をしていません。
ですが気になるところとしては、昨日TOPIX-2%を超えましたが日銀は買いを入れていません。勿論日銀もこれだけ株高の流れで-2%になったからシステマティックに必ず買うという方針は変えたと言えますが、ただ今まで当たり前に買っていたところが変わったというのはやはり注視しながら見ておくべきと言えます。
どちらかといえば、米CPIの結果次第では為替市場でドル円が急変動して円高方向となる可能性があります。そうなりますと輸出関連など売られやすい、相場をけん引していた半導体株もどういった動きを見せるかわからない。
こういう状況の時は無理せずにキャッシュポジションを作っておくというのがセオリーですし、信用買い全力という姿勢をしている投資家は警戒しておくべきと言えますね。
投資家人気のさくらインターネット(3778)はSTOP安!三井E&S(7003)も下落!リバウンド狙うポイントはココ!
本日の相場で昨日はブログでさくらインターネット(3778)の反発ラインを5000円割れまでは見たほうが良いと記載しましたが、今日は寄付きはしましたがSTOP安となりました。今まで人気化となっていた銘柄ですが、下手にリバウンド狙いでいくと危ないかと思います。
じっくり5000円割れまで見てからでも宜しいかと思います。
何よりもセクターローテーションとなりAI、半導体から別のセクターに資金が向かう様な動きとなりますと、まだ大きな下げが来る可能性があります。という部分は念頭に入れておくべきでしょう。
一つミスした…と言える銘柄としては、ITアウトソーシング・BPOサービスやシステム開発・保守を手掛けるロココ(5868)が急伸していますが、これは結構周りで騒がれていた銘柄ですので個人的に注目はしていたのですが、後場から一気にきましたね。
ただこの銘柄は結構煽りが入っていた銘柄です。ただチャート的には上場来高値更新して青天井チャートとはなっていますし、PER15.7倍、PBR2.18倍ですので割高という感じもありませんし時価総額50億円ですので、環境良かったら結構いきそうな雰囲気はあります。ですが先程も記載した通り、煽りが入っている銘柄ですので割り切りで!
今日も下げとはなりましたが、三井E&S(7003)はここからまだ押すようでしたら、個人的にはかなりありかな?と思っています。理想的には1500円まで待ちたいですが、ポテンシャルを考えてもそこまで押すとは思っていませんが…、大きな急落きたら攻めたい銘柄と言えますね。
後は年明けにも記載したJHD(2721)がここ最近きていましたが、本日は下落、相場と逆行する動きを続ける銘柄となっていますが、決算後からは和解も成立、大株主の中谷氏の玉も減少と色々と改善が見られています。これも下げたところは注目してみる価値有りますね。
トンピンさん銘柄のマツモト(7901)がSTOP高!ただ不用意な飛びつきは要注意!
トンピンさん銘柄のマツモト(7901)がSTOP高となっていましたが、ただじゃ転ばないというか凄いですねw
一旦Xのフォローを外してSTOP安連発したかと思ったら、再フォローしてSTOP高、トンピンさん銘柄のデータセクション(3905)も急反発していました。
個人的にはマツモトは再フォローしていますので、もう一発大きいのはあると見ています。ですが3月18日に決算がありますのでちょっと触るのは怖いところです。だったら引き続き本命として位置付けている海帆(3133)の25日移動平均線くらいまでの下げを狙うというのが宜しいかなと思います。
※投資は自己判断でお願い致します。
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