
こんにちは、億トレサラリーマンです。
現在、東京株式市場では企業の株主還元姿勢が強まっており、その動きが投資家の間でも注目を集めています。2026年3月期の配当予想を開示している上場企業のうち、約2000社のうちおよそ900社が増配を計画していることが明らかになっており、全体の4割以上が前年よりも配当を引き上げる方針を示しています。こうした増配の流れは、企業の利益が安定していることに加え、株主に対する利益還元を積極的に進める姿勢の表れといえます。
近年、東京証券取引所は上場企業に対して資本効率の改善を強く求める方針を打ち出しており、自己資本利益率(ROE)や株価純資産倍率(PBR)といった指標を重視した経営が求められています。このような環境のもと、多くの企業が株主に対する姿勢を見直し、自社株買いや配当の増額といった形での還元を強化する動きが広がっています。
さらに、こうした流れを後押ししているのが、2024年からスタートした新しいNISA制度の影響です。投資の利益が非課税となるこの制度の拡充により、配当を重視する個人投資家が一段と増加しました。従来の株価値上がり益だけでなく、安定したインカムゲイン(配当収入)を重視する傾向が強まっており、それに応えるかたちで企業側も持続的な配当政策を打ち出すようになっています。個人投資家にとっては、配当利回りの高さが投資先選びの重要な指標となりつつあり、銘柄選定において一つの指針となっているのは確かです。
しかし一方で、配当利回りの高さだけを根拠に投資を判断するのは、現在の相場環境においては慎重さが求められる局面でもあります。ウクライナ情勢や中東の地政学リスク、さらには世界的な金利の動向やインフレの持続といった外部環境は依然として先行きが不透明であり、こうした不確実性が株価に大きな影響を与える可能性があるからです。高利回りの銘柄には、業績の先行きに不安があるがゆえに株価が低迷しているというケースも含まれており、「高配当=安心」とは一概には言えません。
そこで重要となるのが、配当の原資となる企業の業績です。足元の業績が堅調であり、かつ中長期的な成長見通しが立っている企業による増配であれば、その配当政策には持続性があり、株価の下値リスクも比較的小さく抑えられる可能性が高まります。こうした企業は、単なる高配当銘柄というだけでなく、安定した資産形成を目指す個人投資家にとっても、長期的な投資先として検討する価値がある存在といえるでしょう。
このように、増配をめぐる企業の姿勢や投資家の関心の高まりは、東京市場における新たなトレンドを形成しつつあります。今後も企業の配当政策や業績の動向には注目が集まることが予想され、投資判断においてはその中身を丁寧に見極める姿勢が一層求められそうです。
今回の記事では、【注目銘柄特集】4%超高配当&連続増配と積極還元の厳選優良成長株〈1銘柄〉をご紹介したいと思います。
配当利回り4%以上と高配当かつ足元の業績が好調で株価指標面でも割安感のあるおすすめの銘柄を厳選しましたので、銘柄選定の際にご参考いただけると嬉しいです!
※2025年6月17日のデータを参照しています
【注目銘柄特集】4%超高配当&連続増配と積極還元の厳選優良成長株〈1銘柄〉
トーモク(3946)

東証プライム|PER6.7倍|PBR0.51倍|利回り4.56%|時価総額551億円
企業概要と強み
トーモクは、段ボール製品の製造・販売を主力とする総合パッケージのトップメーカーです。1940年に創業し、東京都千代田区に本社を構えています。段ボールシート、段ボールケース、美粧段ボール、さらに紙器や軟包装材など、幅広い包装資材を提供しており、食品、飲料、家電、物流など、多岐にわたる産業分野を顧客としています。また、包装資材の提供にとどまらず、包装設計や物流効率化の提案といったソリューション提供にも力を入れています。
同社の強みは、全国に展開する製造・物流拠点ネットワークと、顧客の多様なニーズに対応できる高い技術開発力です。特に、環境負荷低減に配慮した製品開発に注力しており、再生紙の利用促進や、省資源化に貢献する軽量段ボールの開発などを積極的に行っています。
環境意識の高まりから、プラスチック削減への動きが加速する中、段ボールや紙素材の包装の需要が再評価されており、トーモクもその恩恵を受けています。特に、オンラインショッピングの拡大に伴う宅配需要の増加は、段ボールケースの需要を押し上げています。また、同社はスマートパッケージング技術の導入にも力を入れており、QRコードやRFIDタグを組み込んだ段ボールの提案を通じて、物流のトレーサビリティ向上や在庫管理の効率化に貢献しています。さらに、顧客企業のサプライチェーン全体を最適化するためのコンサルティングサービスも強化しており、単なる包装材の供給者ではなく、顧客のビジネスパートナーとしての役割を深めています。
注目ポイント
PBR0.5倍台と企業の清算価値を大きく下回る水準にあり、資本効率の改善に向けて、株主還元の強化や収益性の底上げを進めています。配当方針としては段階的な配当性向の引き上げを掲げており、2026年3月期には目標の30%に達する見込みになっています。
年間配当は130円(前期比+30円)まで増配される予定となっています。業績面では堅調な成長が続いており、段ボール事業や物流部門の価格改定が寄与して、今期の営業利益は前年比17.5%増の110億円と、2期連続で過去最高を更新する見通しとなっている。決算発表後は株価が昨年7月以来の高水準に上昇しているが、依然としてPERは6倍台、PBRは約0.5倍、配当利回りは4.7%前後と割安感が際立つ銘柄です。
PBR(株価純資産倍率)とは?
会社の「資産の価値」と比べて株価が高いか安いかを見る指標です。1倍より低いと、会社を解散して資産を売った場合よりも株価が安い可能性があり、「割安株」と見なされることがあります。
株価動向と予想
は昨年の高値圏からの調整を経て、直近で移動平均線をすべて上抜ける強い上昇トレンドに転換しており、特に13週線が上向きに転じている点は明確な買いサインともいえます。出来高も伴って高値圏に張り付いており、押し目を待つ投資家の存在がうかがえ、3,000円突破も視野に入ります。下値は2,600円付近に複数の移動平均線が集まり強い支持帯を形成しており、仮に下げても限定的と見られます。中長期的には上昇波動の初動と捉えることもでき、さらなる高値更新が期待されます。
短期的な調整があったとしても中長期的な投資価値は高いと判断しています。ポートフォリオへの組み入れを強くおすすめしたいイチオシ銘柄です。相場の流れを見極めながら、ぜひ検討してみてください。
※あくまでもこの記事は億トレの個人的な予想と見解で記述してあります。投資の際にはご自身の判断で余裕資金内で行ってください。
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