全く余計な発言してくれて…
その一言ですが、昨晩の米国市場は、FRB高官のウォラー理事が「努力は報われ始めたが、まだこれからだ。長い戦いになるかもしれない」、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も「追加利上げの必要性を主張」しました。
FRB高官の相次いでの「タカ派」姿勢を示した事で、金融引き締め継続を改めて示唆、米利上げの早期停止観測や年内の利下げ期待が後退となりハイテク株を中心に売りが入りました。さらにアルファベットは傘下グーグルのAI(人工知能)を使った自動応答ソフト(チャットボット)「バード(Bard)」が不正確な回答を生成した事を受けて同社株は-7%を超える急落…
主力ハイテク株のメタプラットフォームズやアマゾンも売られ、好調な推移だった半導体株も売りが入りSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は前日比-2.19%となりました。アルファベットの悪材料は仕方ないにしても、FRBパウエル議長の発言を通過後に、相次いでFRB高官の利上げ発言は参ったものですね。
日本株も米主要3指数が揃って反落となった事から寄付きから優勢のスタートとなりました。東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)など値がさの半導体株が売られる状況となりましたが、日本は円安恩恵という意識が投資家の中で根強くありますので、売り一巡後は買戻しが入り引け前に日経平均株価はプラス圏に浮上する場面もありました。
後場から買戻しが入った背景にはトヨタ(7203)の決算発表が好感となり指数をけん引したという感じですが、昨日の任天堂(7974)に続いて円安メリット銘柄でしたので為替レートの問題や半導体不足の影響でストンときたら危ないと思っていましたが、販売台数など含め下方修正がなくて良かったです。
今の日経平均株価の空売り比率合計は43.3%となり、前日44.6%と比べて減少しています。
空売り比率が低いから強気ではなく、市場は空売りを溜めて上に上がるという傾向があります。45%超えていて今の株価水準なら、踏み上げというパターンもあるのですが、VIX指数も上昇していますし、ちょっと投資家心理にブレが出てきそうな気配があります。
仮想通貨も米国が仮想通貨で利回りを受け取れるステーキング禁止や米仮想通貨取引所のクラーケンにSECが調査との報道が流れストンと落ちています。
個人的には全然強気姿勢は変わらずですが、日経平均株価は27500円でも攻防となっていますし、ちょっとした悪材料で27300円位まで押し目を入れそうですが、そこまで来たらガツンと買ってみようかな?と思っています。ただブレが激しい相場ですので引き続き注意して取り組んでいきましょう。
それでは株プロの短期急騰期待のできそうな注目銘柄をPICKUPしました。
株プロサラリーマンの注目銘柄 シーズメン(3083)
シーズメンは東証グロース上場、旧キャビンの紳士服事業部が分離独立し1989年に創設、全国のショッピングセンターを中心にアメリカンカジュアルの「METHOD」が主力とし派生ブランドで和柄・和風をテーマにした「流儀圧搾」も展開、2021年11月30日にエスニックなファッションや雑貨を展開する「チチカカ」を買収、2022年3月1日に完全子会社化、現在はメタバース領域に進出、新規事業「ポリゴンテーラーインポート(POLYGON TAILOR IMPORT)」を開始、カジュアル衣料の小売り専門店の企業です。
同社のテーマですが、「和装・呉服」 「カジュアル衣料」 「アウトレット」 「紳士服」 「ジーンズ」 「メタバース」に該当します。
保有ブランドは「アジトポイント」 「グリーン アンド リープス」 「ポリゴンテーラーインポート」 「ポリゴンテーラーファブリック」 「メソッド」 「流儀圧搾」 「AGIT POINT」 「Green&Leaps」 「METHOD」 「POLYGON TAILOR FABRIC」 「POLYGON TAILOR IMPORT」となります。
シーズメン(3083)はメタバース領域にも参入!サイフ株式会社が6.94%大量保有報告を提出!
シーズメンはメタバースファッション事業の更なる拡大を目的に、ファッションブランドのメタバース参入支援を行う新規事業「ポリゴンテーラーインポート(POLYGON TAILOR IMPORT)」を開始しており、外神田商事との業務提携によってメタバースファッション専門アパレルブランド「ポリゴンテーラーファブリック(POLYGON TAILOR FABRIC)」をスタートしています。
同事業の最初の取り組みとして、デザイナー落合宏理が手掛ける「ファセッタズム(FACETASM)」のメタバース領域における商品の展開や、バーチャル店舗ブースの開発の動きもしておりメタバース関連の注目銘柄と言えます。
その同社をサイフ株式会社が6.94%大量保有報告を提出しているのですが、このサイフ株式会社はJDドットコムADRをはじめとする中国京東グループの企業です。保有目的は純投資としていますが、中国京東グループの日本支部の関係会社が取得単価が1000円で市場外買い付けしています。
これが好感されて株価は急騰、STOP高を連発、本日値幅制限解除で1249円まで上昇しましたが利益確定売りがでて現在の株価位置は900円と急落…
ただ昨日の今日で大量保有を出しているサイフ株式会社が売ってるとは思えませんし、メタバース関連で時価総額26億円ですので、サイフ株式会社のさらなる保有割合が増加など出れば思惑が強まってもう一度相場になる可能性は高いです。短期急騰して一旦飛びついた投資家の売りが一巡したら、その後は急反発の可能性は高いかな?と見ています。
※あくまで上昇の見込みがありそう…というだけですのでチラシの裏感覚で見てもらえたらと思います。投資は自己判断でお願いします。