
こんにちは、億トレサラリーマンです。
以前、億トレが「親子上場関連の本命株【3銘柄】をPICKUP」という記事でご紹介していた日本道路(1884)について、親会社である清水建設(1803)より完全子会社化に向けたTOB(株式公開買付け)が発表されました。この展開は、億トレの読者の皆様にとって大変良い材料なのではないでしょうか。
発表されたTOB価格は1株あたり2,520円、買い付け期間は本日5月15日から6月25日までの約1ヶ月間で実施される予定です。億トレがTOB期待本命株としてご紹介した時点での終値1,794円と比較すると、実に40%高という大幅な上昇を記録しています!
現在、東京証券取引所は海外からの投資資金を集める目的で、親子上場の解消を積極的に進めています。この流れは今後も継続すると見られ、多くの親子上場企業にとって大きな転換点となることが予想されます。特に注目すべきは、親会社が完全子会社化を目的としてTOBを実施する場合、東京株式市場では買付価格のプレミアム(上乗せ幅)が非常に大きい傾向があることです。
このプレミアムの大きさこそが、TOB狙い投資戦略の最も魅力的な点です。今回の日本道路の事例でも明らかなように、適切な銘柄選定ができれば、短期間で大きな差益を獲得できる可能性があります。投資家にとっては、リスクを抑えながらも高いリターンを狙える絶好の機会だと思います。
日本道路の成功事例を参考に、今回の記事は、【TOB特集】億トレ厳選の日本道路(1884)がTOBで急騰!次なる注目TOB期待銘柄《第1弾》をご紹介いたします。今回の日本道路の成功事例を参考に、同様の条件を持つ企業を徹底分析し、高い確率でTOBが期待できる銘柄をセレクトしました。親子上場の状況や業界動向、株価の割安感など、様々な角度から検証して厳選しています。これからの投資判断にぜひ役立てていただければと思います。
※2025年5月15日のデータを参照しています
【TOB特集】億トレ厳選の日本道路(1884)がTOBで急騰!次なる注目TOB期待銘柄《第1弾》
ピーエス・コンストラクション(1871)ってどんな企業?
ピーエス・コンストラクションは、プレストレスト・コンクリート(PC)技術を核とした総合建設会社です。1952年に設立され、当初はピー・エス・コンクリート株式会社という社名でしたが、2024年7月1日に現在の社名に変更しました。本社を東京都港区に構え、土木事業と建築事業を両輪として展開しています。特に、PC技術においては、日本で初めて工業化に成功したパイオニアとしての長い歴史と実績を有しており、橋梁、道路、トンネル、鉄道などの社会インフラから、高層ビル、マンション、商業施設などの建築物まで、幅広い分野でその技術力を活かしています。2023年12月、大成建設(1801)が株式公開買付けにより同社の議決権の過半数を取得し、現在は大成建設の連結子会社となっています。
同社の主力事業は、PC技術を駆使した土木・建築工事の設計・施工で、国土強靭化関連の有力株としても注目しておきたい銘柄です。土木分野では、長大橋梁や高速道路、鉄道高架橋など、高度な技術力と耐久性が求められる構造物の建設で強みを発揮しています。特に、PC桁の架設工法や、地震に強い構造物の設計・施工技術は業界でも高い評価を得ています。建築分野においても、PC技術を活かした耐震性や耐久性に優れた建物の建設に実績があり、近年では、意匠性の高い建築物や、免震構造、制震構造を取り入れた建物の建設にも注力しています。
ピーエス・コンストラクションの強みは、長年にわたり培ってきたPC技術に関する豊富な知識と経験、そして高い技術力にあります。自社内に研究開発施設を持ち、常に最新技術の開発や工法の改良に取り組んでおり、顧客の多様なニーズに対応できる技術提案力も強みの一つです。また、プレキャストPC部材の製造工場を保有しており、高品質な部材の安定供給と、現場での工期短縮、省力化、環境負荷低減に貢献しています。親会社である大成建設との連携を強化することで、より大規模なプロジェクトへの参画や、新たな技術開発、経営基盤の強化などが期待されています。今後は、PC技術の更なる進化を図るとともに、環境に配慮した持続可能な社会の実現に貢献する建設事業を展開していくことが期待されます。
ピーエス・コンストラクション(1871)の注目点
▼26年3月期は減益見通し
2026年3月期の業績見通しで減益予想としている主な理由は、前期に比べて土木・建築事業の利益率が低下する見通しだからだそうです。具体的には、2025年3月期の連結経常利益が前期比58.2%増の122億円と大幅増益だったのに対し、2026年3月期は前期比23.3%減の94億円に減少する見通しとなっています。
親会社である大成建設との連携力の向上を目的として完全子会社化を進める可能性が高いと予想されます。
▼日本道路をTOBした清水建設(1803)と競合
ピーエス・コンストラクション(1871)の親会社である大成建設と日本道路のTOBを発表した清水建設は競合企業であることから、同業界にTOBによる競争力の向上の流れができつつあると見ることができます。
ピーエス・コンストラクション(1871)の株価動向と予想

東証プライム|PER12.2倍|PBR1.31倍|利回り4.95%|時価総額767億円
2023年初頭に600円近辺で推移していた同社株価は、明確な上昇トレンドを形成しながら現在は1,600円水準まで大幅に上昇しています。約2.7倍という顕著な値上がりを記録したにもかかわらず、トレンドは依然として強固であり、テクニカル指標においても弱気シグナルは観測されていません。中長期的な上昇トレンドは継続すると判断できます。短期的な調整局面が訪れた際には、押し目買いのタイミングを見計らったエントリーが有効な戦略といえるでしょう。
億トレの経験上では、TOB(株式公開買付け)の可能性が高いと予想されますので、短期的な値動きに一喜一憂することなく、押し目局面での段階的な買い増しを行いながらTOB発表の好機を待つ投資スタンスが最適ではないでしょうか。M&A候補としての魅力も高く、TOB時の大幅なプレミアムに期待しましょう。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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