夏休みシーズンですが、台風直撃などは悲しい事態ではありますが、インバウンド(訪日外国人)は益々増加傾向となっています。
コロナで大打撃を受けた観光業も、2022年に入ると世界的に水際対策が緩和から、日本も観光目的以外の外国人の新規入国が再開。
政府は国内旅行では全国旅行支援をし、外国人の個人旅行の受け入れも再開されたことで、需要が回復しました。そして今では東京、大阪、京都、福岡、北海道などは多くの訪日外国人が訪れています。
今までは東南アジア、韓国、欧州の観光客が目立っていましたが、遂に中国は8月10日、日本への団体旅行を解禁すると発表しました!!
中国人の団体旅行解禁は業績に恩恵特大!「インバウンド完全復活の期待!」
インバウンド重要の拡大から求人検索サイト「インディード」の調査で、6月の観光業の求人数は外国人観光客の受け入れが大幅に緩和された去年10月と比べて2倍近くとなっていますし、求人の検索ワードは「インバウンド・外国人」というキーワードは2.3倍と増加傾向となっています。
過去を考えても「爆買い」と言えば中国、中国と言えば「爆買い」と認識されています。日本製品への人気はパブロンゴールドが「神薬」と呼ばれて日本のドラッグストアから無くなったりとありましたが、「中国人の日本製品の人気は相変わらず絶大」と言えるでしょう。
そこで億トレサラリーマンが本命視します「インバウンド関連3銘柄」を記載します。
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億トレ注目のインバウンド関連銘柄 9723 京都ホテル
東証スタンダード上場、PER22.6倍、PBR1.23倍、配当利回り0.9倍、時価総額7052億円
1927年設立の名門ホテル、京都市中京区の「ホテルオークラ京都」と同市下京区の「からすま京都ホテル」の2拠点があり、ホテル館内のレストラン経営に注力するホテル、飲食関連の企業です。
直近の8月10日の決算では、大型宴会獲得のため、大学や地元大手企業、金融機関向けへの営業強化、宿泊は訪日客戻り、稼働率・客室単価とも高水準となり、24年3月期第1四半期(4-6月)の経常損益(非連結)は2億8300万円の黒字(前年同期は3500万円の赤字)に浮上、通期計画の1億2000万円に対する進捗率が235.8%となっています。
インバウンド人気の高い日本の観光名所と言えば京都ですが、世界人気都市ランキングで京都は1位を獲得しており、日本で外せない観光地です。
国内旅行客は勿論ですが、インバウンド需要で業績のさらなる拡大が期待ができます。今期は復配の期待もありますので小型のインバウンド本命銘柄と言えるのではないでしょうか。
億トレ注目のインバウンド関連銘柄 3099 三越伊勢丹HD
東証プライム上場、PER95.7倍、PBR7.17倍、配当利回り0.38倍、時価総額95.7億円
伊勢丹と三越の経営統合で2008年に共同持株会社として設立。旗艦店の新宿伊勢丹、日本橋三越は全国屈指の売上高を誇る百貨店首位の企業です。
直近の8月3日発表の24年3月期決算は、売上高は継続堅調な国内需要に加えインバウンド回復により大幅増収、118,680百万円(前年同期比16.8%増)、営業利益は8,654百万円(同118.3%増)となっています。
通期業績予想を上方修正。第1四半期の業績結果および足元の業績動向を踏まえ、売上高を515,000百万円(前回予想比1.0%増)、営業利益を38,000百万円(同8.6%増)に修正しています。
現在、中期経営計画(23年3月期~25年3月期)に取り組んでおります。重点戦略として、個客とつながるCRM戦略「百貨店CRM戦略」では、百貨店CRMの強化と新規会員の獲得により、更なる識別顧客基盤を拡充しています。
高感度上質”戦略「(個人)外商施策」では、三越伊勢丹の取組みを地域百貨店に拡大展開し、購買力の高い既存顧客の深堀りの徹底と、新規顧客獲得を推進、世界に向け、日本の強みを提供しています。
日本百貨店協会が7月24に発表した『2023年6月 全国百貨店売上高概況』では、「6月の売上高は7.9%増と16か月連続のプラスとなっていますが、インバウンドが、一段と高い伸びを見せ320.3%増、売上高280億円と、コロナ禍の2020年2月以降、最高額となっています。中国の団体旅行が加われば第2四半期も底堅い業績推移が見込めるといえますね。
億トレ注目のインバウンド関連銘柄 9722 藤田観光
東証プライム上場、高級宴会場「椿山荘」の婚礼・高級ホテルに加え、「ワシントンホテル」「ホテルグレイスリー」などのビジネスホテルにも注力、箱根で展開する旅館「箱根小涌園天悠」、温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」などの箱根リゾート事業も運営するインバウンド需要の高い企業です。
柱のビジネスホテルはレジャー客は好調に推移、23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は25億円の黒字(前年同期は35.1億円の赤字)に浮上し、従来予想の10億円の黒字を上回って着地。
併せて、通期の同損益を従来予想の35億円の黒字から53億円の大幅黒字とし、51.4%上方修正を発表しています。
宿泊関連の需要が旺盛となっていますし、客単価の上昇も業績に貢献しています。叩かれまくってはいますが、政府の進めるブライダル補助金関連での本命銘柄と言えますので億トレのインバウンド関連の本命株と言えます。